概要
威力の調整が可能で、人間を気絶させる程度に抑える事も可能。
2種類の特徴的なポーズを取るためか知名度が高く、しばしばパロディでも使われている。
命中精度が高いので、作中ではけん制や部位破壊で使用されることが多いが、決して威力が低いわけではなく、自分より巨大なUFOを難なく爆砕したり、ワイアール星人やダンカンなどを撃破している。また、フルパワーで撃てば光線のエフェクトが極太になるのが特徴。(ロストヒーローズ)
『ULTRASEVENX』では寄生生命体ペジネラやメカ・グラキエスを跡形もなく吹き飛ばした。
『ウルトラマンメビウス』では、メビウスのメビウムシュートとの合体光線「エメリウムメビュームシュート」として放ちグローザムを粉みじんに消し飛ばした。
『ウルトラ銀河伝説』に至っては、体重2万5千tのエレキングを水平にぶっ飛ばして岸壁に叩き付け爆砕という凄まじい力を発揮していた。
とはいえ如何せん見た目が地味だからか、平成シリーズに入って以降は決まり手としての役割をワイドショットに譲っている傾向にある。
本編第48話ではパンドンに放とうとするが過労によってビームはほとんど出ず、パンドンには届かなかった。
倒した怪獣達
セブン本編
ピット星人円盤、ゴドラ星人、メトロン星人、チブル星人、アンドロイド少女ゼロワン、アイアンロックス、プラチク星人、ダンカン、ペガ星人、ゴーロン星人
計10体
エレキング二代目、ネオパンドン
計2体
他に使用できるキャラ
・()内は、原点と技名が異なる場合の名前。ウルトラセブン21も『アドリウム光線』というそっくりな技を使うが、ウルトラセブン本人の直結ではないので、この場では含まない。
※TV本編に出た一号機およびウルバトでは光線の音がスペシウム光線になっている。
- エースキラー
- ウルトラマンギンガストリウム
- ウルトラマンゼロ(エメリウムスラッシュ)
- オーブ・エメリウムスラッガー(トリプルエメリウム光線)
- ジード・ソリッドバーニング(エメリウムブーストビーム)
- ウルトラマンタイガ(タイガエメリウムブラスター)
※正確にはゼロの力がベース
- ゼット・アルファエッジ(ゼスティウムメーザー)
分類
Aタイプ
両手の人差し指と中指を伸ばし、その指の第一関節を右指を下にしてくっつけて交差させた上で額の前に当て、両腕でビームランプを囲うようにして発射する(パロディでは両指を離していたり両手をチョキにして放つポーズも多いがこれは厳密には誤り)。本編では多数の線が曲がりくねるように描写され、反磁力線とされる。エメリウムスラッガーのトリプルエメリウム光線は、エネルギーをチャージする際、最初にこのポーズをとる。
Bタイプ
右手を空手の構えのように引き込みグーで構え、左腕を胸の前で水平に曲げながら平手で構えアイーンのようなポーズで放つ。本編では緑色または青色の直線に描写され、熱線とされる。ゼロが使うエメリウムスラッシュはこの構えで放つ。エメリウムスラッガーのトリプルエメリウム光線は、エネルギーをチャージする際、Aタイプのポーズの次にこのポーズをとる。
Cタイプ
腕組みで白色の光線を放ち、操られたウインダムの破壊光線を相殺した。
片手打ちタイプ
エメリウム熱線を低威力にして放つ。ビームランプに右手人差し指を当て、それを前に指差す事で発射される。人体内のダリーを爆発させずに倒した。エメリウムスラッガーのトリプルエメリウム光線は、これに似たポーズ(右腕の拳を前に突き出す)と共に発射する。
また飛行しながらブラコ星人の円盤群を打ち落とす際、右手だけをAタイプの構えにして発射した事もあった。
違いますよ
ウルトラマンガイアのフォトンエッジはビームランプから放つ光線技ではない。というより、ガイアにはビームランプ自体が存在しない。
ウルトラマンアークのアークソードビームもまた、額のアークストーンから放つ光線技ではない。放つ部分はアークアイソードに施されたアークキューブである。
なんとかビームでもない。念のため言うが。
更なるバリエーション
バリエーションもいくつかあり、カナン星人によって操られてしまったウインダムを元に戻したエメリウム覚醒光線や、『ウルトラマンA』に出演した際に、超獣バクタリを元のバクに戻したエメリウム還元光線などがある。また、オニデビルの豆を食らって麻痺してしまったエースを回復させたりしている。
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では発展技として、腕をバッテンに組んでエメリウム光線を(ウルトラマンのスペシウム光線、タロウのストリウム光線と同時に)撃つことで、ゴモラの結界を破る特殊な光線「ウルトラフラッシャー」を発動した。
余談
…全く関係ないはずなのに、なぜかドラゴンボールのチチも少女時代に使っていた。
『この素晴らしい世界に祝福を!』の駄女神ことアクアも「セイクリッド・ハイネス・エクソシズム」という魔法を使っているが、その際エメリウム光線Aタイプのポーズをとっている。