「それはおれも知りたいところだ‼」
登場作品『仮面ライダーアマゾン』
第20話「モグラ獣人 最後の活躍‼」
CV:本塚正之
概要
キノコに人間の知能、あるいは頭脳を移植して生み出されたガランダー帝国の獣人。キノコ型というよりは人型のフォルムから至る所にキノコが生えているというグロテスクなデザイン。
自身の体内で作り出される唯一の攻撃手段でもある『人食いカビの胞子』を培養し、これを東京中にばら撒くことで、全東京都民を皆殺しにする計画・『東京カビ全滅作戦』を企て、モグラ獣人を殺害した張本人。鳴き声は「ヘァ~ッ‼」
なお、『人食いカビの胞子』を吹き付けられたり『人食いカビ』に襲われた生物は、時間差こそあれ、毒カビに肉体が蝕まれて、溶かされてしまうという恐ろしい代物であり、作中でもバス二台に団地一棟分の人間を消滅させてしまうという甚大な被害を与えている。風邪を引いている者に対しては効力が出ないという特性を持っており、この事はキノコ獣人本人も知らなかった。
現実におけるペニシリン(青カビが細菌を防ぐ)と全く逆の関係とも言える。
ガランダー帝国の獣人らしくプライドが高く、また猜疑心も強いため、『人食いカビ』の解毒剤を作るために『人食いカビの胞子』を手に入れようと言葉巧みに自身に近づいてきたモグラ獣人も完全には信用せず、彼が『人食いカビの胞子』を持ち帰えろうとした時を見計らって襲い掛かり、『人食いカビの胞子』の胞子を吹きかけるが、それが仇となり、モグラ獣人に間接的に胞子を渡す結果となってしまった。
最後は命からがらガランダーの元から逃げおおせたモグラが命がけで採取した(自身に吹き付けられた)『人食いカビの胞子』から作られた解毒剤を服用したアマゾンの前に自身の攻撃を完封されてしまい、モグラを殺された怒りに燃えるアマゾンに殆ど何も出来ないままなす術も無くギタギタに切り刻まれた挙句、脳天を『大切断』でかち割られて絶命するという無残な最期を遂げた…。
再生個体
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では再生個体がゼロ大帝の沖縄攻撃に参加。SPIRITS第10分隊殲滅のために森から襲い掛かろうとするが、アマゾンライダーの大切断とゼクロスの電磁ナイフでバラバラにされてあっさり殺されてしまった。
恐らく、アマゾンとゼクロスに危険性を熟知されていたために追跡されていたと思われる。
余談
その悪辣な行動から
と性格や立場こそ違えどキノコ獣人をモチーフの1つにした怪人が多く存在している。
特にリブラ・ゾディアーツは性格的な面も似ており実質的なオマージュと言える。
ちなみに当然のことだが殆どがライダーに倒されており(ロブスターオルフェノクはディケイドに倒されている)、生存したのはイゴールとゲンムぐらいである。メディックもライダーには倒されておらず、むしろモグラ獣人のように命懸けで主人公の窮地を救って消滅した。
アマゾンライダーは仮面ライダー(新)第27・28話に7人ライダーの一員として客演し怪人Ⅱ世部隊と交戦したが、28話でキノコ獣人と同モチーフのキノコジンⅡ世と交戦し、大切断で首を刎ね飛ばして撃破している。縦に振り下ろした手が相手に当たる時横薙ぎになっている点は気にしたらいけないのだろう。
関連タグ
獣人(仮面ライダーアマゾン) ガランダー帝国 キノコ 仮面ライダーアマゾン
バイラス・ドーパント:やらかしたことが酷似しているが立場的には真逆であり悪といえる存在ではない。