作品情報
作者 | 荒井チェリー |
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フォーマット | 4コマ |
ジャンル | 学園モノ・ラブコメ |
出版社 | 一迅社 |
連載誌 | まんが4コマぱれっと→ComicREX |
連載開始 | 2009年6月号(マンガ4コマぱれっと) |
単行本既刊 | 全16巻+3巻(アンソロジー)+1巻(ファンブック) |
連載状況 | 完結(ComicREX2024年5月号) |
概要
荒井チェリーによる4コマ漫画作品。
元々は一迅社の「まんが4コマぱれっと」にて連載されていたが、該当誌が2022年4月号限りで廃刊となったため、同じ一迅社の漫画雑誌である「ComicREX」への移籍がアナウンスされているものの、ほかの元「ぱれっと」連載作が一斉に“再開”された2022年5月号の掲載は作者サイドの事情により見送られ、一足遅い同年6月号から連載されている。
ComicREX2024年5月号にて完結。15年もの長期連載に幕を下ろした。
ストーリー
家事完璧巨乳安産型の主人公・夜ノ森小紅は、ある日突然許嫁ということになっているらしい少年・三峰白夜と同居することになり!?
登場人物
本作の主人公で、巨乳安産型で料理が得意な普通の女子高生。
16歳の誕生日に許婚・白夜の存在を知らされ、彼女の生活は普通じゃないものとなる。
小紅の姉で、成績優秀・文武両道な生徒会長。学校では男女ともに人気がある。
だがその実態は極度のシスコン・ロリコンでへんたい。最近は真白にご執心。
突然田舎からやってきた小紅の許婚。長身でぼんやりした影の薄い少年。小紅と同い年。
無口で表情の変化も乏しいが、何かと小紅を気遣う。
白夜の妹で、小紅の小姑にあたるつよがりな幼女。「三峰の力」で小紅・白夜のクラスに転入してくる。
幼い外見の割に大人びた丁寧語を使うが、子どもらしい面も。天敵は紅緒。
小紅の友人。おっとりした天然タイプの眼鏡っ娘だが、妙に鋭いところがある。
紅緒の友人。生徒会副会長を務めるクールで毒舌な少女。紅緒の様に表には出さないが、彼女同様に幼児好きであり、保育士になるのが夢。
生徒会書記を務める、紅緒信者の少女。小紅らの隣りのクラス。
紅緒のお気に入りである真白をライバル視する。くれはと言う弟がいる。
新聞部の1年生で、このはの友人でもある活発な少女。空気を読まない行き過ぎた行動をとることもある。「凧糸が切れている系」。
小紅と紅緒の母親。離婚しており、女手一つで娘たちを育ててきたキャリアウーマン。
白夜と真白の母親。年齢不詳な和装美人で甘いもの好き。
このはの母親。白雪とは高校時代の同級生だった。
このはの弟。小学6年生。眼鏡をしていて、クールな感じ。前髪と眉毛がこのはに似ている。
三峰兄妹の従妹(白雪の姉の娘)で、真白にそっくりな幼女。
三峰兄妹の従弟で、初の兄。初と同じく、こちらも真白にそっくり。小学6年生。
小紅のクラス担任。
夜ノ森姉妹の祖父。小紅を白夜の許嫁にした張本人。故人。
TVアニメ
2014年1月から3月まで、朝日放送・TOKYO-MX、BS11、AT-X、ニコニコ生放送で放映された。
アニメーション制作は動画工房(後に同作者による『三者三葉』のアニメも制作)。
このほかOVAが2本(原作5巻特装版付録およびディスク1巻付録)、アニメPVが1本(原作4巻特装版付録)、ドラマCDが1本(ファンブック付録)制作されている。
各タイトルは登場人物の誰かが言うセリフから取られており、それが誰のセリフなのか予想することも放送当時の楽しみとなるようになっていた(といっても半分近くを紅緒のセリフが占めていたが)。
なお3話の「ラブコメの波動を感じる」は流行語にもなった。
各話リスト
話数 | タイトル |
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第1話 | 何事も最初が肝心です |
第2話 | ロリ小姑ってのも悪くないわ |
第3話 | ラブコメの波動を感じる |
第4話 | あれはただのへんたいです |
第5話 | これが経産婦だと |
第6話 | そうだ、小姑でうめよう |
第7話 | それはそれ、これはこれ |
第8話 | 妹の悲しみをいやすのは、妹 |
第9話 | くつじょくです、はずかしめをうけました |
第10話 | デレ期という単語を調べたら |
第11話 | ハンカチを楽しんでるのよ |
第12話 | わかってる?…わかってる |
OVA1 | 鴨肉って、緑っぽい味がするのね |
OVA2 | 見て、あれが私たちの泊まっている旅館よ。 |
OP・ED
- 「とまどい→レシピ」作詞・作曲:Junky 歌:みかくにんぐッ!
「まっしろわーるど」作詞・作曲:Junky 歌:みかくにんぐッ!
関連イラスト
関連動画
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4コマ漫画 荒井チェリー まんが4コマぱれっと 一迅社 みでし
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三者三葉 - 作者の別作品。当作品がギャグ7割ラブ3割なのに対し、あちらは9割9分ギャグ。2016年春アニメとして同じ制作会社でアニメ化される。ただし出版社と監督が異なる。
アイアムアヒーロー - 実写版(同じ東宝制作)にアニメ版の映像が一部使用されている(作者ツイート)。同作品の世界ではテレビ東京で放送されている模様。
外部リンク
小姑はロリっ子、姉はシスコン!?ドタバタラブコメ『未確認で進行形』
三峰、末次、駒ヶ嶺の家について(ネタバレ注意)
人ではない家柄であり、白雪が言うには魔物、化物、鬼、物怪と様々な呼ばれ方をされていて、明確な呼称はない。(以下、白雪の発言で最初に登場した「魔物」を仮の呼称とする)
10巻現在で魔物に該当するのは、三峰白夜、三峰真白、三峰白雪、三峰白雪の姉(駒ヶ嶺家当主)、駒ヶ嶺新、駒ヶ嶺初、末続このは、末続このみ、末続くれはの計9人。番外編やアニメ最終話に登場した村人も該当すると思われる。
特徴として
- 超人的な身体能力
非常に高い俊敏性と跳躍力を持つ。学校の屋上から飛び降りても、着地で足が痺れる程度。人類としては超人の部類である紅緒すら、幼児である初に鬼ごっこで敵わない程である。
逆に腕力面で優れている場面はあまりない。むしろ大荷物を抱えた白雪が動きを鈍らせた描写がある。
- 変化
動物へ姿を変えられる。ちなみに人間形態と動物形態の2種類のみで、その中間はない。一応人間形態が実態らしい。
今のところ、白夜の黒い大きな犬の姿、初の黒い猫の姿だけ判明している。どちらも人間形態は幼児期だったが、動物形態は小さくない。
ちなみに動物形態の時は全裸だが、人間形態に戻ると服も一緒に戻っている。なので身体機能ではなく、術の一種と思われる。また、幼児期は術が不安定なので、よく動物形態になってしまうらしい。
- 暗示等の術
人の認識を操ったり、デジカメ等の機械にも干渉出来る。ただし副作用なのか本人は写真写りが悪い。
これを駆使して、人間社会に紛れ込んでいる。実年齢が9歳の真白が高校に通えているのも、この術のおかげである。一時的に疑問に思っても、翌日にはそれすら忘れてしまう。ただし直接の正体を知ると暗示が機能しなくなるらしい。
- 五感は普通
このはも、母親のこのみもかつてはビン底眼鏡で、弟のくれはは一応普通の眼鏡で、強風が吹いている時は会話が聞こえない等、五感自体は普通の人間と変わらないらしい。
- 同族を嗅ぎ分けられる
個人差があり、白夜はこのはが魔物だとすぐ解かったらしいが、真白とこのはは気付かなかった。
- 人間との生殖が可能
三峰白雪の夫は普通の人間であり、子供を作る事などに支障があるとする描写は今のところない。
- 力の譲渡
事故で瀕死の重傷を負った小紅に白夜が能力の一部を譲渡し、命を救っている。ただし人ならざる力の為、体調を崩しやすくなってしまう。
しかも力を譲渡した者は魔物として半人前、された者は半分魔物の様な存在となるらしい。しかし力を渡されたからと言って都合よく魔物の力を使える訳ではない。
- 狭間への進入
狭間と言う普通の人では入れない場所に自由に入る能力がある。魔物が迎え入れなければ普通の人は滅多に辿り着けない。
三峰と駒ヶ嶺の実家(こちらもネタバレ注意)
人里離れた山奥にある。夜ノ森家から電車で20分、バスで30分、徒歩で15分と、1時間余りで行ける意外と近場。近所にはキャンプ場もあり、小学生が行事で来る事もある。幼い頃の小紅は祖父の運転する車で来ていたらしい。
しかし家やその周囲の空間は狭間にあり、魔物が迎え入れない限り普通の人は滅多にはたどり着けない。とある2人を除いては。時々部外者が迷い込む事もあり、その時は誤魔化すか、暗示で記憶を消している。
他の特徴として、周囲に霧が発生しやすい。霧が晴れても霞の様なものがかかっている。小紅曰く「風景の輪郭がちょっとだけなないろににじんでみえる」との事。Wi-Fiが通じていて、バス停となら携帯電話でも通話が可能。ただし位置情報を取得出来ない特異な空間となっている。
家屋は古いが、リフォームされていて綺麗。
温泉以外には何もなく、信号機が隣町に1つあるくらいに田舎らしい。