「そんなものは伝説だ‼」(仮面ライダーストロンガー第38話)
概要
『仮面ライダーストロンガー』と敵対する組織デルザー軍団最強と呼ばれる改造魔人。
岩石大首領の側近であり、ミイラ男の末裔と言われる。希に「キキーィ‼」という叫び声を上げる事がある。
その実力は彼以前のリーダー格だったジェネラルシャドウが敵わないと認める程であり、仮面ライダー2号やV3と互角に渡り合う格闘戦の技量と仮面ライダー1号のライダーキックやV3>のV3キックの直撃にも耐える頑強な身体を持つ。
これに加えて額に装備したレーザー発生装置の他、三角状の赤いピラミッドで相手を閉じ込める「魔のピラミッドレッドバリアー」、相手の身体に付着すると凝固し、体内の水分を奪ってミイラ化させた上砂状にしてしまう名称不明の赤い液体、更には改造人間をも仕留める黄金の機関銃を武器として所持している。危急の際には専用の棺に入る事で身を守り、そのまま飛行も可能と攻撃・防御・移動全てに隙が無く、デルザー軍団事実上のリーダー格の名に恥じない実力者。
磁石団長(上記画像前右)・ヨロイ騎士(上記画像前左)とは同志の関係で、強い結束力と信頼関係を有している。
また、描写から察するに組織内で唯一岩石大首領の存在を知っていたようだ。
ただし、成井紀郎氏『仮面ライダー11戦記』やテレビマガジンでのコミカライズ、すがやみつる氏のコミカライズではシャドウも大首領直属として描かれ、後述する『SPIRITS』ではデルザー全員が大首領に忠誠を誓っている。
デルザー軍団に出向するや自身の地位とそれまでの失態を理由にジェネラルシャドウから実権を奪いデルザー軍団のリーダー格となった。
そのせいでシャドウからは疎まれていたが彼自身はシャドウの実力を高く評価しており、指揮権掌握後もシャドウを粛清しなかった。更にシャドウが妨害工作をした事に気づきながら、シャドウの意思を尊重してストロンガーとの決闘を許すという寛大な面を見せた。
大元帥の肩書は伊達ではなく作戦立案能力にも秀でており、仮面ライダーV3、ライダーマン、そしてシャドウの犠牲と引き換えにストロンガーを捕虜にしてみせた。
しかし、仮面ライダー1号と仮面ライダー2号のダブルライダーの存在についてはよく把握していなかったようで、記述冒頭の台詞のように「伝説の存在」と一笑に付していた。そのダブルライダーが参戦した事で彼の目論みは崩れてしまう。
城茂を奪還されたことでダブルライダーに仕掛けた罠も見抜かれた挙句磁石団長とヨロイ騎士を捕虜にされ、更に仮面ライダーXと仮面ライダーアマゾンの活躍でV3とライダーマンも奪還される。
大首領の援護で危機を脱すると、立花藤兵衛を人質にして7人ライダーを奇厳山まで誘い出し、大首領が復活させた再生怪人軍団(※)と共に最終決戦を挑む。
しかし、同志2人と再生怪人軍団が6人ライダーに纏めて蹴散らされて進退窮まり、ストロンガーを道連れに自爆しようとするが電パンチで返り討ちにされて力尽き、最後は「デルザー軍団は滅びぬ」と言い残して爆死した。
※デルザー復活!と叫んでいたものの、荒ワシ師団長以外の再生怪人軍団はブラックサタンの奇械人で構成されており、何故かカニ奇械人と呼ばれるゲドンのカニ獣人に似た怪人が混ざっていた。
また、ブブンガーもドクガランのボディという継ぎ接ぎのような状態だった
他作品では
映画『仮面ライダー大戦』ではジェネラルシャドウと共に地獄から蘇り、バダンの「メガ・リバース作戦」に協力する。
なぜか、冒頭ではデルザー軍団では立場が下だったはずのシャドウの指示で仮面ライダー鎧武に襲い掛かっている。人事異動か?
バダンシティでの最終決戦では一般の怪人もろとも、因縁のあるV3の放ったキックに巻き込まれて爆散している。
『スーパーヒーロー大戦GP』ではシャドウと共にショッカーの幹部に着任した。
最後は他の幹部と共に仮面ライダー軍団と戦うも、剣崎一真/仮面ライダーブレイドの放ったライトニングブラストと橘朔也/仮面ライダーギャレンの放ったバーニングスマッシュを受けてン・ガミオ・ゼダ共々爆発四散した。
SFC『ガイアセイバー』ではショッカーの首領ではないものの最高幹部として君臨し、死神博士・地獄大使・暗闇大使]]を率いて「同盟」を苦しめる。
しかし、シャア・アズナブルの放ったコロニーレーザーによりショッカー基地が壊滅すると這う這うの体でスペースコロニーまで逃げのび、挙句カロッゾ・ロナが残党狩りの名目でコロニーに解き放ったバグの攻撃を受けて絶命するという悲惨な最期を遂げる。
『仮面ライダーSPIRITS』では、他の改造魔人が東京で戦う一方、磁石団長・ヨロイ騎士と共にサザングロス内で修復を受けていたが、1号と地獄大使が戦っている最中に覚醒した。
プライドが際立って高い狼長官が「貴公」という尊称を用いていることからも、彼の軍団内での地位が窺い知れる。
本作に於いては岩石大首領は単なる暗闇大使の操り人形でしかない為、タメ口を使っている。
余談
ラフスケッチ段階では「ミミズミイラ」という怪人が企画されており、マシーン大元帥が最初からミイラ男の子孫の予定で進められていたかは疑問が残る。
軍団最強の実力者でありながら、最期はチャージアップもしてないストロンガーにパンチ一発でやられた事をよくネタにされているが、台詞から察するに恐らくは体内に自爆装置的な物を仕込んでおり、それを作動させるもストロンガーに組み付けないままタイムリミットが来て爆死してしまったものだと思われる。
関連タグ
キカイダー:色合いが似ている。