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概要編集

コミックワールド』と『デラックスボンボン』(1994年2月号~1995年1月号)での漫画連載で展開された、新SD戦国伝の第3作目。漫画は本作から神田正宏が担当している。


玩具展開としては、本作からSDサイズから8頭身に変形する通称「リアル武者」が初登場した。人気は高く、以降のシリーズでもリアル武者の登場が恒例となった。また、本シリーズからラメパーツの使用割合が多くなったことも特徴の一つである。


「天の島」(スペースコロニー)の登場など、舞台が宇宙にまで及ぶスケールの大きい作品であり、シリーズでも非常に人気の高い物語である。


あらすじ編集

伝説の大将軍編にて新世大将軍の手で闇帝王は消滅し、天宮の国に平和が訪れた。それから十数年の時が流れたある日、突如として天宮上空に「天の島」が出現する。既に天の島の落下を受け壊滅した影舞乱夢、赤流火穏から白龍大帝と阿修羅王が警告にやってくる。

新生闇軍団の残党の仕業と睨んだ新世大将軍は出陣を決意するが、鎧に付いている三つの頑駄無結晶が突然粉々に砕け散ってしまう。

時を同じくして、結晶鳳凰<クリスタルフェニックス>のお告げを聞いた七人の武者のうち四人が大将軍の下に馳せ参じる。大将軍は彼らに「超将軍」の称号を授け事態の解決へと向かわせるが、その旅に大将軍の息子である武者飛駆鳥も同行を申し出た。

かくして、飛駆鳥たちはかつて天宮を危機から救ったという「伝説の巨神」を求めて、悪無覇域夢山<アナハイムさん>へと向かうのだった。


天宮<アーク>編集

大将軍家編集

闇帝王との戦いの後、新世大将軍が轟天頑駄無の元へ婿入りした事で発足した、天宮二つ目の大将軍家。以降、最も新しい時代である武者○伝まで形を変えて存続する。


武者飛駆鳥<ムシャビクトリー>

【C87】武者飛駆鳥【ゲスト】武者飛駆鳥

モチーフ:V2ガンダム(通常時)、V2アサルトバスターガンダム(「鋼鉄迦楼羅」装着時)

本作の主人公で、新世大将軍の長男。幼名は武威ノ進<ブイノシン>。

幼い頃から勉学そっちのけで、剣術の稽古ばかりしていた。父親譲りの強い正義感を持つ若武者で、凄まじい潜在能力を秘めている。

「天来変幻」の掛け声で、「鉄鋼迦楼羅<メタルガルーダ>」=金色の羽衣を身に纏うことができる(画像2枚目)。


飛駆鳥超将軍<ビクトリーちょうしょうぐん>

飛駆鳥超将軍

鉄斗羅の犠牲を目の当たりにした飛駆鳥が、己の甘えを捨て去り力の全てを解放したことで超将軍となった姿。


飛駆鳥大将軍<ビクトリーだいしょうぐん>

飛駆鳥大将軍

飛駆鳥超将軍が集まった八つの閃光結晶の力で更なる進化を起こし、結晶鳳凰の変化体「迦楼羅鳳凰<ガルーダフェニックス>」と合体したことで大将軍となった姿。


舞威丸<ブイマル>(※画像左)

新世さんとこの息子さん

モチーフ:Vダッシュガンダム

新世大将軍の次男。兄の飛駆鳥とは反対に勉学が好きで、外国に留学していたが天宮の危機を知り急遽帰国、兄と共に新生闇軍団と戦った。悪無覇域夢山で大鋼の操縦者に選ばれる。

背中の大波帆駆砲<オーバーハングキャノン>は、大鋼の武器と合体し迦桜羅守羽多<ガルーダシューター>となる。

この戦いの数年後にはさらに修業を積み、立派な若武者へ成長する。


新世大将軍<しんせいだいしょうぐん>

新世大将軍

モチーフ:ガンダムF91

かつての烈光頑駄無。新生闇軍団を打倒し天宮を治めていた。

天の島の落下が、新生闇軍団の仕業と見抜き打倒に乗り出すも、突如鎧の結晶鳳凰(心凰、技凰、体凰)が七つに砕け散り、同時に病に倒れてしまう。

漫画版では、飛駆鳥が幼少の頃に暗黒結晶鳳凰<ダーククリスタルフェニックス>に心凰を壊され、その傷が原因で技凰、体凰も砕け散ってしまった。


轟天頑駄無<ゴウテンガンダム>

モチーフ:プロトタイプガンダム

かつての波悪民我夢の街の指導者で、新世大将軍の義父。飛駆鳥たちの母方の祖父にあたる。

現在は隠居しており、飛駆鳥と舞威丸から「じい」と呼ばれる事から家老職に就いていると思われる。

漫画版では腕白な武威ノ進に手を焼いていたり、自らも闇軍団と戦おうとして腰を痛めてしまったりと、かつての豪胆な姿より少しお茶目で柔らかい印象に変化している。


姫天頑駄無<ヒテンガンダム>

モチーフ:ワイツミラージュ

轟天頑駄無の娘。闇帝王との戦いの後に新世大将軍と結婚し、飛駆鳥と舞威丸を産んだ。


頑駄無軍団編集

新世大将軍が天宮の元首として就任し、平和を守る防衛軍として波悪民我夢自警団<バーミンガムじけいだん>を基に頑駄無軍団が新たに組織された。頑駄無軍団には大将軍の他に補佐役として将頑駄無と副将軍が存在している他、うっかりざくれろ風車の百式などのかつての自警団のメンバーも在籍している。

司令部は波悪民我夢の街にある「烈帝城」で、城はかつての天地城を改造したものらしい。


剣聖副将軍流星<けんせいふくしょうぐんリュウセイ>

烈空頑駄無<レックウガンダム>が出世した姿。飛駆鳥の剣術指南役。武器は翼心丸と邪射鳥<ジーバード>。


隠密副将軍月光<おんみつふくしょうぐんゲッコウ>

烈破頑駄無<レッパガンダム>が出世した姿。武器は邪封丸と強爆銃<ストロンググレネード>。


新生将頑駄無<しんせいショウガンダム>

頑駄無真駆参<ガンダムマークスリー>が出世した姿。武器は参叉の槍と目牙光銃<メガビームガン>。漫画版には未登場。


七人の超将軍編集

七人の方々

超将軍とは、砕かれた頑駄無結晶<ガンダムクリスタル>の欠片である「閃光結晶<ビームクリスタル>」に選ばれた戦士たちである。通常の武者よりも強く、単独行動による遊撃隊的な活動ができる。

尚、彼らの中には歴代の頑駄無大将軍の再来だといわれる者もおり、彼らの生まれ変わりと言う説がある。

本作の天の島落下事変以後、「超将軍」は頑駄無軍団の遊撃隊員の称号となった。


荒鬼頑駄無<コウキガンダム>

月下の鬼将軍超将軍見参!!

モチーフ:ガンダムNT-1

超将軍たちのリーダー格。最初に駆け付けた4人の超将軍のうちの一人で、於雄得山<オオエやま>の出身。「正義の鬼将軍」の異名の通り、悪党共を鬼の面にマントという姿で成敗する鬼神のごとき戦いぶりから、四代目頑駄無大将軍の再来と言われている。

閃光結晶の色は青で、自身の持つ盾に装着されている。


雷鳴頑駄無<ライメイガンダム>

剣聖副将軍の門下生で、最初に駆け付けた4人の超将軍のうちの一人。言葉遣いは丁寧だが、どこか高飛車で高圧的になってしまう。雷砲の名手であるため、二代目頑駄無大将軍の再来ではないかと言われている。

閃光結晶の色は緑で、鎧の左肩に装着されている。


獣王頑駄無<ジュウオウガンダム>

獣王

最初に駆け付けた4人の超将軍のうちの一人。大自然の声を聞くことができる修験者で、動物とは友達。修行の末に四獣王と会話できる能力を身に付けたため、彼らと関係の深い初代頑駄無大将軍の再来ではないかと言われている。四聖獣変化形態に変身する。漫画版では博多弁で話す。

閃光結晶の色は黄色で、鎧の左肩に装着されている。


天地頑駄無<テンチガンダム>

天地頑駄無

かつては山賊の頭領をしていたが、閃光結晶に選ばれ超将軍となった。最初に駆け付けた4人の超将軍のうちの一人。頭より体が先に動く性格で、怒ると手が付けられない。五つの力を宿した剣や銃を使いこなし、民衆のために戦う姿から、三代目頑駄無大将軍の再来ではないかと噂されている。

情報収集で手助けする光亜兵衛<コアベエ>という子分がいる。

閃光結晶の色は赤で、武器である星珠の太刀の柄に装着されている。


千力頑駄無<センリキガンダム>

千力頑駄無超将軍

世直しの旅を続けてきた千生将軍のその後の姿。新生闇軍団の斬首の面<ザンネックのめん>により洗脳され、魔将軍千力となり敵として立ちふさがるが、舞威丸と爆流の活躍により洗脳が解け超将軍として新生闇軍団と戦う。愛馬・烈堂馬虎<レッドバトラー>は千力の鎧となる。

閃光結晶の色は橙色で、鎧の右肩に装着されている。


爆流頑駄無<バクリュウガンダム>

爆流頑駄無

モチーフ:シャイニングガンダム

「からくり一門」出身の発明家で、大牙頑駄無超将軍飛天頑駄無超将軍は兄。

武者としても一流で、二刀流の使い手。格闘術にも長ける。後に舞威丸の師匠になり、相棒となる大鋼を模した鉄機武者を開発している。漫画版では関西弁で話す。

閃光結晶の色は水色で、左の前腕に装着されている。


牙忍鉄斗羅<がにんテトラ>

牙忍鉄斗羅

モチーフ:ガーベラ・テトラ改

元は新生闇軍団・氷魔忍軍の一員。新世大将軍と出会った事で改心し、隠密副将軍の下で密偵を務めていた。闇と光の狭間で生きる宿命が、かつての殺駆頭のようだと語られている。

吏偶遮光の張った結界を破るため、光魔重撃破を放ち死んだと思われたが…

閃光結晶の色は紫で、鎧の右肩に装着されている。


鉄斗羅頑駄無<テトラガンダム>

超将軍・鉄斗羅頑駄無

モチーフ:ガンダムGP04

死んだと思われた鉄斗羅が、結晶鳳凰の力により新たな姿を与えられ、頑駄無族として復活した姿。

牙忍時代の闇の鎧を盾として扱える。

閃光結晶は以前と同じく、鎧の右肩に装着されている。


未知の存在編集

機動武者大鋼<きどうむしゃだいはがね>

機動武者大鋼(ver.Ka風)

かつて天宮を救ったと言われる古の巨大武者。言い伝えに語られる『伝説の巨神』であり、飛駆鳥たちはこれを求めて旅に出ることになった。

その正体は巨大な「からくり武者」。『風林火山編』の時代に火炎の駄舞留精太によって設計図が発見され、復元された後に悪無覇域夢山に封印された。「剛鋼形態」と呼ばれるSD形態から、八頭身の形態への変形機構を備えている。

本来は「太陽鋼砲」という名称なのだが、設計図の欠損が激しかったために「大」と「鋼」の文字しか残っておらず、やむなく駄舞留精太はこの二文字をそのまま肩に刻み付けた。それを舞威丸が「ダイハガネ」と読み、以後この名で呼ばれるようになる。

実は、八つ目となる桃色の閃光結晶を腹部に持つ。


新生闇軍団編集

新世大将軍との激闘による闇帝王の戦死により壊滅・解散したと思われたが、生きていた魔殺駆の手によって再建、再び世界征服を目指すべく悪事を始めた。

今度は宇宙にある古代の遺物天の島を落下させて影舞乱夢と赤流火穏を壊滅させ、そして今また天宮にも落下させようと企む。

新メンバーに加えて以前のメンバーである熱鬼兵や妖雷、風破など(漫画版に登場)も参加しつつ、かつての地上最強の戦いで暗躍した闇大帝頑駄無の手下だった大蛇飛駆塞虫たちも死霊武者として存在。更には「呪導武者」という巨大ロボットまで使用していたりと、前回よりパワーアップしている。

表向きの指導者は魔殺駆だが、彼も知らないうちに死んだはずの闇帝王の計画が進んでいた…


魔殺駆<マザク>

覇道武者は…勝つまで戦うのだっ!!

モチーフ:高機動型ザクⅡ後期型

前回の戦いから生き延び、再び新生闇軍団を組織した首領。復讐のため天宮を襲撃して回っていた。

実は遮光に蘇らされた死霊武者で、「ぷろぐらむ」に従って行動している。だが、闇魔神復活のための媒介にされる直前、反抗して逆に闇の力を吸収、覇道武者となった。


覇道武者 魔殺駆<ハドウムシャ マザク>

覇道武者魔殺駆

モチーフ:高機動型ザクⅡ後期型ゾロアットゾリディア

闇魔神の本性を現した遮光を出し抜き、クラヤミと合体した魔殺駆。

この事から、もう主君である闇帝王は尊敬していないようだ。大鋼と死闘を繰り広げるが、最後は太陽鋼砲の直撃を食らい、消滅した。

登場作品の多い魔殺駆だが、実はプラモデル化されたのは今作のみ。リアル頭身の敵武者プラモは貴重である。


呪術士 遮光<ジュジュツシ シャッコー>

魔殺駆Bパーツその2

モチーフ:シャッコー

魔殺駆の参謀として暗躍する謎の呪術士。表向きは魔殺駆に従っているが…


闇魔神 吏偶遮光<ヤミマジン リグシャッコー>

リグシャッコー

モチーフ:リグ・シャッコードラス

遮光の正体。死んだ闇帝王の魂の化身、つまりは闇帝王本人だった。

魔殺駆と超呪導武者クラヤミを吸収し闇魔神として復活しようとしたものの、クラヤミを魔殺駆に奪われてしまったため、自らの魔力でこの姿に変身した。


超呪導武者クラヤミ

魔殺駆Bパーツ

無数の死霊武者たちを収容する巨大要塞メカ。遮光が魔殺駆に無許可かつ内緒で闇軍団基地を改造して建造した物。

本来は闇帝王の新たな体とするつもりだったが、魔殺駆に奪われ覇道武者のボディとされた。



悪悲故留<アビゴル>

モチーフ:アビゴル

紅亭尾<コンティオ>

モチーフ:コンティオ

怒護羅<ドッゴーラ>

モチーフ:ドッゴーラ

新たに新生闇軍団に加わったメンバー。


呪導武者

新生闇軍団が使用する巨大なからくり兵器。姿は黒魔神闇皇帝と同じで、下半身がキャタピラになっている。遮光の呪術で操られる。


関連タグ編集

新SD戦国伝


伝説の大将軍編七人の超将軍編超機動大将軍

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