許嫁とは、男女関係の一例である。
解説
将来的に結婚することを誓い合うこと。
語源は「言い名付ける」とされ、古代日本において女性に名前を付けることはその女性として占有することを意味したといわれており、実際に『万葉集』にそれらを歌った和歌が存在する。
時代が下るにつれ、女性の婚姻を政治的な手段として、この許嫁制度が活用されていくことになり、戦国時代には完全な人身御供としての許嫁関係すらあった。
現在では日本国憲法・第25条や民法での建前上、許嫁制度は廃止されてはいるものの、良家の血を絶やさないためなどに、上流階級では許嫁制度を風習的に残している。
創作における許嫁
当然ながら、こうした男女関係のあり方は、古くから創作の格好の題材として取り入れられ、現在でも大いに利用されている。
パターンとしては……
- 見ず知らずの男女が、親の都合で許嫁にされる
- ヒロイン(王子役)が、許嫁とは別で存在する
- いわゆる幼馴染の代用
『許嫁』とされるキャラクターの一覧
女性キャラ
- 九頭竜もも子(すもももももも)
- 桜庭葵(藍より青し)
- 恐山アンナ(シャーマンキング)
- ルミカ(ポケットモンスター)
- 御嬢沙麻代(おぼっちゃまくん)
- 天道あかね(らんま1/2)
- 柏崎星奈(僕は友達が少ない)
- 火々里綾火(ウィッチクラフトワークス)
男性キャラ