「多くを守る為に、一つを犠牲に出来る勇気を持つものこそが、真の英雄なのですよ」
概要
オルタナティブのプロトタイプで、オルタナティブ作成者の香川英行が変身する。
額に銀のVマークが、腕や胴の側面にプロトタイプを示すラインが入っているが、その他の外観や基本能力は完成型のオルタナティブと同じ。因みにこのラインは仮面ライダー新1号のオマージュ。
香川が相手の攻撃を全て記憶する為、同じ攻撃は二度と通用しない。
その為か、『ガンバライド』にてスペシャルカードとして登場した時、使ったラウンドで後攻になると防御力が2倍になるというレアリティに合わない性能を持つ。対戦カードによっては、発動しただけで勝敗が決定してしまう。
召喚機、契約モンスターはオルタナティブと共通である。
スペック
身長 | 190cm |
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体重 | 93kg |
パンチ力 | 300AP(15t) |
キック力 | 450AP(22.5t) |
ジャンプ力 | ひと跳び50m |
走力 | 100mを4.5秒 |
所持カード
- アドベント
サイコローグを召喚。6500AP。
「スラッシュダガー」を召喚。2000AP。名前はダガー(短剣)だが、見た目は寧ろ両手剣……
剣先から蒼炎を放って敵を攻撃する他、ドラグクローファイヤーを防ぐ程の頑強さを備えている。
- アクセルベント
使用者のスピードを上げる。平たく言うならクロックアップ。いや寧ろアクセルフォーム。2500AP。
- ホイールベント
サイコローグをバイク形態「サイコローダー」に変形させる。4500AP。
設定上存在しているが、ぶっちゃけ変形だけならファイナルベントで事足りるので未使用に終わった。モンスターがバイクに変形するという意味ではサバイブを思わせるが、現時点でホイールベントを持っていると明確に設定されているのはこのオルタナティブシリーズのみである。
「デッドエンド」を発動。8000AP。
サイコローダーに搭乗し、独楽の様に高速回転しながら相手目掛けて特攻する
契約モンスター
契約したモンスターはサイコローグ。
コオロギ型のミラーモンスター。6500APと、何気にトップクラスの強力モンスター。
目からミサイル弾を撃つ事が出来る。
ソードベントで腕の一部を模したスラッシュダガーを与える。
ホイールベントやファイナルベントでバイク形態・サイコローダーに変形する。
ちなみにのサイコローグ、図々しくも映画『オールライダー対大ショッカー』に出演した際には自分がスラッシュダガーを振り回していた。
HERO SAGA
龍騎編2作目『IFの世界』では量産に成功しており、第2話に香川教授のゼロがリーダーとなって合わせて13体登場。
12体のオルタナティブは仲村創他、教授に賛同した大学の学生達が変身。
東條の仇であるリュウガの前に現れ、集団戦法で圧倒した。
第3話でもゼロが登場しオーディンと士郎の前に現れるが、その装着者は…
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』版
アドベントマスターの名称で登場。
原作とは逆に、仮面ライダーのプロトタイプという設定になっている。
ベンタラのライダーの指導者、マスター・ユーブロンが変身。
日本語吹き替えを担当したのは原作で仮面ライダーオーディンの声を担当した小山剛志氏。
余談
『仮面ライダー鎧武』の仮面ライダー斬月が同様の変身ポーズを取っており、『鎧武』の脚本家が『龍騎』のファンであると公言している為、オルタナティブ・ゼロを意識した可能性はある。
同様の変身ポーズを取るライダーは他には仮面ライダーサイガ、仮面ライダー迅がいる。ただし、斬月と迅は主人公と和解した。