デザート・ロンメル
でざーとろんめる
CV:玄田哲章
一年戦争終戦後、停戦命令に従わず残存戦力を再編したゲリラ部隊の指揮を採る旧ジオン軍人。階級は中佐。
厳格で苛烈、冷徹な軍人にして熱狂的なザビ家信奉者であり、徹底抗戦の道を選んだのもその思想に由来する。小説版ZZにてガルマ・ザビ麾下だったと自身で述べている。
かつては武人的な部分も持ち合わせていたが、ゲリラ活動を続けていくうちに頑迷固陋に変質していったと見受けられる。
それでも、データ不足の相手との交戦を良しとしない慎重さや現地アースノイドとの婚姻を認める等、優れた軍人・統率者としての面もうかがえる。
一年戦争時は砂漠の地の利を活かした作戦を展開した事で当時の連邦軍を苦しめた砂漠戦のエキスパートであり、「砂漠のロンメル」の異名を取る(なお「デザート」は英語で砂漠を意味する為、デザート・ロンメルの名が本名であるかは不明)。
一年戦争時の第一世代モビルスーツを操りながらも第三世代モビルスーツと互角の戦闘を展開するなど、パイロットとしても優秀である。
「GUNDAM LEGACY」において描かれた一年戦争終戦直後の話ではゲラート・シュマイザー率いる闇夜のフェンリル隊と合流する。
一年戦争終結から8年後、ネオ・ジオン軍の地球侵攻に呼応してエゥーゴのガンダム・チームと交戦するも、部隊は全滅し、自身もジュドー・アーシタの駆るΖガンダムとの戦闘で頑迷であることを指摘されながら戦死した。
なお、戦闘後彼が拠点にした村に水などの補給のために立ち寄ったガンダムチームであるが、物資はもらえたものの歓待ムードではなかったことから地元住民受けは悪くなかった模様。
小説版ではハンマ・ハンマを撃墜されたのちに辛くも生き延びる再びネオジオンにはせ参じるも自分と相性の悪いキャラ・スーンにかつての部下のゴットン・ゴーが甲斐甲斐しく仕えているのを目の当たりにして居心地の悪さを感じたマシュマー・セロが同行したヤザン・ゲーブルとゲモン・バジャックとともにロンメル隊に合流。彼の戦死後その奮戦に敬意を示し興奮したマシュマーとそれを援護しようとしたヤザンもガンダムチームに返り討ちにされてしまうが、ヤザンは生き残り、後方で待機していたゲモンとともに以外を探して弔うことになった。
スパロボではハマーン周辺ばかりがクローズアップされる一方でガンダムZZ全体の扱いがいまいちなこともあり登場頻度は少なめ。
一方のギレンの野望シリーズではガンダムZZで唯一のシリーズ皆勤賞キャラ。
能力値はというと耐久を除いた戦闘ステータスはそれなり程度だが指揮関連が優秀な為方面司令官として重宝する。
特に、ハマーン・カーン率いるアクシズでは指揮官がジオン公国本編と比べて頭数が減るので要ともいえる活躍をする。