概要
モッツァレラ(モッツァレッラとも)は、イタリア・カンパニア地方原産のチーズ。
名前の由来はイタリア語で“引きちぎる”を意味するmozzare(モッツァレ)。
本来は水牛の乳が原材料だが、水牛自体の飼育の難しさや希少性から、原材料が牛乳で代替されたものも多い。
熟成を行わないかあるいは制御する「フレッシュチーズ」の一種で、くせの無い味わいが特徴である。このためチーズが苦手の人間にも比較的薦め易い。
特に日本ではピザ、とりわけピッツァ・マルゲリータに使用するチーズとして有名で、イタリア料理店などで見られる、マルゲリータの生地上の白いチーズ部分がモッツァレラチーズである。
モッツァレラと同じ製法で作られたチーズにはボッコンチーニなどが存在する。
余談だが、トマトの赤、モッツァレラの白、バジルの緑でちょうどイタリア国旗と同じ色になる。ピザ名もイタリアを象徴する見た目から、当時の女王マルゲリータ王妃に絶賛された事に因む。
なお、パスタ料理などに振り掛ける粉チーズの原料は「パルメザンチーズ(パルミジャーノ)」である。
関連タグ
ナポリ:ピッツァ・マルゲリータが作られたイタリアの地域。
ナポリタン:日本料理。ナポリには存在しない。