概要
ガンプラを題材とした漫画作品である『プラモ狂四郎』に登場して以来人気となった武者ガンダムを始めとした、和風にアレンジされたMSがキャラクターとして登場する作品群。そのうち、最初期の三部作を指す。
当初はBB戦士の武者頑駄無の組立説明書掲載の漫画『七人の頑駄無』をベースにバンダイとコミックボンボンのタイアップ企画として始まった。その後、発売されるBB戦士の組立説明書には『SD戦国伝』として物語が連載され、ボンボン誌上ではSDガンダムのデザインを考案した横井孝二の漫画『元祖! SDガンダム』や各種記事などで特集が組まれた。
そして1990年に発売されたボンボンスペシャルムックの『完全保存版 SD武者ガンダム』に掲載された読み切り漫画をきっかけに、ボンボンの増刊号である『ボンボンスペシャル』にてやまと虹一が描く『SD武者ガンダム風雲録』がスタートする。
世界観は、同じSDガンダムシリーズの別作品である「騎士ガンダム」系列とは逆に和風に設定されているため、キャラクターや地名などのほとんどが漢字で当て字されている(例:ガンダム→頑駄無)のが特徴。よって正確に表記する際は、しばしば文字変換に苦労させられることになる。
該当作品
・第1作 SD戦国伝 武者七人衆編
戦国乱世の時代、世の平和のために戦う「頑駄無軍団」の七人の武者たちと、闇による支配を目論む「闇軍団」の戦いを描く。
最初の作品のため、まだ基礎設定などが固まっていない部分が多かった。
・第2作 SD戦国伝 風林火山編
前作から15年後、再び迫る闇軍団に対抗するため、「頑駄無結晶<ガンダムクリスタル>」の欠片である5つの玉を持つ武者を探す武者荒烈駆主の戦いを描く。
前作から続投しているキャラクターが多いのが特徴。また、最終決戦は衝撃的な結末を迎える。
・第3作 SD戦国伝 天下統一編
最終決戦の最中、突如として見知らぬ土地に飛ばされてしまった荒烈駆主は、そこで二人の武者と出会う…
SD戦国伝最後の物語であり、歴史を正すため荒烈駆主は時空を超えた戦いを繰り広げる。全ての物語が収束する完結作。