概要
MS-09G ドワッジ(DOWADGE)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』、小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する、ジオン軍の量産型陸戦用重モビルスーツ。デザイナーは小田雅弘。
ドムシリーズの最終量産型であり、背部にホイップアンテナを設置し通信能力が強化されている。
外見的にドムからの大きな変更はないが、背部熱核ジェット推進装置を強化し防塵処理を施し、脚部には航続距離延伸のためのドロップタンクが追加され、加速性及び作戦行動時間の向上が図られている。
武装面では、頭部にはバルカン砲4門を増設している。携帯するジャイアント・バズには、熱による砲身のゆがみを抑えるためのサーマルスリーブが追加されている。
ゲルググと並び一年戦争末期のジオン公国の優秀有力な決戦兵器と評価され、実戦投入が数か月早ければアフリカ全域はジオン勢力下のままであり、地球連邦軍の勝利はなかっただろうともいわれている。
一年戦争後には地球連邦軍(但し設定においてのみ)やネオ・ジオン、アフリカ解放戦線でも近代化改修を施されて運用され、UC0096年のトリントン基地襲撃においても、ドム・トローペンやザク・デザートタイプと共に運用された。
なお、劇中ではドワッジ改も含め、全種一括して「ドム」と呼称されている。
余談であるが、ドワッジという名前は機動戦士ガンダム1作目における製作中のドムの仮名である。商品化にあたりザクやグフと同様に子供でも呼びやすい名前にする必要があったため、倒されて爆発するやられ役っぽい「ドム」という名前がつけられた。
ガンプラ
『ZZ』放送当時にドムの1/144スケールガンプラの成型色変更及びパーツ追加のリデコで発売。アマサ・ポーラのドワッジとデザート・ロンメルのドワッジ改と選択式。成型色はドワッジ改のものになっている。パッケージでもドワッジ改の後ろに描かれているが、携帯している武装がディザート・ザク付属のロケット・ランチャーになっている。
2019年にはプレミアムバンダイ限定でMG化された。
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