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概要

水薙竜の連載2作目となる漫画作品。前作のキルウィザードとは一部世界観を共有している。魔女の恋人では火々里かざねクロノワールシュヴァルツ・シックスの馴れ初めが描かれている。また、キルウィザードと同様、裏設定がてんこ盛りであるため、設定好きにはたまらない作品となっている。各設定は単行本のカバー下ほか、作者のブログでも確認することが出来る。

2021年12月現在、単行本は16巻まで出版され、4巻の帯でアニメ化を発表し、2014年1月に放送。制作はJ.C.STAFF、監督は水島努が担当する。


あらすじ

ある日突然、魔法使いに襲われた男子高校生・多華宮仄。絶体絶命の彼を救ったのは、学校で絶対的な人気と支持を持つ美少女・火々里綾火だった。かくして、自分の体の中にあるという白いアレをめぐった魔女たちの戦いが幕を開ける。


主なキャラクター


ネタバレも含みます。ご注意ください。


本作主人公。自身の体にある白いアレが原因で魔女に襲われたことをきっかけに、それまで「通学バスがいつも同じ」「同じクラス」「隣の席」「日直が重なる」だけだった火々里綾火との関係が一変する。綾火と魔女たちとの戦いの中で自らも魔法を学ぶことを決意し、綾火に弟子入りする。綾火のことは「火々里さん」と呼んでいる。

やや天然の気があり、なれない状況に取り乱したりすることが多いものの、正義感は強い。

小学2~6まで火々里かざねの弟子だった記憶と小6の火々里綾火との交流の記憶を深影恭一郎により消されている。白いアレが肉体に5つの封印で封じられていたが徐々に封印が解けつつある。封印が解ける毎に本来は逞しかった身体・頭脳能力が復活していく。

母の小町が大怪我の為に死に瀕した際に、原因を作ったかざねが終わりの魔女である自分の血を与えて回復させた。その時に小町のお腹の中にいた仄は「かざねを継ぐ者」として強大な能力を持って生まれてきたため、力の暴走を防ぐためにかざねの弟子となった。


本作のヒロイン。周囲を発火させる『ファイアスターター(発火術師)』と呼ばれる工房の魔女であり、冬月市を守る5人の魔女の一人。成績優秀、運動神経抜群。さらには美人でスタイル抜群の容姿端麗という、完璧超人として高校では絶大な支持を得ており、仄以外の生徒などからは『姫様』と呼ばれている。仄より頭一つ分以上は背が高い。魔法なしに巨大な使い魔を素手で倒せる身体能力を持っている。小6の頃の多華宮仄との交流の記憶は消されているが、仄を護るという使命だけは覚えている。それまでは多華宮仄の護衛を気づかれないようにしていたが、仄が襲われたことをきっかけに人目をはばからず仄を護衛するようになった。結果、何事にも仄優先で行動し、周囲の迷惑や規則も厭わず戦闘を行うため、周囲の建物をよく破壊し、その度に母親にしかられている。

ほとんど表情を変えない素直クールキャラだが、仄関係で動揺したりすると周囲のものを発火させる癖がある(ただし無表情)。仄のことは「多華宮君」と呼んでいる。

多華宮君を主人として仕える騎士の契約により白いアレから無限の力を手に入れて攻撃し、自身への攻撃はほとんどが無効化できるため、作中はほぼ無敵といっていいほどの活躍を見せる。

仄を助けるスタイルはほぼいつも逆お姫様だっこ

pixivにおいては彼女のイラストが多数を占める。


仄の妹であり、摩訶ロンと名づけられたクマのぬいぐるみを使役する工房の魔女。仄が家にいる時と休日中の護衛を担当していた。極度のブラコンであり、綾火同様仄関係では手段を選ばず、相手が敵の魔女であろうと綾火であろうと、時には仄相手でさえも極端な手段に出ることが多い。そのために仄の身体の秘密を知る人物の一人でもある。

冬月市を守る5人の魔女ではないが、補欠。


仄を付けねらう塔の魔女の一人で、メデューサの部下。ケモミミで猫眼が特徴の少女。式神使いであり、ローブの中に仕込んだ兎型に切り取られた紙から甲冑を着た兎を召喚して戦う。この魔法のほかにも、幻影魔法が使用可能。

1話目から登場し、2話目で本気を出したもの、綾火にあっさり倒されるなど、物語全編を通してかませ犬として綾火や霞にやられまくっていた。

2話目末で他の塔の魔女とKMM団を結成して綾火に対抗しようとするも、やはりあっさりやられてしまってる。現在は休戦中であり、綾火やKMM団と共に多華宮家に居候中。


KMM団メンバー。黒スライムや空間歪曲魔法を使う、右目眼帯の女子。子狼のコーストフェンリルを飼っている。


KMM団メンバー。無口で鼻歌を唄う死霊使いの一種骨使い(ボーンアニメーター)。


KMM団メンバー。メガネをかけたツインテールで、魔物を召喚する呪文書「ブラックヴァイス」の使い手。


KMM団メンバー。メガネをかけたショートヘアで、その名の通り日本刀「虎鉄」の使い手。


綾火の母であり、冬月高校の理事長。そして冬月市を管轄する工房の工房長を務める魔女。魔女としての能力はかなり高く、完全なものではないとしても石化されても即座に復活するほど。過去の回想では十字軍遠征やフランス革命を思い起こしていることから相当の年数を生きていると思われる。綾火いわく、不死。基本的に頭はいいのだが思考回路が残念なため、迷探偵かざねと塔の魔女からあだ名されている。

終わりの魔女に指定されており、バッドエンドの称号を持つ。

こけし作りが趣味で甘党。飲み物には角砂糖を文字通り山盛り入れて飲む(娘の綾火も同じような飲み物を飲んでいる)。


塔の魔女の一人。劇中無敵を誇ってきた綾火に初めて明確なダメージを与え、仄に白いアレの封印を解くための飴玉を与えた。一度は綾火に撃退されるものの、その後も暗躍している。かざねとは旧知の仲であり、立場的に敵対はしつつもなんだかんだで仲良くつるんでいる場面が多く、かざねが不在時の冬月高校の理事長代理などを務めたりしている。

常に喋るワニのセバスを従えている。いわゆるのじゃロリ


倉石たんぽぽらの師匠の塔の魔女。石眼石手(せきがんせきしゅ)のアースクラフトという完全な石化能力をもつが、その力を使うことが出来る眼と手をアイマスクと拘束具で封じられているため、不完全な石化能力しか使えない。元々はローテンブルクの刑務所にあるモノリスに封印されていたが復活し、仄を狙う。

一度は綾火を石化させるなどして仄らをピンチに陥らせたが、仄がエヴァーミリオンに助言を受けたことにより復活した綾火に敗れる。一時綾火と契約しかざねと共闘するものの敗北する。その後メデューサを追ってきた魔女に身柄を引き渡されたがすぐに脱走した。


仄の力を我が物にせんと冬月市にやってきた、クロノワールやメデューサに情報を与え、多くの計画を裏から操り暗躍していた魔女。魔女としての能力は平均的だが、とある特殊な爆弾魔法を発明したことから終わりの魔女に認定された。本名不明。


仄の身体に封じられている白いアレ。一般的には白姫とあだ名される。あらゆるものを焼き尽くし、あらゆるものを再生するファイアクラフトの能力を持つ魔女。またはファイアクラフトそのものとして知られている。普段は仄の身体に5つの封印で封じられているが、クロノワールの謀略により封印を解く鍵が外れた状態になっており、メデューサ戦で第一の封印、りのん戦で第二の封印、ウイークエンド戦で第三の封印が解かれている。

仄のことを仄きゅんと呼んだりするなど言動がやや軽く割とフレンドリー。



OLをしている仄と霞の母。天然で穏やかな性格。かざねとは高校時代からの昔馴染で、愛し合って結婚したかったほどの仲良し。綾火と仄の許嫁にした張本人。周りが魔女なのは知らない。


氷を操る工房の魔女。冬月市を守る5人の魔女の一人。綾火とは古くからの知り合いで、中学時代は綾火の世話役だった。彼女に色々振り回されているが、綾火を慕っている。妹が大勢おり、色々アルバイトを掛け持ちしている苦学生。おっとりとした性格の巨乳だが、氷の魔法は大寒波も起こす力を秘めている。


冬月高校2年の工房の魔女。冬月市を守る5人の魔女の一人。口調こそ礼儀正しいが、冬月市全校の不良を倒した番長であり、着包みならぬ着狂み集団「天竺」のリーダーを務める。常にフード付きの着包みパジャマを着ており、霞の師匠でファイトスタイルはステゴロ。熊吉という名の虎を倒したときに出来た三本の傷痕が額にあり、激昂すると血が滲む。

ちなみに、かつて作者によってpixivに投稿されていたラフ漫画にも登場しており、こちらは普通の不良少女だった。


冬月高校および付属女子中学で教鞭をとる科学教師であり、工房長直属の魔法使い。記憶を操る魔法使いであり、冬月市の一般市民の記憶の改竄を担当しているほか、将来有望な魔女のスカウトを行っている。工房の正式な所属ではなく、工房を渡り歩く派遣社員的な魔法使い。白姫の封印がとかれつつある仄に忠告をする。


恭一郎の姪で冬月市を守る5人の魔女の一人で、5人のリーダーを勤める。特技が分析と解体のため、前線にたって戦闘を行うような魔女ではなく、参謀的な役割。


冬月市を守る5人の魔女の一人で、ケモミミ。諜報活動に長けており、非常に無口で意思表現する際は人形を使った腹話術で行う。


本名不明、元不良で、りのんとは親友。綾火に憧れる者の1人でいろんな手段で灰を排除しようとしたが綾火の特権によって生徒会長を解任されのりんに泣きついた時に灰の冗談を言って勘違いしたのりんが灰を決闘させる原因をつくり後にのりんに追い掛け回された、その後灰の地位向上のため副々々生徒会長として復帰した


用語

  • 工房の魔女

黒いローブを着た魔女。正式にはアルティマシュリの工房であり、アルティマシュリ(世界の果て)に本部を持つ組織で、ひとつの街を工房とみなし、そのなかで一般人に対して魔法が悪用されないように監視している。冬月高校は冬月市に設けられた工房であり、高校は一般の生徒のほかに魔女を育てる名門校としても機能している。

一般人に魔法の被害が及ぶと街の防御システムが働き、一般人を守り建造物を修復して無かったことにする。ただし、防御システムが働くのはあくまで一般人のみであり、魔女には通用しない。

また、クラフトワークと呼ばれる魔法には一般の魔法とは性質が違うためこちらも防御機能は働かない。


  • 塔の魔女

白いローブを着た魔女。正式には象牙の塔の魔女であり、白いローブは象牙を象徴としているため。ただし高位の魔女ほど白いローブは着ない傾向にある。私利私欲のために魔法を使うことをいとわないため、基本的には工房とは敵対関係にあるが、塔の魔女同士でも目的のためなら潰しあうことは日常茶飯事とされる。

ちなみに一般的な建造物なのか作中には道路標識があり冬月市からは15kmと意外に近い。


  • クラフトワーク

通常の工房や塔の魔女が使う魔法とは理が異なる上位魔法。工房の防御システムが働かないため、これによって引き起こされた被害は修復されない。

作中にはエヴァーミリオンのファイアクラフトとメデューサのアースクラフトが登場している。


  • 終わりの魔女

塔の魔女工房の魔女問わず、文字通り存在するだけで世界を滅ぼしかねない強力な力を持った忌むべき魔女に付けられる称号または呼称で○○エンドと呼ばれる。


  • 白いアレ

エヴァーミリオンのこと


アニメ版主題歌

  • OP『divine intervention』

fhánaによるオープニングテーマ。作詞は林英樹、作曲は佐藤純一、ストリングスアレンジは川本新、編曲はfhána


KMM団(ケモミミを身近で愛でる団)によるエンディングテーマ。劇伴も担当したテクノポップユニット・TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが作詞・作曲・編曲を手がけた。

魔女裁判を連想させる映像がみられるカオスED


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漫画 魔女 魔法 2014年冬アニメ

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