「ZZなんて怖くない、怖いのは格下げだけだー!!」
※戸谷氏死去後の各種ゲーム作品での代役
概要
ネオ・ジオンの士官で太眉が特徴的。
巡洋艦エンドラの指揮官マシュマー・セロ及びマシュマーの後任の指揮官キャラ・スーンの副官を務める。
指揮官であるマシュマーやキャラが前線で戦闘している場合は代わりにエンドラの指揮を担当する事もあった。
騎士道を重んじるマシュマーや破天荒なキャラと違い、卑劣な作戦も辞さない小悪党な一面があるが、作品序盤でよく見られた個性派揃いの指揮官に振り回される場面の影響で視聴者には上官に恵まれな苦労人である印象の方が強く、スーパーロボット大戦シリーズなどのゲーム作品ではその辺りが強調される傾向にある。
活躍
グリプス戦役終結後、巡洋艦エンドラの副官として、コロニー「シャングリラ」の制圧任務に就く。
人質を取ったり、裏工作をするなど卑怯な作戦立案を得意とする彼だったが、上官のマシュマーは独自の騎士道精神を重んじ、己の美学に反する行動を決して行おうとしなかった。
そのため二人の意見は食い違うことが多く、作戦行動に支障を来たすこともしばしばあり、ゴットンの苦労も多かった。
もっともマシュマーに否定された策の中には、病院に搬送された傷病兵を盾にするという騎士道精神を抜きにしても非人道的なものが存在するため、一概にゴットンが正しかったとも言い難い。
メタ的には、ZZ序盤のコメディ路線のおかげで深刻な事態にならずに済んだと言える。
その後失敗の続いたマシュマーが更迭される際、必死で引き止めるグレミー・トトとは対照的にマシュマーをあっさりと見限り、新しい上官のキャラに鞍替えした。
上司が代わって喜んだのも束の間、キャラはモビルスーツに乗ると性格が豹変し、好戦的になったり、エンドラをドック艦ラビアンローズにぶつけたりなどエキセントリックな行動で更にゴットンを苦労させた。
コロニームーン・ムーンにおいてキャラはアーガマの捕虜となり、乗艦のエンドラも撃沈され、グレミーの傘下に入る。
エンドラの生き残りクルーらと共に「エンドラ隊」を結成。
とうとう自身が指揮官となるが、いい上司に恵まれなかったのが災いしてか破天荒な指揮を執ることもあった。
また、ゴットンを抑える立場の人間がいなくなったことで、その作戦の卑劣さが目立つようになる。
結果、第21話でスパイでありトーレスの幼馴染でもあるセシリアに逆に裏切られ、ゴットン自身が持たせた時限爆弾の爆発に巻き込まれ死亡した。
このエピソードを機にΖΖのストーリーはシリアス方向へと路線変更していく。
小説版では死亡しておらず、キャラ・スーンと駆け落ちした模様。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』ではΖΖ本編以前の彼が登場し、アクシズで実施されたパイロット採用試験の受付係を務めており、後に上官となるマシュマーやキャラと初対面している。この時は年長者として普通に彼らと接していた。
漫画『機動戦士Ζガンダム Define』にて、一年戦争時代にムサイの副官を務めていた事が明かされた(ただし、部隊の作戦失敗により降格になった模様)。
主な搭乗機
AMX-003ガザC
AMX-006ガザD
AMX-008ガ・ゾウム
AMX-107バウ※グレミー機を持ち出し搭乗
巡洋艦エンドラ