概要
SD戦国伝シリーズの舞台となっている国。江戸時代か戦国時代の日本のような和風の国で武者頑駄無たちや殺駆頭らが住んでいた。文化や生活様式など江戸時代みたいだがキャノン砲や巨大ロボットがあったりとからくり技術(機械技術)も存在している。度々闇軍団などの悪の武者軍団の侵略により戦国時代になる事がある。時折、悪に征服された時代もあった。
武者七人衆編~天下統一編までは天宮と言う国名自体が無く、新SD戦国伝地上最強編でようやく天宮と言う名前が付いた。
この国は巨大な大陸の東の海上にある二つの大きな島と多数の小さな島からなる弧状列島。海を越えた北西には影舞乱夢、南方には赤流火穏があり、それぞれの国と交流関係にある。ただ未開の地もあり、北東部分がどうなっているのかは不明。諸説あるが天星七人衆の舞台となった緋州之国(ピースのくに)は天宮の北方にあるのではないかと言われており、またムシャ戦記の舞台である武者頑駄無の国が天宮なのかは不明だが劇中や後の作品を見る限りでは間違いないようである。
国家元首は大将軍と言う結晶鳳凰に認められた武者が務める。その天宮の平和を守る為、悪と戦うのが防衛軍こそが頑駄無軍団である。
天宮と言う名前の由来は太古の昔に魔王率いる魔物が暴れていた時に風林火山四天王と言う武人と天帝の使いである巨大武人によって魔王たちが倒され、救われた人々は敬意を払って天帝を祀った宮を建て、それ以降から人々は天宮と呼ぶようになったと言う。
地名・施設名
大元のガンダムシリーズで聞いたことのあるような地名が多い。
- 彩土七(さいどせぶん)
「武者七人衆編」での頑駄無軍団の拠点で司令部である頑駄無城があるのもここ。
モチーフはサイド7。
- 頑駄無城(ガンダムじょう)
頑駄無軍団の拠点である城。資料によっては彩土七か邪武楼、破悪民我夢の街にあると言われている。漫画版ではドリルを搭載した移動要塞となっている。
後に闇軍団との戦いで崩壊してしまう。
- 月見ヶ原(つきみがはら)
「天下統一編」において西の頑駄無軍団と東の暗黒軍団の主戦場となった平野。南北にはそれぞれ犀の河原と龍鳴寺があり、北西・南西には千尋の谷・舞鳥峠をのぞむ土地で、四獣王と縁の深い場所である。
- 頑駄無屋敷(ガンダムやしき)
「天下統一編」における鳳凰頑駄無達頑駄無軍団の基地である武家屋敷。
暗黒軍団の襲撃を受けた事もある。
- 天地城(てんちじょう)
「風林火山編」での頑駄無城に代わる頑駄無軍団の新しい城。武者駄舞留精太頑駄無が設計を担当し、建造に10年近くかかり、また彼が火炎山で入手した火種を動力炉に装填している。
キャタピラで移動可能な移動要塞。後に烈帝城に改造される。
- 悪沈(アクシズ)
闇軍団に与する玖辺麗達悪沈一族の故郷。
元ネタはジオンの小惑星アクシズである。
- 汚泥砂(おでっさ)
海岸にある国。近隣に犀の川原がある。
元ネタはオデッサ。
- 愚羅灘(ぐらなだ)
悪無覇域夢山があるエリア。
元ネタは月面都市グラナダ。
- 悪無覇域夢山(アナハイムさん)
古くから合戦、修行場の名所として知られる巨大な休火山。よく暗黒軍団などの悪の組織の司令基地が置かれている。がその一方で天宮の守護神・結晶鳳凰が眠る鳳凰の岩の置かれた地でもあり、しかも地下には機動武者大鋼が秘匿されていた。
元ネタは死の商人として有名な宇宙世紀の大企業アナハイム・エレクトロニクスで愚羅灘にあるのも納得できる。
- 空離舞巣(ぐりぷす)
詳細は不明だが闇軍団の勢力圏の一つ。
元ネタはコロニーグリプス。
- 時隠の国(ジオンのくに)
暗黒軍団との戦いの後に建国した国。
百ノ進こと字音太君(ジオンダイクン)親政のもと、殺駆頭を筆頭とする殺駆一族が治めていたが、闇皇帝に乗っ取られて闇軍団の本拠地になってしまった。元々痩せた土地が多いらしい。
- 闇軍団屋敷(やみぐんだんやしき)
闇軍団の司令本部である屋敷。所在地は不明だが時隠の国にあるものと思われる。
- 頭虫邸(ずむしてい)
闇軍団大将である闇将軍の屋敷。闇将軍の秘密を探ろうとした隠密頑駄無がここに潜入した際に戦闘が行われ、その結果崩壊した。
モチーフはサイド3の首都コロニーズムシティの公王庁舎。
- 邪武楼(じゃぶろう)
頑駄無軍団の拠点の一つ。雷凰頑駄無こと二代目頑駄無大将軍のお膝元でそこの町の近くにある大洞窟は少年時代の彼の遊び場であった。そこに宝があると思い込んだ殺駆三兄弟がもののけに化けて人々を町から追い出したが頑駄無五人衆によって成敗される。ちなみにその宝と言うのは雷凰のおもちゃ箱だった。
元ネタは連邦軍本部として名高いジャブロー。
- 阻路門(ソロモン)
闇軍団拠点。「阻路門の乱」と呼ばれる大きな戦が起きている。
元ネタは宇宙要塞ソロモン。
- 月月(むーんむーん)
彩土七の北方、阻路門の東方にある頑駄無軍団の勢力圏。
元ネタは幻のコロニームーンムーン。
- 暴終空城(アバオアクーじょう)
もみの木が原に333年に一度だけ出現する幻の城。そこを占拠すれば戦いに終止符が打たれると言われている。頑駄無軍団と闇軍団がこの城を巡って大争奪戦を繰り広げたが結局紆余曲折を経て城は消滅してしまい両者引き分けとなり決着は333年後に持ち越される。と思いきや333年も経たずに頑駄無軍団と闇軍団の戦争は終結する事になる。
元ネタは宇宙要塞ア・バオア・クー。
- 破悪民我夢の街(バーミンガムのまち)
昔から政治・経済の中心地となっている街で「伝説の大将軍編」以降から天宮の首都となっている。
頑駄無軍団の総司令部で大将軍のいる烈帝城はこの街にある。烈帝城はかつての天地城を改装したもの。実はこの街の真下には魔界の扉が封印されており、元々この土地は次元の壁が薄いのでそれを補強するために街が作られた。
また街には鳳凰寺(ほうおうじ)と言う大将軍家ゆかりの寺があり武者たちの精神修業の場でもある。『刕覇大将軍』では反乱を起こした鉄機武者軍団により烈帝城を破壊された頑駄無軍団がこの鳳凰寺を臨時の司令部にして戦いに臨んだ。
元ネタは戦艦バーミンガムである。
- 羅美安薔薇山(ラビアンローズさん)
元ネタは宇宙ドック艦ラビアンローズ。
- 金刃雷都の町(キンバライトのまち)
破悪民我夢の街に近い町。交通の要所となっている町。
元ネタはキンバライト基地。
- 不穏不乱峠(フォンブランとうげ)
元ネタは月面都市フォン・ブラウン。
- 恵亜須の町(エアーズのまち)
天宮最大の港町であり、海外諸国との架け橋となっている。
元ネタは月面都市エアーズ。
- 魔流連山(マルレーンさん)
新生闇軍団の支配する妖魔の森。麓には温泉と村がある。
- 不論帝悪村(フロンティアむら)
「地上最強編」に登場。天宮の南端部、南西地方にある村で武者衛府弓銃一の故郷。
元ネタはフロンティアサイド。
- 里武守村(サムスむら)
爆火炉忍亜山の麓にある村。
- 爆火炉忍亜山(バビロニアさん)
大蛇飛駆塞虫のアジトとなっている山。各地から略奪した金塊が大量に秘匿されていた。
元ネタはコスモ・バビロニア。
- 鈴宝守村(りーんほーすむら)
不明。
元ネタはクラップ級戦艦リーンホース。
- 傘礼吏亜村(かされりあむら)
詳細不明。
- 俄雲乱土(ガウンランド)
天宮の東北地方に位置する地域で、天宮中心地から見れば謎の多い未踏の地で伝説の土地と言われており、そこには機動武神天鎧王が眠っていた。
元ネタはアレキサンドリア級戦艦ガウンランド。
- 愚羽山(グワンざん)
「超機動大将軍」で農鈴が魔星大将軍に拘束・監禁されていた場所。また「機動武者大戦」では機動武者轟天號と覇道邪神が秘匿されていたことが判明する。
元ネタはグワンザン。
- 狩主斗砦(カリストとりで)
狩主斗にある百鬼夜行衆の基地の一つ。実は天零頑駄無はこの近くの狩主斗出身。
元ネタはザンスカール帝国の戦艦カリストで決して木星帝国のカリスト兄弟ではない模様。
- 雷瀬留湖(ラッセルこ)
- 地球連峰(ちきゅうれんぽう)
闇軍団解体後に頑駄無軍団と共存するようになった堂我一族が住む隠里がある。砕牙頑駄無は堂我の里の出身と言う事からおそらくここの出身である。
元ネタは毎度お騒がせの地球連邦(ジオンサイドであるドーガの住処だなんて何とも皮肉・・・)。
SDガンダム英雄伝の天宮
騎士の国ラクロア王国より東方にある武者の国で真導勇座などが住んでいる。
南方のザード帝国との大戦でもラクロアと共闘してザードを倒した。大戦から10年後のザード復活の際にラクロアよりも先にザードと交戦状態に陥っている。そして再びラクロアと共にザードに立ち向かう。
SDガンダムフォースの天宮
異世界にある武者ガンダムの武家社会国家でかつて統治していた大将軍が居なくなった為に戦乱が絶えない。そこにダークアクシズが襲来してからはダークアクシズと結託した騎馬王丸軍とそれに反抗する武里天丸軍の2派に分かれた。
人間は存在せず住民はMS族だけの世界である為、MS族は非常にやわらかい肌を持つ人間に興味を示している。何故かラクロアと地下で繋がっているらしい。