概要
天星七人衆の次作品であり、SD戦国伝からムシャ戦記へとタイトルも変更されているが使用されたのは今作のみとなった。
今作での最大の特徴は、今まで武者頑駄無のように漢字表記が使われていたのが、武者ウイングゼロのようにモチーフとなったモビルスーツの名称がカタカナで表記されている点である。
(ちなみに、使用されているモチーフはエンドレスワルツがメイン)
一応、シリーズとしてはSD戦国伝の延長線上に存在しているが、今までのシリーズと比べると異色と言える仕様が多かったのも特徴かもしれない。特に、主役の武者ウイングゼロを始めとした各キャラクターのデザインはモチーフとなったモビルスーツにかなり近く、ボンボン誌上でキット改造の作例(武者ナタク改造のガンダムナタクと、完成品がモノクロ写真で載ったのみだが、武者デスサイズ改造のガンダムデスサイズヘルカスタム)が披露されたほど。
本作に登場するラスボスの『天魔大帝』は、過去のSD戦国伝に登場したあるラスボスを生み出した全ての元凶とも言われている。
(この設定は漫画版であり、コミックワールドには該当設定がない)
ストーリー
頑駄無軍団と闇軍団の戦争を初め、数々の光と闇の戦いが繰り広げられた武者の国(天宮(アーク)らしい?)。そこに今また新たなる闇の勢力が現れた。その名は天魔軍団。彼らは頑駄無軍団に対して侵略戦争を始めた。
平和を脅かす天魔軍団に対して頑駄無大将軍率いる頑駄無軍団は精鋭武者による特別チーム機動烈士隊(討魔光刃隊)を結成し、天魔軍団討伐に当たらせていた。
そんなある日機動烈士隊は村の焼け跡から羽丸と言う少年を救出する。そしてそれと同時に天魔軍団に立ち向かう一匹狼の武者頑駄無「武者ウイングゼロ」が出現した。
その後機動烈士隊に新メンバーとして羽丸が入ってきた。しかし機動烈士隊の面々は知らない。羽丸とウイングゼロは同一人物である事を・・・
そしてこの戦いが昔から幾度無く繰り返された光と闇の最終決戦である事も誰も知らなかった・・・
登場人物
頑駄無軍団
毎度お馴染みの武者の国を守る光の武者軍団。
ちなみに過去の武者頑駄無達の戦いは「光と闇の大戦」として語り継がれている。
機動烈士隊(討魔光刃隊)
天魔軍団と戦うカスタム武者のチーム。4人の隊員たちはファーストガンダム大将軍からカスタム武装を伝授している。
武者サンドロック
機動烈士隊の隊長。幼名は刃丸。
かつて武者頑駄無零壱も習っていた七星天剣流の使い手でもある。
カスタム武具は双刀・炎。合体させて十字破砕剣(クロスクラッシャー)や十字弓銃(クロスボーガン)になる。武器はタネガシマサブマシンガンと魔封の盾。
モチーフはガンダムサンドロックカスタム
武者デスサイズ
忍者の里出身のカスタム武者。幼名は忍丸。
カスタム武具は忍クローク。武器は妖刀・月華。
モチーフはガンダムデスサイズヘルカスタム
武者ヘビーアームズ
砲術を得意とする戦略家なカスタム武者。幼名は轟丸。
カスタム武具は轟重甲で武器は名刀・一閃。
モチーフはガンダムヘビーアームズカスタム
武者ナタク
マシン武者(以前のシリーズで言う所の鉄機武者)。幼名はナタ坊。
カスタム武具は竜撃(ドラゴン)ハング。またリアル頭身のカスタム武者(鋼丸の金剛形態みたいなもの)に変型する。武器は竜神の刀と竜神の槍。
モチーフはガンダムナタク
上層部や協力者
ウィンド
大将軍に使える将頑駄無で討魔光刃隊(機動烈士隊)に指示を出す。
モチーフはトールギスⅢ
お絹
漫画版のみの登場。
機動烈士隊の世話係を務める女性。地下金脈採掘場で働かされていたところを烈士隊に助けられたことと羽丸がウイングゼロであることを最初に知ったことから、烈士隊で働き始める。ウイングゼロの妹・綾乃と瓜二つであることから、復讐鬼であるウイングゼロもお絹には、優しいところを見せ、天魔大帝降臨を防ぐべく、綾乃に扮して復活の阻止にあった。
綾乃
漫画版のみ登場。
武者ウイングゼロの妹。天魔軍団に殺されたと思われていたが、実は拉致されていた。特殊な力を持つ巫女で天魔大帝を降臨させるための生贄として捕らえられていた。しかも巨大からくり武者の動力源にもされた。最終的には、お絹に助けられる。
天魔軍団
武者の国に侵略を開始した悪の武者勢力。メンバーの中には過去の戦いである「光と闇の大戦」で活躍した悪の武者達も在籍している。
実は彼らが崇拝する天魔大帝こそが過去に何度も武者の国を襲撃してきた闇皇帝などの悪の武者勢力のリーダーである闇の化身を操っていた張本人であったのだ。
豪将ハイドラ / 妖術師ハイドラ
妖術師と妖闘士の二つの人格を持つ天魔軍団の総帥。過去の闇の武者達を甦らせ、天魔大帝降臨を目論む。
武者ウイングゼロに呪いをかけた張本人である。
戦闘員たち
関連タグ
天星七人衆→ムシャ戦記 光の変幻編→SDガンダムムシャジェネレーション
パワーレンジャー・イン・スペース-「過去のシリーズの敵と、一部の味方キャラが複数人登場」、「敵に囚われた主人公の妹が物語のキーマンとして登場」、「事情があっての)本編シリーズ完結作品とされたが、(やっぱり事情があって)その後も(直結の)後続作品が制作」といった点が共通する。