アドベントマスター
あどべんとますたー
日本語版CV:小山剛志
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』に登場する戦士の1人。原作『仮面ライダー龍騎』におけるオルタナティブ・ゼロに相当する。
ベンタラのライダーの指導者、マスター・ユーブロンが変身する。仮面ライダーのプロトタイプであり、疑似ライダーたるオルタナティブ・ゼロとは対照的な設定になっている。
普段は渋いオジ様の姿だが、その正体はゼイビアックス将軍と同じ種族のエイリアン。かつては彼の部下として様々な平行世界を行き来できるワープ装置を開発したがゼイビアックスの横暴なやり方に疑問を抱き、彼と決別してベンタラに移住。アドベントデッキを開発してゼイビアックスに対抗しようとした。
ゼイビアックスがベンタラを侵攻した際に相打ちとなってベントされたが、アドベント空間ではなく1947年（ロズウェル事件が起きた時期）のニューメキシコ州に飛ばされてしまった。その後政府によって回収され61年間半冷凍保存されていたが、レンによって眠りから目覚め、再び反ゼイビアックス陣営の指揮を執った(なお、吹き替え版では回収された時期が1年前になっている)。
唯一アドベント空間を行き来できる存在であり、ベントされた者達を救出することができる。
しかしゼイビアックスとの戦いでデッキが損傷しており、デッキの修復が不完全な中ベンタラのライダー達を救出したが、キット・テイラーとケイスを救出した時点でデッキが限界を迎えてしまったため、全員を助けるには至らなかった。その際密かに開発していた仮面ライダーオニキスのデッキをキットに託している。
その後デッキを完全に修復して全てのライダーを救出、最終決戦後はライダーに選ばれた地球人達を救出した。
小説作品『2WORLD 1HEARTS』ではデッキの力で二つの世界を支配しようとしたスチュアートを止めるため、地球人の信じ合う力に命運を託し、敢えてゼイビアックスに従っていたライダーに最終決戦を任せた。ベントされた彼らを再び復活させるためにエネルギーを使い果たしてしまい、自身は参戦出来なかったが彼の判断はその通りに戦いを勝利に導いた。
また、デッキの情報を書き換えることができ、過去ユーザーのデータを新規ユーザーに転送させて格闘未経験者でもライダーとして活躍させることができる。
オリジナルとは異なりバイザーの音声は他のライダーと同じ。アクセルベントはスピードベントに変更されている。
ゼイビアックス将軍がアドベントマスターのデッキをコピーした物で変身したマスターの偽者。模造品なのでオリジナルと異なりアドベント空間との行き来はできない様子。
アドベントマスターのふりをしてアダムの変身する仮面ライダードラゴンナイトを攻撃し、彼にアドベントマスターや仲間の仮面ライダーに対する不信感を植え付ける事で仲間割れさせようとした。
原作におけるオルタナティブに相当する。
- サイコローグはアドベントで召喚されなかったが、野良モンスターとして登場している。主人を捜して彷徨っていたのだろうか?
- 劇中のスーツは現地で新規に作り直されており、明らかに龍騎本編のものよりも質、状態が良くなっている（特に目の部分が分かりやすい）。その後は他のライダーのスーツと共に日本に持ち込まれ、仮面ライダーディケイドに登場したオルタナティブに改造された。
- 小山剛志は原作で仮面ライダーオーディンの声、バイザーのシステムボイスを担当している。
- 原典のオルタナティブは疑似ライダーであるため、こちらは初めてかつ唯一のコオロギモチーフのライダーと言える。
