武者烈伝
むしゃれつでん
『武者七人衆編』のリメイク作品であり、七人衆のデザイン等を受け継いだ光の七人衆が登場する。彼らは設定上でも武者七人衆の子孫だったり。それ以外でも『武者○伝』シリーズの路線も引き継いでおり、光の七人衆の子供である烈火隊が本作の主人公を務める。
本編の前日談として漫画『武者烈伝・零』が月刊ホビージャパンで連載された。
天宮に突如として邪悪武者軍団なる悪の軍隊が侵攻を開始。それに対して烈火武者頑駄無を始めとする光の七人衆を中心とした頑駄無軍団が立ち向かったが最終局面で裏をかかれて敗北、天宮は邪悪武者に征服されてしまった。
それから数年後、烈火武者頑駄無の息子である烈丸は邪悪武者と交戦する。
正義の武者
烈火隊
少年武者烈丸<ショウネンムシャ レツマル>
モチーフ:ガンダム5号機
主人公。烈火武者頑駄無の息子。
少年剣士嵐丸<ショウネンケンシ ランマル>
疾風剣豪精太の息子。
ボンボン版ではどこかキザな態度を取る。
少年法師霧丸<ショウネンホウシ キリマル>
モチーフ:Hi-νガンダム
龍神導師仁宇の養子。
キレると豹変する。
幼年軍師雷丸<ヨウネングンシ イカヅチマル>
豪熱機械師駄舞留精太の息子。
自称天宮一の天才児。
少年忍者隠丸<ショウネンニンジャ カクレマル>
隠密忍者農丸の息子。人見知りの節がある。
戦闘時はマスクを着け「謎のベールに包まれた正義の味方」と名乗る(本人曰く変装らしい)。
鬼面武者凄丸<キメンムシャ スサマル>
モチーフ:クロスボーンガンダムX1
邪悪武者軍団の逆伐の息子。
父を目の敵にしており、当初は邪悪武者軍団ならず烈丸達とも敵対、他の武化舞可を奪おうとする。
自無助<ジムスケ>
モチーフ:ジム
ボンボン版オリジナルキャラ。
烈丸の幼馴染みだが、度々ハァハァするなどどこかアブナイ。
斎造<サイゾー>
鉄機武者の子供。
光の七人衆
烈火武者頑駄無<レッカムシャガンダム>
モチーフ:RX-78ガンダム
七人衆のリーダー。唯一、武化舞可を使用している。
疾風剣豪精太<シップウケンゴウ ゼータ>
モチーフ:武者精太頑駄無
烈火武者の補佐的存在。
龍神導師仁宇<リュウジンドウシ ニュー>
モチーフ:武者仁宇頑駄無
過保護な法術師。「裏切り者」の存在にただ一人気付いていた。
豪熱機械師駄舞留精太<ゴウネツカラクリシ ダブルゼータ>
モチーフ:武者駄舞留精太頑駄無
七人衆のカラクリ要員。かなりの子沢山。
隠密忍者農丸<オンミツニンジャ ノーマル>
モチーフ:農丸頑駄無
烈火武者の双子の弟。鎧のデザインは『風林火山編』の頑駄舞副将軍の物をベースとしている。
天翔狩人摩亜屈<テンショウカリュウド マークツー>
モチーフ:武者頑駄無摩亜屈
実は三兄弟。尚、モチーフとなった機体が三機存在するという設定が反映されたのは今回が初となる。
鉄機武者斎胡<テッキムシャ サイコ>
モチーフ:武者斎胡頑駄無
百騎組
黄金剣士百士貴<オウゴンケンシ ヒャクシキ>
モチーフ:武者百士貴
百騎組の副隊長。悪沈一族出身で玖辺麗の遠縁。愛馬は目牙馬頭(メガバズ)。
漆黒忍者百鬼丸
モチーフ:百鬼丸
もともとは百士貴が忍装束を着た姿だったが、弟分の荷負(カプル)が跡を継いだ。
見習忍者荷負<ミナライニンジャ カプル>
モチーフ:カプル
百士貴の弟分。
里空出伊亜姿四兄弟<リックディアス>
モチーフ:リックディアス
百騎組の長男・駆我斗路(クワトロ・赤)、次男・阿歩吏伊(アポリー・青)、三男・鷺辺留斗(ロベルト・緑)、長女・江真(エマ・黄)の四兄妹。
忍者
突忍芽雫珠<メタス>
モチーフ:メタス
精太の妻であり嵐丸の母でもある頑駄無軍団のくの一。
璽武駒<ジムコマ>
モチーフ:ジム・コマンド
農丸の配下の忍者。
雲隠忍者
モチーフ:ジム・スナイパーⅡ
農丸の配下の忍者。
邪悪武者軍団
モチーフ:∀ガンダム
邪悪武者軍団の首領。
逆伐隊
抜刀武者逆伐<バットウムシャ ギャクバツ>
モチーフ:ターンX
四神将筆頭にして凄丸の父。本名は武者鋭駆主。
刺突者月<ゲツ>
モチーフ:ターンX+ガンダムX
逆伐の配下・三軍鬼のひとり。四枚の刃がついた槍が武器で、常に丁寧語で喋る。
解体者空<クウ>
モチーフ:ターンX+ガンダムエアマスター
三軍鬼のひとり。刃のついたトンファーが武器。
破砕者豹<ヒョウ>
モチーフ:ターンX+ガンダムレオパルド
三軍鬼のひとり。金棒が武器で、三軍鬼の中で一番体躯が大きい。
勢羅隊
紅拳闘士勢羅
モチーフ:ビギナ・ゼラ
四神将の一人。逆伐と同じく刃牙斗衆の一員。
魏呂須
モチーフ:ベルガ・ギロス
勢羅の配下で黒猪部隊の隊長。
蝦流
モチーフ:エビル・S
勢羅配下の一人。
無象<ムゾー>
モチーフ:デナン・ゾン
勢羅隊の雑兵。
親世代である光の七人衆は全員キット化されたが、メインである子武者は雷丸までで打ち止めになってしまった。そのため凄丸と隠丸はキット化が中止(当人達の武化舞可は駄舞留精太に付属している)になっており、それに耐えきれ無かった数人のファンが自分たちで制作している。
更に、アルティメットバトルでは彼らも大いに関わるさらなる展開も描かれており、終了から時間が経っているとは言え武者以外の前例の一部と同じ形を含め、当人達の発売も待たれる所である。
なお、企画の極初期のデザイン案における子武者たちは『SEED』のガンダムたちやゴッド、ウイングゼロをモチーフとしていた。
- 当初は3年間で三部作として展開する予定だった。没になった展開は先述のアルティメットバトルで一部が補完されている。
- タイトルに『SDガンダムフォース』とあるが、本シリーズと同時期に放送されていた同名のアニメとの関連性は不明。ただし、登場人物の風貌や『武者烈伝・零』における騎士ガンダムの登場などはその名残とされる。また、コマンドガンダムの登場も検討されていたようである。
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