「お兄ちゃん、何度やっても僕には勝てないよ?」
スペック
身長 | 204cm/223cm(赤ドラス) |
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体重 | 94kg/177kg(赤ドラス) |
ジャンプ力 | 150m |
(身長と体重の出典:「仮面ライダー画報 仮面の戦士三十年の歩み」(竹書房・2001年)P212より/ジャンプ力の出典:「ライダーヒーローシリーズ18 ドラス」のタグより)
概要
望月博士が生み出した「ネオ生命体」が金属等を取り込んで造ったバッタを思わせる怪人。ネオ生命体の活動・戦闘用ボディで、高速移動時には球状や液体金属になって飛行し、円錐形に変形して障害物を破壊することもできる。
臍あたりに赤い発光体があるZOに対して、ドラスの腰には歴代ライダーを思わせるバックルのような器官が確認できる。
また、胸部は開閉でき、S.I.Cでも再現された。
過去にネオ生命体が知覚した情報を引き出し、自身のエネルギー不足や相手の情報を正確に分析する能力や飛行能力を持つ。
武器はロケットパンチや、右肩の発射口から撃つ分子破壊光線「マリキュレイザー」(前方向だけでなく、広範囲に発射可能)、伸縮自在の尾「ドラステール」。
また、格闘攻撃に電気を加えて威力を上げたと思われる描写がある。
損傷を受けても材料さえあれば容易に修復可能であり、ZOに右腕を切り落とされた際には金属の鉤爪を生成した。エネルギーを消費するようで、ZOに切れた電線を押し当てられ高圧電流を浴びせられた上、ビルから突き落とされて腹部に鉄骨が突き刺さった際は鉄骨を取り込んで再生したが、エネルギー不足で暫く行動不能になった。
怪人を作る能力も持ち、作中ではクモ女とコウモリ男を生み出している。
望月博士に「自らを完全な生命体」として改造させる為、息子である宏を狙うが、ZOに妨害される。
アジトではZOを吸収して「赤ドラス」に進化したが、宏のオルゴールを聞いて生じた感情に混乱、その隙に力の源プールを博士に破壊され、体内から脱出したZOのキックを受けて消滅。
後の映画での登場
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
大ショッカーの怪人として参戦したが、仮面ライダーに倒された。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
電波人間タックル捨て身のウルトラサイクロンで瀕死の重傷を負った蜂女がネオ生命体の力で傷を癒そうとして吸収され、生み出された。
海東がその存在を知っていたことから、過去に何らかの形で倒されたものが蘇ったものと推測される。
その力で仮面ライダーディケイド、仮面ライダーディエンド、仮面ライダーキバーラ、平成ライダー達を圧倒した。ディケイド最強コンプリートフォームが「切り札」として9人のライダーを最強フォームに変身させ、彼等とディエンド、キバーラの必殺技、ディケイドのファイナルアタックライド(ライダーリンチ)で倒された。
倒され方
- ディエンドのFARに合わせ仮面ライダー龍騎サバイブのメテオバレット、仮面ライダーファイズ ブラスターフォームのフォトンバスター、仮面ライダーカブト ハイパーフォームの(ライダー史上最も迷惑な技)マキシマムハイパーサイクロンを撃ち込まれ
- 背後から仮面ライダーキバ エンペラーフォームのファイナルザンバット斬と仮面ライダーブレイド キングフォームのキングラウザーによる一撃(多分ロイヤルストレートフラッシュ)を受け
- 振り向きざまにキバーラと仮面ライダー電王 超クライマックスフォームの超ボイスターズスラッシュに切り裂かれ
- 仮面ライダー装甲響鬼と仮面ライダーアギト シャイニングフォームのコンビに殴り飛ばされ、
- よろめいた所で6㎞四方を吹き飛ばす封印エネルギーを持ち、平成ライダー史上最強100tの衝撃を持つ仮面ライダークウガ ライジングアルティメットのパンチを胸に受けた上、
- 通常時でもゴ集団のグロンギや仮面ライダーインペラーを一撃で倒し、高層ビルを薙ぎ倒す波動を容易く突き破るディケイドのディメンションキックを、数値上2倍も上回るコンプリートフォームの状態で受けた。
ネオ生命体のコアは運良く脱走、「スーパークライス要塞」を操ってライダー達を圧倒するが、ファイナルフォームライドしたライダー達の攻撃と、仮面ライダーWに乗っ取られたマンモスメカの攻撃で、スーパークライス要塞は崩壊。その後『W』の世界から逃げ込んできたダミー・ドーパントと合体しアルティメットDになるが、ディケイドとサイクロンサイクロン・ジョーカージョーカーに変身したWのトリプルキックで倒された。
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
ショッカーと同盟を組んだ怪人として登場。
広場での決戦ではシャドームーンと共にマーキュリーレーザーを放ち、仮面ライダーオーズと仮面ライダーNEW電王を吹っ飛ばした。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
ゴーカイブルーをラリアットとパンチだけで変身解除に追い込むものの、突然現れたゴーカイレッドに切り裂かれた挙句、ゴーカイガンで撃たれまくり爆死。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
沢芽市襲撃では、マシーン大元帥や十面鬼ユム・キミル達と鎧武を攻撃した。
最終決戦では仮面ライダー響鬼の苛烈な音撃で戦闘員軍団と共に倒された。
演じた俳優
声優
- 『仮面ライダーZO』
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
スーツアクター
- 『仮面ライダーZO』
- 『仮面ライダーZO』
- 『仮面ライダーZO』
『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER ZO EDITION -ZO vs J-』
早瀬マサトによる二次創作ジオラマノベル。
本作品でのドラスは、仮面ライダーJを吸収して赤ドラスとして復活(個別記事も参照)。ZOを1度は破るが地空人の介入で失敗、Jパワーを失いJにも脱出される。起死回生にフォッグマザーの残骸を吸収して力を得ようとするも、マザーの意識が残っていた為にドラスの意識はフォッグマザーに吸収され、「フォッグ・ドラス」(上記イラスト)になってしまう。
立体化
仮面ライダーを彷彿とさせるフォルムから人気があるのか、ネオライダーの怪人の中では特に立体化の機会に恵まれた存在である。
意外にもソフビはライダー怪人シリーズではなく、ライダーヒーローシリーズからのリリースであった(シャドームーンやオルタナティブ・ゼロと同様の扱いだと言えよう)。
- ライダーヒーローシリーズ(1993年頃)
- S.I.C(2004年12月01日発売)
- HDM創絶 仮面ライダー 鮮緑の疾風編(2009年11月)
- S.H.Figuarts(2015年06月発売)
- SHODO仮面ライダーVS7(2017年11月7日発売)
- 東映レトロソフビコレクション(2020年6月24日受注開始)
カード
- 仮面ライダーバトルガンバライド(No.001-063)
- レンジャーズストライク(RK-184)
関連タグ
仮面ライダーZO ネオ生命体 哀しき悪役 ショタ ライダー怪人
人間モドキ - ZO(変身者)の中の人が演じた特撮悪役で同じく人工生命体だが、こちらは生身に近く外見も人間そっくりでエネルギー補給無しで自己再生できる等、ドラスとは真逆である。
マッド・ガルボ - 同デザイナーかつ外の人繋がり2。ドラスと同様に主人公のライバルポジかつ、ある意味で同族。出自についても似ており、どちらも本編で主人公キラーとして作られた事が明確になっている。
仮面ライダー真 - 意図的にシンを意識しており所謂ドラスは真のアンチテーゼ(もしくはアナザーシン)である。
アナザーアギト - 主人公のアンチテーゼ的な存在のバッタモチーフのライダー。デザイナーこそ異なるが外見が似ている。
黒殿様飛蝗怪人 - ある意味でドラスとは対局の位置にあるバッタ怪人。