「戦争という破壊の中で、ただ一つ、物を作っていくことができるから…かしらね」
「戦いは破壊だけでも、人間ってそれだけでは生きていられないと私には思えたからよ」
CV:戸田恵子
人物
レビル将軍の特命により、ミデア輸送機のみという大胆な編成で護衛もなく、ホワイトベースへ赴き多量の物資を送ると同時に、ホワイトベース隊の戦闘データ回収の任務を続けた(このデータは、ジムの開発に大きく貢献している)。特に彼女の部隊による補給は、孤立無援で戦闘をし続け疲弊していたホワイトベースクルーにとって、物心両面において正に渇きを癒すオアシス、マドンナともいうべきものであった。
そしてまた、アムロ・レイ(当時16歳)にとっては、初めて明確に『女性』を意識させた、初恋の人に当たる。美人で性格もいいという事もあってWBクルーからは人気だったらしくカイ・シデンも彼女に対して好意的な発言をしている。
オデッサ作戦前の黒い三連星の強襲時には、エンジンの修理が終わったばかりのホワイトベースを救うため自らのミデア輸送機を発進させ、ガンダムにジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星のドムに機銃掃射をしながら割って入り、オルテガのドムへ体当たりを敢行する。しかし、攻撃を邪魔されて激怒したオルテガのドムにより、ミデアのコックピットを叩き潰され戦死した。
その後、ジャブローでマチルダの婚約者であったウッディ・マルデンが登場。彼女はオデッサ作戦が終わったら彼とジャブローで結婚式を挙げる約束を交しており、その時にはホワイトベースのクルーも式に招待するつもりでいたという事も語られ儚さを漂わせている(ウッディはこの話をした直後にガンダムを援護しようとホバーで出撃するもシャア専用ズゴックにコックピットを叩き潰されて戦死。奇しくもマチルダと同じような形での死であった)。
ゲーム作品(第四次スパロボ等)では大人になったアムロと出会うこともあり、その時にはお互いに一年戦争時代の関係性を「若き日の良き思い出」と認識している。