概要
CV:峰恵研
『仮面ライダーアマゾン』第9話「行けアマゾン! カニ獣人の島へ!」に登場する秘密結社ゲドンの獣人。鳴き声は『ギィーッ!』。
巨大化させたカニに人間並みの知能を与えたあまりにもカニそのまんまなデザインが特徴。その見た目通り横に移動することが多い。
全身を鉄より硬い緑の甲殻で覆っており、両腕の鋏で相手を捕らえ、毒の泡で骨まで溶かしてしまう。また多数の人食い蟹(実際に生きた蟹を使用)を操るという能力も持つ。
十面鬼ゴルゴスの好物である若い女の生き血を収集するのが役目で、こんな外見のくせにゴルゴスからは「人さらいにはうってつけの人材」と称されていた。もしかしたら赤ジューシャに関する現場指揮に優れているのかもしれない。
活躍
ヒロインの岡村リツコとその友人を拉致するが、アマゾンにアジトである島に乗り込まれる(泳いできた)。
当初は配下の人食い蟹を使いリツコ達を人質とし、アマゾンを一方的に攻撃。と言っても所詮は「ただの小さい蟹」だったため、アマゾンが反撃に転じても特に人質を攻撃することは無かった。
毒の泡で攻撃するも主人公補正バリバリのアマゾンライダーにはこれっぽっちも通用しなかった。ナレーションの『アマゾンにはカニ獣人の泡など通用しないである』の一言で済まされている。
大切断で滅多切りにされ頭からオレンジ色の蟹味噌をぶっ放して失血死した。
なお残った配下の人食い蟹達も、普通に手で払って追い払われた。特に駆除されたということもなく、その後の動向は不明。
ちなみに本人はモグラ獣人を「命が惜しかったら教えろ」と脅迫しアマゾンの弱点を聞き出そうとした後「ゲドンに約束なんてもんはない!」と吐き捨てやっぱり始末しようとするという凄まじい掌返しを見せたものの、ゴルゴスの「アマゾンを殺したら最高幹部にしてやる」という嘘くさい甘言にはホイホイ従っている辺り、獣人という存在のバカさ加減が窺える。
派生作品での登場
『仮面ライダーSPIRITS』ではゲドンの九州制圧作戦に参加。再生モグラ獣人に与えられた阿蘇山噴火計画のアシストを行う。ワニ獣人との二人がかりでアマゾンからガガの腕輪を奪い取り、十面鬼ゴルゴスに返上するものの、即座に用済みと見なされ火炎放射で処刑され焼き蟹にされた。
なお、アマゾンの次の作品である『仮面ライダーストロンガー』では、最終回で岩石大首領が蘇らせた再生怪人軍団にカニ奇械人という同型の怪人がいた。(ただし右腕がブラックサタンのカマキリ奇械人、左腕がガランダー帝国のハチ獣人のものになっている。)
余談
- NHKの「昔話法廷」第8話『さるかに合戦』裁判ではよく似たコンセプトのカニが登場した。
- その姿というのが頭とハサミがリアルなカニ(甲羅も存在する)でそれ以外と人と同じ体であった。
関連項目
カニアマゾン:カニ獣人がモチーフと思われる。