概要
機動戦士ガンダムの登場人物、黒い三連星の一人、オルテガが搭乗機のドムで見せた技である。
フォーメーション攻撃である「ジェットストリームアタック」を仕掛ける黒い三連星だったが、
二度目の初段を読まれマッシュ機は撃墜されてしまう。ガンダムに追撃をかけようとする
オルテガ機だったが、そこにマチルダ・アジャンの乗ったミデアが体当たりを敢行。
仲間を殺されたうえ、仇であるガンダムを撃破する絶好のチャンスを阻まれたオルテガは激昂し、
組んだ両手を頭上から打ち下ろしてミデアのコックピットを叩き潰し、撃墜した。
プラモデルやアクションフィギュアでの再現パーツの定番になっている他、ゲーム作品でもドム系MSの格闘攻撃として再現される事がある。
ただしこの名称は公式では無く、正式名称をダブルスレッジハンマーというプロレス技のひとつである。
オルテガハンマーという名称は、ジオン大好きで知られる漫画家徳光康之氏の作品である
『濃縮おたく先生』『妹ガンダム』『それいけ!!松戸アングラー隊』等に登場したほか、
ガンダムエース掲載のイベントレビューなどを通してガンダムファンの間で広まっていき、
定着していったものと思われる。
ドラゴンボール等のバトル漫画やアニメにおいて、この手の攻撃手段は随分昔から見かけるが、正式な技名の知名度が低いので、近年はこの構えを見るとオルテガハンマーと呼ぶ人も増えてきた。
実際にやってみた
実際に両手の指を組んだ状態で相手を打撃すると指や手首を骨折するリスクが非常に高い。
その為、プロレスや格闘技で繰り出される場合は、握りこぶしをもう片方の手で包むか
両手とも握りこぶしにし、くっつけて打ち下ろすという形式が取られる場合が多い。
主に直前の攻防でダメージを受け、前かがみになった相手の背中を打撃して
叩き潰すという流れが定番だが、トップロープからの跳び技として繰り出される事もある。
有名な使い手としてはランディ・サベージが挙げられ、トップロープから
リング内の相手に繰り出す以外にもランニング式、場外へ向けての落下式など
様々なバリエーション技を試合の組み立てに活用していた。
関連タグ
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