「お前達さえ来なければ…まだ…あの店で…!」
演/声:植木紀世彦
登場話:シーズン1 Episode9「INTO THE CANNIBAL'S POT」など
データ
身長 | 192.0cm |
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体重 | 118.1kg |
特色/力 | 腕部の巨大なハサミ |
概要
人間態はとあるレストランのオーナーシェフを務める小太りの男性。
「ひっそりと暮らしたい」と願うアマゾン達の為に人肉料理を提供するレストランを経営していた(理由は「少しずつ人肉を摂取し続ければ、食人本能に覚醒して完全に人喰いの怪物に成り果てるのを少しでも遅らせる事が出来るかもしれない」と考えた為。実際は全くの見当違いな考えに過ぎなかった事が後に判明した)。
微笑みを欠かさない好人物で物腰も柔らかく、その上駆除班に襲撃された際には「自由に生きたければ逃げろ」と仲間を逃がし自分は駆除班に立ち向かう等、ある種の義侠心に溢れる性格で、ミカをはじめとする客のアマゾン達にも「オーナー」として慕われていた。
しかし内面はあくまでアマゾンである為、客として来店した人間を騙し殺して調理する事には何の罪悪感も抱いていない。また、食人本能に覚醒した者はたとえ客であっても退店を促すなど、独自のマナーに厳しい。
能力
全身各部を保護する鋭い棘を有した頑丈な殻による高い防御力と腕部の巨大なハサミによる高い攻撃力を併せ持ち、ハサミで獲物を捕らえて驚異的な握力でバラバラにする事も出来る。
また劇中では披露されなかったが、水中での運動能力は非常に高いらしく、獲物を海中深くに引きずり込んで動きを封じて仕留めるといった戦い方を得意とするらしい。
本編での活動
前述の様に、自分が経営するレストランに訪れた人間を騙して殺し、その肉で作ったハンバーグを客のアマゾン達に振る舞っていた。人間側からしたら迷惑極まりない行為だが、本人はあくまで仲間を救う為にやっており、本人も客も充実した毎日を送っていた。
しかし、レストラン付近のエリアで複数のアマゾンが覚醒していた事に目を付けた駆除班のメンバーである水澤悠と高井望が潜入調査で店を訪れた事でそんな日々も終わりを告げる。悠を新規客のアマゾン・望を悠が持ち込んだ"食材"と見なして2人を引き離して望を殺害しようとしたが、武器を仕込んでいた望に反撃を受け、その上駆除班の残りのメンバーや悠が変身した仮面ライダーアマゾンオメガに客もろとも襲撃された。
その後は仲間を逃がして自分は駆除班に立ち向かうが、戦闘中に遂に食人本能に覚醒して狂暴化。駆除班に襲い掛かるも、最後はモグラアマゾンとアマゾンオメガの連携攻撃で大ダメージを受け、死亡した。
しかし、彼の調理した人肉ハンバーグをマモルが知らずに食べてしまったことで、彼の食人衝動を引き起こしてしまった。
カニアマゾン2
アマゾン駆除作戦「トラロック」から生き残ったアマゾン1000体の内の1体。
しばらく身を潜めていたが、三週間後、他のアマゾンと共に活動を開始、アマゾンの活動が再開した為に再結成された駆除班と交戦、そんな中、アマゾンオメガの乱入を受け、駆除された。
余談
モチーフはカニ獣人と思われる。
因みにスーツはクモアマゾン2の物を改造したもの。 カニと分かりやすくするため赤い体色にし、顔を変え、脚先をカニの爪にしている他、恨みがましさの表現としてハサミに髪の毛を一房挟んだデザインとなっている。
モチーフがカニ(タラバガニ)になったのは、シーズン1第9話サブタイトルの「CANNIBAL」をもじったため。ちなみにボツ案としてケガニモチーフの案もあった。
衣服モチーフは不明だか、改造元のクモアマゾンと同じ毛皮と思われる。
演者の植木氏は後に『仮面ライダーギーツ』で鬼塚寺の住職役でゲスト出演している。
関連項目
ボルキャンサー:人喰いカニ怪人の前例。ちなみにどちらの登場作品のメインライターは小林靖子。
ドルフィンオルフェノク:レストランを経営していた怪人繋がり。ただし、こちらは自らの意思で人間を襲ってはいない。
プローンファンガイア:レストランを経営して訪れた人間を襲っていた怪人繋がり。こちらも人間を捕食していた共通点がある。
ワニ獣人:オリジナルのアマゾンにおいて、人間を料理しようとしていた怪人繋がり。
ツチグモ(カクレンジャー):同じ様に人間をソーセージに加工しようとしていた戦隊怪人。デザインモチーフが節足動物なのも共通。
オズチュウ星人イーアル、バケネコ(カクレンジャー)、XXミレーノ、臨獣ピッグ拳タブー:こちらも客を料理していた戦隊怪人繋がり。