概要
かつて天宮の国を救ったとも言われている古の巨大武者。
その正体は巨大なからくり人形(要は巨大ロボット)であり、別作品で例えると『SDガンダム外伝』の聖機兵ガンレックスに該当する。元々は武者駄舞留精太頑駄無こと火炎の駄舞留精太が設計図を復元、それを元にして建造された物だが、その際に耐熱・耐久・耐結界の『剛鋼形態』(SDモード)が追加され、悪無覇域夢山に封印されていた。
設計図を元々書いた人物は『武者○伝』において一部が判明し、錬金術を用いて生み出された事も同時に判明する。この技術は鉄機武者にも利用されており、大鋼はプロトタイプとも言える存在だった。
元々の名前は『太陽鋼砲』であり、設計図の損傷が激しかった為に止む得ずの処置として『大鋼』と駄舞留精太が文字を刻印し、その文字を見た舞威丸がダイハガネと読み、大鋼の名が定着する事となる。
新生闇軍団による天の島落下作戦を止めるべく武者飛駆鳥と七人の超将軍、舞威丸が悪無覇域夢山で発見、舞威丸が操縦して闇軍団の巨大ロボット呪導武者を蹴散らした。そして魔殺駆と闇魔神との死闘の末に両者を倒し、最終的には舞威丸を脱出させて自らを犠牲にして天の島を破壊、残骸となりながらも宇宙から天宮を見守っていくのであった。
機動武者 烈火大鋼
時を超え、『SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝~武化舞可編~』にて再登場した大鋼。 その身を挺して二輪城塞・裏死邸阿を撃破した烈丸の父の魂が軌道上を漂っていた大鋼に宿り、【機動武者烈火大鋼】と名を改めて再起動する。
邪悪武者軍団の首領カピターン卿を取り込んだ闇邪神に挑む烈丸に助太刀した。
機動武者 轟天號
ゲームソフト『機動武者大戦』に登場した機動武者。大鋼に類似する部分も存在するが、こちらも駄舞留精太の製作したものとされる。
『七人の超将軍』編の漫画版冒頭にて登場した古の機動武者はこちらに類似したデザインであり、当時、同作を連載していたデラックスボンボンでは轟天頑駄無をベースとした改造作例が掲載されていた。
立体物
BB戦士シリーズに各々でラインナップ。装備は大刃剣、大號銃、大鉄拳(スプリングギミックで発射することが可能。すなわちコレである) また、肩部の太陽鋼砲を展開・発射形態にすることが可能。 更にちーびー戦士の舞威丸が付属し、大刃剣を持たせることができるほか、彼を軽装状態にすれば大鋼に格納できるギミックがある。この大鋼以降、SD戦国伝や武者頑駄無では「光の変幻編」までリアルタイプに変形または組み換える要素を持つキットが毎作リリースされていた。
武化舞可編の機動武者烈火大鋼は、本機の成形色変更+新造パーツの仕様となっており、二の腕と大腿部を延長するパーツが追加されたことで機動武者形態のプロポーションが向上したが、太陽鋼砲の宝玉はジュエルシールではなくホイルシールに変更されている。
また、新造パーツを使用しなければ「機動武者大鋼赤熱化Ver」として組み立てることも可能で、舞威丸のランナーも残されている。
更に作中に登場する武化舞可の武器や鎧を装備させることができ、逆に大鋼のクワガタやバックパックなどを烈丸達に装備させることもできる。胴体を外して内部に烈丸を搭乗させることも可能だが、舞威丸とは違い手足を外す必要がある。
尚、後に発売されたムック本では他の子武者と同フォーマットでの発売が中止になった隠丸と凄丸を付属させる案もあったが、結局没になったらしい…。
関連タグ
鉄機武者:大鋼をモデルに作られたロボット武者。
輝羅鋼:ボディの一部がこれで出来ていると言う。
ガラット:SD形態からリアル形態へ変形するロボット繋がり。
スターウイニングガンダム:リアル形態への変形ギミックを取り入れたガンプラ。
RX-零丸:ウイニングガンダムと同様にリアル形態への変形が可能なガンプラ。