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「やっぱり、今度も負ける​戦争だな…」

「命を奪う戦いなら、もっと早くに終わっています。でも、それじゃあ僕達が来た意味が無いじゃないですか!」

データ

型式番号XXXG-01SR2
全高16.5 m
重量7.9t
ジェネレーター出力2998KW
スラスター総推力72030kg
装甲材質ガンダニュウム合金
開発者H教授
パイロットカトル・ラバーバ・ウィナー

アビリティレベル

※リーオーをオールレベル100として換算

ファイティングアビリティレベル120
ウエポンズアビリティレベル120
スピードアビリティレベル120
パワーアビリティレベル150
アーマードアビリティレベル160

概要

ガンダムサンドロック改OVA(EndlessWaltz)バージョンの便宜的な呼称。

劇中における名称はあくまで「ガンダムサンドロック改」であり、アニメに登場する「ガンダムサンドロック改」と同じ機体である。つまりパラレル設定のサンドロック改である。

「~カスタム」という名前で呼ばれている理由はOVA展開当時発売されたプラモデルの商品名が「ガンダムサンドロックカスタム」であったため、メディアやスパロボなどの作品で「ガンダムサンドロックカスタム」と表記されたことで広まった。実際はカスタム機ではなく、続編を作るにあたって機体のデザインを変えただけで、全く同じ機体という設定である。

大河原邦男のデザインしたTV版をOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』用にカトキハジメがリファインした機体であり現在のプラモ展開で言うところのVer.Ka。ただし頭部のみ石垣純哉が担当。設定上はTVからOVAの時点まで少なくとも外装については一切手が加えられていない全くの同一機。そのためデータ・アビリティレベルはTV版と全く同じ。

OVAの世界では「TV版の時間軸」でも全く同じ姿のMSが戦っていた事になっている。映画がリメイクされて俳優が代わったようなものだと考えれば自然である。

ただし所々宇宙用に改修された形跡が確認できるTV版に対し、こちらは後発の改修前にあたるアーリータイプからデザインも武装も全く変化しておらず、敗者たちの栄光に至っては色しか変わっていないため、パッと見カスタムどころか本当に宇宙用に改修されたのかどうかも怪しい有様になっている。

データ・アビリティについても明確な数字の変化が表記されているヘビーアームズ改に対し、こちらはスピードアビリティが10上がっただけ(恐らく誤表記)でアビリティ合計値が他改修機3体と釣り合ってなかったり改修前と同じ数値だったりと曖昧な表記になってしまっている。EW版に関しては本当にただの色替えでしかないことや+マグアナック40機も戦力に含む場合を考えるなら別に変化しなくても無理はないのだが。

地味に形式番号もTV版ではXXXG-01SRCだったのがXXXG-01SR2に変更され、デスサイズヘルやアルトロンとの統一化が図られている。

パイロットはカトル・ラバーバ・ウィナー

混乱を避けるために、現在では「EndlessWaltz版ガンダムサンドロック改」「ガンダムサンドロック改(EW版)」などと表記される事が多い。

機体説明

TV版よりもさらに巨大化したヒートショーテルが目を引く。この影響か総重量はTV版より0.4t増加している。ヘビーアームズ同様ボディカラーそのものも変更され、薄紫主体になっている。

またトサカ状のメインカメラも大型化しているが、TV版では横に広がっていた独特な形状の顎は一般的なデザインに戻され、アンテナも4本から2本に減った。

EW本編ではヒートショーテルとバルカン以外の武器は廃止されてしまったが、オプションとして、耐ビームコーティングがなされたマントが登場する。

また本編には登場しないものの、後発の立体物ではシールドが付属していることが多い。TV版改では不可能になってしまったクロスクラッシャーも、こちらでは引き続き使用可能となっている。

敗者たちの栄光では大型ビームライフルが追加された。

武装

バルカン

頭部に二門搭載。

ヒートショーテル

上述通りTV版サンドロック改からさらに大型化されている。

あまりに巨大化しすぎたためグリップの折り畳み機構が導入され、クロスクラッシャー使用時もグリップは折り畳まれた状態で合体する。

不使用時はバックパックに収納出来るが、TV版が横型だったのに対しこちらは縦型収納になっている。MGではショーテル二本を縦に合体出来る機構も追加された。

TV版同様赤熱化機構はあるが、EW本編では極力パイロットを殺さずサーペントを破壊することを目的としていたためそのままで使用していた。そのため、戦闘終盤には折れてしまった。

耐ビームコーティングマント(オプションアーマー)

ビームを弾く布製のマント。大気圏突入時の熱からも機体を防護する役割を持つ。

シールド

EW本編では登場せず、元々はプラモデルのオリジナル武装という形で登場したという特殊な経緯を持つ。

上述通りこちらではクロスクラッシャーにバックパックが不要になったことから、改になって以降もクロスクラッシャーが使用可能となった。

敗者たちの栄光では改修前から追加された武装を色替えして引き続き使用している。

ビームマシンガン

こちらもEW本編では登場しない武装だが、敗者たちの栄光で改修前から追加された武装を引き続き使用している。

不使用時はリアスカートに収納される。

大型ビームライフル

「敗者たちの栄光」のみの装備。ビームコーティングマントと共に改修前サンドロックとの数少ない差別点でもある。

関連動画

関連機体

シェヘラザード

FrozenTeardropに登場する機体で、サンドロックのプロトタイプ。トロワによってプロメテウスと共にリビルドされたものが登場。サンドロックのヒートショーテルに酷似したアラビア風の短剣『ジャンビーア』を装備する。

立体物

ここではEW版のみ記述。

ガンプラ

OVA展開時にはHG1/100が、劇場版の特別篇公開時にはHG1/144が発売されている。

共に可動範囲こそ当時基準だが、プロポーションは今見ても十分に通用するほど優秀。

ヒートショーテルのグリップはHG1/100では可動式だが、HG1/144差し替え式。

HG1/100のヒートショーテルは、クリアブラック成型の透き通った独特の表現となっている。また、耐ビームコーティングマントも布製での再現されている。

HG1/144はマントが付属しない代わりにプラモデルオリジナル武装として新たにシールドが付属し、クロスクラッシャーも再現可能。

またファイティングアクション用にブッピガン(ショーテルを振りかざしたポーズ)再現用のヒートショーテル持ち手と胴体パーツも別途に用意されている。

後にランナーをクリヤーとメッキ成形に変更したメタルクリヤー仕様特別版も発売された。

2017年はプレミアムバンダイ限定でMGが発売された。

耐ビームコーティングマントはエクシアリペアと同じドレープ入りのプラ製を使用している。

マントが付属する以外は一般発売のMGサンドロックEWと全く形状が同じ色替えモデルで、この時から既にマント接続用ジョイントは設けられていたため、実はこちらにも耐ビームコーティングマントは取り付け可能だったりする。

ヒートショーテルの説明でも上述したように劇中では赤熱化して使っていなかったためか、MGサンドロックEWと違い赤熱した方のショーテルの刃は付属していない。こんな所まで劇中再現しなくても…

またマニピュレーターに珍しい白を採用している関係上、汎用性の高いグレー成型のマニピュレーター一式が余剰パーツになるため、他のXXXGフレーム採用機のスペアに使えるという美味しいメリットがある。

アクションフィギュア

2001年にMS IN ACTIONシリーズが発売されている。HG1/100同様ヒートショーテルにクリアパーツを使用しており、マントは布製を採用。

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