概要
MS-09H ドワッジ改(DOWADGE Custom)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、ジオン軍の量産型陸戦用重モビルスーツ。ロンメル部隊のデザート・ロンメル中佐が搭乗。デザイナーは小田雅弘。
ジオン公国時代にドムのバリエーションのひとつとして開発された旧世代のモビルスーツドワッジを、エースパイロット用に改修したモビルスーツとされる。しかし、型番があることから同様の機体が複数存在するという説、ロンメル機のみである説に解釈が分かれることがある。
両肩の装甲後部に大型ブースター4基を装備することでベース機より24,200kgの推力増加を果たし、更に運動性を向上させた。頭部のモノアイバイザーは大型化され、バルカン砲は2門に減らされている。
ロンメルのドワッジ改はさらに改修されており、全天周囲モニターの導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。
宇宙世紀0088年においてはすでに旧式機でありながら地の利を生かして善戦するも、ZZガンダム以下ガンダムチームの最新鋭機に破れた。
設定資料の中には地球連邦軍でも運用されていたと記述してある場合がある。
機体データ
諸元 | ドワッジ改/DOWADGE Custom |
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型式番号 | MS-09H |
頭頂高 | 18.2m |
本体重量 | 43.5t |
全備重量 | 87.4t |
出力 | 1,440kw |
推力 | 122,700kg |
センサー | 有効半径 8,800m |
装甲材質 | チタン合金(一部ガンダリウム合金使用) |
武装 |
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武装
ビームカノン
メインとなるビーム兵器。ドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が連邦軍基地から強奪したものとされている。形状はドライセンで未採用になったメガ・バズーカに酷似している。
ヒートトマホーク
ロンメルが専ら使用した近接格闘武器。
ヒートサーベル
近接格闘武器。劇中に於いて使用場面は見られなかった。
ガンプラ
『ZZ』放送当時に1/144スケールドムのリデコでドワッジ名義でガンプラ化(旧キット)されているが、ボックスアート及び成型色はドワッジ改のものになっている。ドワッジ改とドワッジでのコンパチになっている。
2019年にプレミアムバンダイ限定でドワッジに遅れる形で1/100スケール商品がMGとして発売された。