アンダーニンジャ
あんだーにんじゃ
漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載開始。
映画化もされた『アイアムアヒーロー』の作者である花沢健吾による漫画作品。
テレビアニメが2023年10月から TBS、BS11にて放送。アニメーション制作は手塚プロダクション。
2024年4月、実写映画化されることが発表された(公開時期や配給会社は”最高忍事機密”であるとして未発表)。
その後、同年8月に監督・福田雄一、主人公を山﨑賢人、ヒロインを浜辺美波が演じること、公開日が2025年1月となることが発表された。
太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織。
紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。
その数は約20万人ともいわれ、忍者は今現在も日本に存在している。
しかし、末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。その中の一人、雲隠九郎はある日、上からの指示で、最新鋭の装備と共にある高校への潜入の依頼を受けることとなった。
※キャストは「アニメ/映画」で記載。
雲隠一族
本作の主人公で、引きこもりニート下忍(ノンキャリ)。ニンドルネーム「No.9」。
無精髭を生やした青年で、17歳を自称しているが実年齢24歳。常に裸足。UNの山田美月と闘い死亡した筈だったが・・・。
九郎の弟。年齢20歳。ニンドルネームは「天(てん)」で、NIN最強の男とされる。学生時代は猿田や猫平をパシリに使っていた。九郎の死後、九郎の住んでいたアパートに住む。常に自走式防円盾「ASTNG」2個を所持している。
九郎の妹で雲隠一族唯一の女性。年齢16歳。十二郎とは二卵性双生児であり、どちらが姉か兄かを言い争う不仲な関係。講談高校襲撃事件の生き残りである野口の身辺警護をする。
九郎の弟で眼鏡をかけている。年齢16歳。ニンドルネーム「Jr.」。十一とは上記の件で不仲。九郎の死後、九郎の住んでいたアパートに住み、行われた戦闘の映像から情報分析を行う。
推定年齢32歳。ニンドルネームは「No.7」。番組『おっさんといっしょ』の「殺すお兄さん」役を務めていたが、番組中にUNの爆弾兵器の爆発により四肢を失った模様。
NINの忍者
下手くそなラップを言う長髪の男。名前は”奇跡”と書いて”ミラクル”と読む。忍研名誉会長「日々喧々諤々」の孫。卒業試験の際に九郎に落雷ポイントに誘い込まれ、落雷を受けてから耐電体質となる。忍務に失敗した上、UNである山田の攻撃により以前のように身体が動かせなくなったが、祖父が喧々諤々であることと山田の生体組織(鼻)を持ち帰ったため、処分も人体実験にも回されずNINから放逐され、UNの標的でもなくなった。
歴史小説家の吉田昭和の担当編集者である金髪のくノ一。若い男の臭いが嫌いで、むしろ加齢臭を好む。
小津の弟子でNIN最高幹部七人衆トップ「多羅」の孫。ウェストポーチとクマのぬいぐるみを所持している。ネオ七人衆を立ち上げ、老害と化した自らの祖父を含む七人衆の抹殺を企図する。
普段は宅配便「志能便」の配達員として勤務している眼鏡をかけた、元汁人の中忍。鬼首を勝手に帰国させたことと忍務失敗のため『おっさんといっしょ』に出場させられるが、UNと通じることで生還。七人衆筆頭「果心居士」を滅ぼすために下忍とUNの共闘を図る。
加藤の弟子で鈴木とは忍術学校時代の同期だったくノ一。海外で忍務に従事していたが、加藤の指示で日本に帰国した。講談高校を襲撃した猿田と刺し違えて死亡。
元一等忍尉で加藤や小津のかつての上司だが、忍務の為に下忍に降忍している。見た目は浮浪者のような太った斜視の中年男性だが、実は忍研が開発した摩利支天β版の装備を着たくノ一。UNと通じている。
蜂谷の師匠で准忍尉。普段は練魔区役所の職員をしている。
日比奇跡の師匠で日比乱乱の上司であるスキンヘッドの中忍。
日比奇跡の妹で、分析官のような役割をしている。過去に鬼首に左目を潰されており非常に憎んでいた。兄・奇跡の持ち帰った山田の生体組織から量産型山田を作って反撃に転じようと目論んでいる
日比奇跡と乱乱の祖父で、忍研の名誉所長兼忍者大学校の名誉学長。
NHK(忍者放送協会)の人気番組『おっさんといっしょ』の司会者のおばさん。
元汁忍の下忍。『おっさんといっしょ』に出演させられたが加藤と共に逃れた。
小津の部下であるくノ一。乱乱と同じく忍大学校を首席で卒業しているが、乱乱のことは嫌っている。
短髪に一点物のスカジャンを着た下忍。十郎・鈴木と共に加藤抹殺の忍務を受ける。
十一の後輩のくノ一で、「男だったらチンコでかそう」という理由で十一に付けられた渾名であり本名は不明。共に野口を護衛する。
NIN最高幹部七人衆のトップ。蜂谷紫音の祖父だが、若返りのため乳児の身体に脳を移植されている。
NIN七人衆の一人である婆さん。紫音が目する新七人衆に共感する実孫から退任を迫られると、権力は奪い取るものだと述べて孫と斬り合うが、最後は介入してきた十郎によって討たれる。
NINの前身組織を作った別名「七宝行者」。七人衆の先代ながら架空の存在であり、現在は空位ながら七人衆筆頭の名誉称号、そう忍たちからは認識されていたが、実は現在も存在し日本国民を集団洗脳するほどの催眠術を有している。
- 嶋田(CV:マシューまさるバロン)
外商部に所属する上忍。日々喧喧諤諤により手を毒手に改造されている。アレクセイの娘を人質に捕って指示を出していた男を、鬼首と連携して殺害し娘を取り返した。講談高校襲撃事件後、密かにネオ七人衆の側に就いていた。
- アレクセイ(CV:四宮豪(日本語)/マキシム・コレスニク(ロシア語))
国籍不明の外国人。乳児の娘を人質に捕られ、やむなく日本の忍者組織への潜伏を目論んでいたが、九郎に制圧された後、嶋田によって娘を取り返されたことでNINの一員となり嶋田の外商部隊に入った。
外商部隊のメンバーである黒人男性。何故か剣で頭を割られてもピンピンしている。この技術に関してはNINも感知しておらず、嶋田が裏で一枚噛んでいる模様。
UNの忍者
瑛太の憧れの同級生の女子高生。見た目は可愛いが鼻くそを食べる癖がある。幼少期から「蠱毒壺(こどくこ)」という閉塞空間で他の子供らとの殺し合いを強いられ、その末に桐生・田崎と共に生き残ったほどの高い戦闘能力を有する。
抜け忍の下忍。NINから脱走してすぐにUNに捕まると、単独での講談高校襲撃を命じられ、嬉々としてそれを実行する。猫平とは学生時代に親友だった。
- 桐生(CV:高橋伸也)
「蠱毒壺」より生き残った精鋭。宇宙に出てNINの最終兵器「遁」に侵入し、そこにあったデータベースからNINの忍の全個人情報を盗み取ることに成功する。
山田・桐生と共に「蠱毒壺」より生き残った精鋭。間見たち3人の上忍
- 間見{まみ}、見分{みぶ}、目付{まふ}
その他
九郎のアパートに住む風俗嬢。物事を意に介さないズボラな呑兵衛。
九郎のアパートに住む中年男性。九郎の部屋と押し入れで繋がっており、勝手にビールや母からの仕送りのナスの漬物を食べられる。
- テオ(CV:高橋伸也)
人工知能搭載自立型バイク。扱いが難しく廃棄予定だったのを九郎が加藤より貰い受けた。
元下忍で現在は猫。川戸から「しのぶ」と呼ばれている。『おっさんといっしょ』に出演させられ、辛うじて生き残るも日比喧喧諤諤により脳を猫に移植されて現在に至る。時折人としての記憶を取り戻しては、すぐに猫に立ち返って記憶が遠のく。
コーポ村山に住む講談高校の不登校生徒。男子からいじめられていた上に、女子トイレを盗撮しようとしていた事がバレて女子からも嫌われている。
講談高校の女子生徒。以前はクラスでのカースト上位グループに居たが、現在は居場所を失っている。瑛太とは幼なじみ。
隈取メイクをした講談高校の女子生徒だが、厚生労働省援護工作二課(通称エンコー)のエージェント。猿田から紫音をかばって死亡。
講談高校の主事で「順風耳」の使い手。NINとUNの戦いの唯一の生存者であり、国家・UN・NINにとって聖域である講談高校の番人となっている。
- 純粋愛{じゅんな}(CV:釘宮理恵)
コーポ村山に住む小学生。義父から虐待を受けている。
コーポ村山に住む歴史小説家。
- 担任(演:長谷川忍)
九郎の学校の担任。
女性の声で話すちゃぶ台の形をした「自走式防円盾」。九郎が所持していたがほったらかしにされており、十二郎が見つけるまで恥ずかしがって押し入れに隠れていた。
UNがNINの中忍・上忍抹殺のためにバラまかれた。正方形で各面にプロペラが内包された自律思考型であり、個体同士で会話が可能。中には関西弁を話す個体もある。
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