概要
飛駆鳥大将軍を支える副将軍。伝説の大将軍編で頑駄無軍団を率いた轟天頑駄無の弟で、轟天の娘を母とする武者飛駆鳥こと飛駆鳥大将軍と武者號斗丸とは叔祖父と又甥の関係になる。
羽織物を纏い、二刀剣を操る武術の達人で、大将軍の息子の剣術の指南役として活躍。大将軍からの信頼は厚く、その武勇を尊敬する者も多い。風雲再起という名前の馬を操る。
闇の大将軍
飛駆鳥大将軍を石化させ、頑駄無軍団を掌握、そして彼に成りすまして民衆を苦しめていた。魔界の者と結託して天宮の国を支配しようとしていた真犯人。
その動機は、本来は兄が引き継ぐはずだった天宮元首の座を烈光頑駄無こと新世大将軍とその血族たる武威一族に奪われた(と勘違いして抱いた)強い怨みと【天宮の国を復興させてきた 兄の恩恵を忘れてしまう民】に危機感を抱いていたからである。
劇中でも『俺は、天宮の正統なる後継者・・・・轟天頑駄無の弟だ!!』と怒り混じりに號斗丸に打ち明けている。
漫画版ではそうした不安感を抱いていた設定は無く、武力で天宮支配を目論む過激な思想の持ち主であり、轟天の後を継ぐために新生闇軍団と戦っていたが、上述の理由で叶わなかった上に過激思想が元で解雇にされたという経緯になっている。(つまりはただの逆恨み)
冷静沈着な性格で常に先手を打って行動する。漫画版では民を力で支配すれば良いと言う独裁者じみた性格でもあり民の事を理解する兄轟天とは大違いの人物。そんな性格な上に身勝手な理由でクーデターを起こした悪党ではあるが普段は武人らしい振る舞いをしているためか彼を慕う武者も多く、闇の三羅将は魔界の者ながら忠誠を誓っている。
闇の三羅将の力を受けると【闇獣装の陣】を発動させ、自らを【魔星大将軍】と称した。
この際、武零斗頑駄無に扮していた飛駆鳥大将軍の怒りに触れるが『今すぐ反乱をやめ、大将軍の名を返上するならば頑駄無軍団に戻ることを許そう』と言われる。しかしこれを拒絶、天鎧王までも乗っ取って【覇道大将軍】を襲名、號斗丸に最後の戦いに挑み共に消滅した。
しかし彼には武羅星頑駄無という息子がおり、新たな戦乱の火種となる。
また「機動武者大戦」では味方となって一時的に號斗丸達と共闘した事もある。
轟炎武威大将軍付属の漫画版では、武威一族以外の歴代大将軍さえも敵視して初代頑駄無大将軍から武威凰大将軍までの歴代大将軍を鏡の世界へ引きずり込み、頑駄無轟炎王に化けて大将軍たちと戦ったが本物の轟炎王の乱入で自分の正体と大将軍抹殺計画が露呈したので正体を明かして三羅将や悪魅の大軍を召喚し応戦。全大将軍の戦術を知り尽くしていた為に優位に立つも、武威凰が轟炎王の鋼動甲冑と合体し轟炎武威大将軍になった事で形勢が逆転し敗れ去った。
「ムシャ戦記~光の変幻~」にも三羅将共々闇の力によって復活を遂げる。この時の彼の顔の一部は醜悪な姿に変貌している(ボンボン本誌でも改造作例が掲載されている)。
武者ウイングゼロの弱点を突いて戦闘不能にするなどして武者達を苦戦させるが、烈士隊の危機に駆けつけたファーストガンダム大将軍の前に敗北、頭部だけの状態で生き延びるも天魔大帝降臨のための生贄にされてしまった。
尚、闇獣装の陣を使わずに武者達を圧倒、かつ大将軍とも互角に渡り合っているなど実力は確かだ。
ちなみに
モチーフは名前の通りマスターガンダム。だが軽装形態はクーロンガンダムと、モチーフとなったMFの乗り手が使用した機体を使用している。
覇道大将軍はデビルガンダムがモチーフである。
関連項目
マスターガンダム:元ネタ