概要
2000年12月11日に資生堂の研究所により、中高年特有の体臭の原因が不飽和アルデヒドの2-ノネナール(C9H16O)であることが発見された。この体臭は資生堂により「加齢臭」と言う名称が付けられた。
この体臭成分は青臭さと脂臭さを持つ。男女共に40歳代以降にその傾向が見られる。
加齢臭の原因となっている物質にノネナールというものがある。加齢とともに増加しノネナール発生の原因となる物質は、9-ヘキサデセン酸である。これは、脂肪酸蝋燭(ろうそく)・チーズ・古本のような臭いがする。(喫煙者の場合、非喫煙者に比べて悪臭が強くなる)
ノネナールの抑制には、ノネナールの基質となる脂肪酸である9-ヘキサデセン酸の分解を抑える抗酸化剤と抗菌剤が有効である。加齢臭自体は機能性香料またはミョウバン溶液で抑える事が可能である。
尚、30代から現れる臭いはペラルゴン酸が原因であり、加齢臭とは異なるものであることがライオン(企業)によって明らかになっている。
つまり、こういう事。
加齢臭はなかなか抜けない……
しかし最近では医学により、ビタミン接種や食べ物の制限により加齢臭を抑えられる事が判明した。対策の仕方によっては匂いを出さない事も出来る。