「カーレンジャー、いただきますーノ!」
概要ナーノ
第27話「単身赴任の分岐点…」に登場。
宇宙暴走族ボーゾックに所属する荒くれ者の1人。高い鼻と丸い目が特徴の愛嬌のある顔にコックコートを思わせる胴体を持ち、カラーリングも赤と緑と白の三色を基調とする等、さながらイタリア人の料理人を思わせる風貌をしている。
「ボーゾック一のピザ作りの名人」で、語尾に「~ナーノ」、「~ーノ」とつけるのが特徴。戦闘では浮遊するピザを操ってけしかけたり、ピザ型の爆弾を投げて攻撃してくる。更にこのピザは機械を操ることもできるらしく、ペガサスサンダーとドラゴンクルーザーの2台を洗脳してのけた。
活躍ナーノ
カーレンジャーを使ってピザを作ろうと企むが、ボーゾック祭りの準備に追われていたガイナモに「今は祭りの準備で忙しいの、ピザなんて後にしなさい」と言われてしまったため、「ピザを馬鹿にするなーノ!絶対に美味しいピザを作って見返してやるーノ!」と啖呵を切って単身地球へ赴く。
地球ではまず市太郎にピザをごちそうした後、「ピザにしても美味しくないから」という理由でシグナルマンを隔離するために 「ピザが集団交通違反していた」 と嘘をつき別方向に向かわせる。そこに駆け付けたカーレンジャーをピザ爆弾で攻撃し、途中で乱入してきたペガサスサンダーとドラゴンクルーザーにピザを張りつけて洗脳。カーレンジャーを攻撃させ巨大オーブンに追い込むと、オニオンやピーマン、トマト、マッシュルームやサラミ、最後にチーズといった食材をトッピングして巨大なピザにしてしまう。
その後、嘘に気づいたシグナルマンはピザにされたカーレンジャーを目撃し、救出しようとするがそこをピザ爆弾で攻撃し、さらにペガサスサンダーとドラゴンクルーザーで追い詰めるが、シグナルマンの 「交通ルールは宇宙共通、赤は止まれだ!」 という一言と共に体中の赤信号を点灯させると2台とも洗脳が解けて元に戻る。そしてカーレンジャーはシグナルマンによって救出され、6人の連携攻撃を受けたところにブースターキャノンを受けて倒される。
しかし芋長の芋羊羹入りピザを食べて巨大化、初めはサイレンダーをピザ爆弾で怯ませ、連続で攻撃するが、RVロボのイエロービークル回転キックに怯み、最期はサイレンバルカンとRVソード激走斬りを連続で受けて倒された。
彼が独自に行ったカーレンジャーの抹殺は失敗に終わったが、戦闘終了後に現れたゼルモダによって市太郎がボーゾック祭りの生贄として攫われてしまい、この祭りを成功させるための陽動作戦として利用されたことになる。
余談ナーノ
彼はカーレンジャーをオーブンに追い込んだ後、料理番組のようにご丁寧にカーレンジャーピザのレシピを紹介していた。
カーレンジャーピザの材料と作り方
特大パイ生地…1ヶ
新鮮なカーレンジャー…5人
オニオン
ピーマン
トマト
マッシュルーム
サラミ
1:カーレンジャーを巨大オーブンに追い込む。
2:具材と共にトッピングする。
3:オーブンで焼けば完成。
この後のシーンではトッピングされたイエローレーサーが「嫌…」と色っぽい声を上げていたり、ピンクレーサーが食べられそうになり「そこ切っちゃダメ!私の足があるんだから!」と慌てていたりしているシーンがあり、これがきっかけでヒロピンに目覚めた方も多いようだ。ちなみにスーツアクターもこのシーンの撮影は過酷であり、またイエローレーサー役の大林勝とピンクレーサー役の中川素州の2人は女形スーツアクターだったのでどんなに苦しくても女性役を演じており、苦労したエピソードでもある。
声を演じた納谷氏は2年後の『星獣戦隊ギンガマン』では知恵の樹モークの声でレギュラー出演することとなる。