Σガンダム
しぐまがんだむ
型式番号 | MSK-009(ホビージャパン) / RX-183(モデルグラフィックス) / MSA-014(ガンダム・センチネル) |
---|---|
全高 | 21.70m |
頭頂高 | 20.50m |
本体重量 | 37.6t |
全備重量 | 66.5t |
出力 | 5,080kw |
カラバから依頼を受けアナハイム・エレクトロニクス社が開発したTMS。別名でギリシャ文字を冠するΚ(カッパ)ガンダムのコードネームを持つ。
Ζガンダムを基にした量産機(Zプラス)と別に、より大気圏内での戦闘力に優れる機体という思想のもと、エゥーゴの技術援助を受けて生まれた。
MS形態からΣファイター(Aパーツ)とΣクルーザー(Bパーツ)に分離し、合体することによって重戦闘機型のΣフライヤーになる。推進システムにミノフスキークラフトの技術を応用したものを使用していたとも言われている。
腕部は有線式の有線サイコミュハンドになっており武装を保持したまま射出可能、そのまま攻撃も行える。腰には2連装ビーム砲(ビームカノン)兼ビームサーベル計4本、頭部にメガ粒子砲(ハイメガキャノン砲)を装備している。
宇宙世紀0093年、同年に地球圏で起きたシャアの反乱、それに呼応した木星圏のジオン軍残党の反乱を鎮圧するために投入された。
元々この機体は非公式であったが、現在では(準)公式設定に昇格している。
初出はマイアニメ誌1986年5月号。小林誠の独自企画「ジ・エボリューション・オブ・ガンダム」において、モデラーのあげたゆきを氏が設定した機体が紹介された。
後にホビージャパン別冊『HOW TOW BUILD GUNDAM WORLD4』で揚田氏が立体化するにあたり、可変合体機設定に適したデザインに変更。
ホビージャパン1987年1月号で連載中のモデラー企画『ジオンの星』において、ハウツー版の完全版が掲載、新たな型番(MSK-009)が与えられた。
後に『ガンダムセンチネル』のアナハイムガンダム一覧表にて本機のスペックが設定される。かくして本機は(まだ怪しいが)準公式設定に昇格したのである。
しばらく公式扱いから遠ざかっていたが、マスターグレード「Ex-S/Sガンダム」の解説書や「モビルスーツバイブル30号」に概略が掲載され、現役の設定であることが確認された。
Σファイター
Aパーツの上半身が変形した姿。Σファイター側のパイロットは火器管制を務める。
機首にセンサーを集中させており、機動力と搭載(拡張)力に長けているため、ビットや各種武装を持たせることも可能。
ツインガンを装備しており、MA形態として腕部を出してツインガンを扱える。
Σクルーザー
Bパーツの下半身が変形した姿。Σクルーザー側のパイロットは機体操縦を務める。Σクルーザー側にニュータイプが搭乗する場合はサイコミュ連動式の武装を扱える。
固定武装の火力も高く、長距離巡航においても優秀。MA形態として脚部を展開することで歩行が可能。
- 60mmバルカン砲×2
頭部にある固定武装。
- ツインガン
変形機構を備える主武装。通常はビームライフルだが、銃身の180度回転とバレル伸縮機構によりメガ・ランチャーモードへと切り替える事が可能。この変形機構を利用することで、肩部固定砲にもなる。
- 2連装ビーム砲(ビームカノン)/ビームサーベル×4
連射可能なビーム兵器。近接戦においてはΣガンダムの格闘用ビーム兵器になる。
- サイコミュ誘導ミサイル×12
第5世代MSのペーネロペー、Ξガンダムよりも歴史上先に登場したサイコミュと連動したミサイル兵器。ミサイル3基1セットを両翼部に懸架している。懸架時は翼は開いたままにする必要がある。他にも翼部に増加タンクを装備可能。
- 頭部メガ粒子砲(ハイメガキャノン砲)
記事にはメガ砲としか書かれておらずどちらか不明である。
- ロケット弾ポッド×2
Zガンダムと同系の腕部2連装ランチャーの事。
片腕で2連装になっており、両腕にある固定装備。
- タキシード・テイル(テール・シールド)
紺色のカラーリングの施されたショートシールド。下部にV字状の切れ込みがある。
ティターンズのバーザムコマンダーカスタムと同型のショートシールドで、揚田氏本人によるとΣガンダムの装備だったが、バーザムコマンダーカスタムにも採用されたとの事。主にMS形態時、ΣファイターがMA形態で手持ち使用する他、Σフライヤーの際に後部に上向きで合体させる。
ちなみにバーザムコマンダーカスタムもホバーでの高速走行時お尻にスカートとして合体させるのでΣガンダムでも安定翼としての役割も果たしていると思われる。
- ファストパック×2
紺色の両翼下面にファストパック装備と記載されている。
- ビット(搭載数不明)
作例未登場の武装。その為、ビットの形状や搭載数は不明。
揚田氏本人によると搭載可能との事。
ΣΣガンダム
非公式の作例としてのガンダム。
サンライズによる公式設定による機体ではない。
ΣガンダムではなくZZガンダムのバリエーションと言った方が正解。
作例はΣガンダムのデザインを行った揚田氏本人が制作。