概要
漫画雑誌ビッグコミックスピリッツにて2009年から2017年まで連載されたSFホラー漫画。全22巻。
ZQNと称される所謂ゾンビを題材とした作品だが、パンデミック後の非日常となった世界で「それまでの社会に劣等感を抱いていた人々」の視点で淡々と物語が進んでいく。序盤はゾンビ映画のお約束的な展開も踏まえつつ、終盤では自己言及にまで及び、不条理な状況を生き抜く人々の様子が描かれている。
2016年に大泉洋主演で実写映画化され、スピンオフとして長澤まさみ主演で実写ドラマ化された。
同時期の他地域を描いたスピンオフ漫画「アイアムアヒーロー in OSAKA」「アイアムアヒーロー in IBARAKI」「アイアムアヒーロー in NAGASAKI」
8名の漫画家によるアンソロジー漫画「8 TALES OF THE ZQN」
アンソロジー小説「アイアムアヒーロー THE NOVEL」
が刊行されている。
ストーリー
物語は主人公・鈴木英雄の日常から始まり、恋人との喧嘩、上手くいかない仕事、ありふれた東京の景色が描かれる。
警戒態勢となっていく警察、厚労大臣の一時危篤と入院先での銃撃戦、そして全国に多発する噛みつき事件など、不穏な空気が徐々に漂い始める。英雄自身もタクシーに撥ねられ首があらぬ方向に曲がっても尚動いている女性を目撃する。
突如として謎の感染によるパンデミックが発生し、街中に食人鬼が現れ、そして襲われた人々も食人鬼となっていく異常事態が英雄の目前に広がる。英雄は樹海で出会った女子高生・早狩比呂美と共に非日常となった世界を逃げ惑う。
登場人物
演:大泉洋
本作の主人公。売れない漫画家。内向的な性格で、妄想癖に悩まされている。
クレー射撃を趣味としており、銃砲所持許可証および散弾銃を所持している。
演:有村架純
女子高生。地味な印象で学校ではいじめの対象となっていた。
演:長澤まさみ
看護師。アウトレットモールのコミュニティで英雄達と出会う。
演:片瀬那奈
英雄の恋人。
クルス
パンデミックを予言していた青年。裸にブリーフのみの姿で高い身体能力を持つ。
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