PPチープリ
ぷりぷりちーぷり
第38話「バックオーライ!?イモヨーカン人生」に登場するボーゾック一のメイクアップアーチストと言われるオカマ口調で喋るボーゾックの荒くれ者で、芋羊羹作りに疲れて店を畳もうとしていた芋長主人のおじいさんを止めるために送り込まれた。
暴走皇帝エグゾスが流れ星から生み出した「若返りパック」と呼ばれるつけた者を若返らせてしまう美容パックを使い主人を若返らせたはいいものの、彼は若返りに錯乱して店を飛び出てしまう。その先で雑誌占いから運命の人と出会えるかとその場にいたピンクレーサーこと八神洋子にぶつかってしまい、助け起こしたところで一目惚れされてしまう。
彼女に誘われたまま咄嗟にキムタクならぬイモタクと名乗りデートをした挙句、「若い頃の夢だったケーキ屋を始める」と言い出したため襲い掛かったが、グラッチに制止させられ一時撤退する。
その後、一般市民(カーレンジャー)が何故店主が襲われたのか疑問に思っていることを知り、芋羊羹の秘密を守るために「主人はたまたま選ばれた実験台で、これから多くの人達を若返らせて地球をパニックにさせる」と嘘をついて逃走する。
しかし逃走中シグナルマンにばったり出会い「本官の許可なくそんな不細工な顔で走り回ってはいかん!」と容姿を馬鹿にされ若返りパックで子供に戻す。カーレンジャー達が合流すると兵士ワンパーと共に襲い掛かり、自身も若返りパックでピンクレーサーを子供に戻そうとしたが返り討ちに会う。
そこにグラッチが修理が終わったノリシロン-12に乗って現れ、主人の説得に現れた芋長のお婆さんが落とした最後の芋羊羹を強制的に食わされて巨大化。
ノリシロンと共にVRVロボとサイレンダーに襲い掛かったものの、若返りパックをVRVロボに渡すまいと揉み合いになっている時にパックがノリシロンに貼り付いて若返る=元の付録に戻ってしまうという大失態を犯し、孤軍奮闘する羽目になったが敵わず、VバルカンとVバズーカを手にしたVRVロボを見て「お願いだからやめて…」と懇願するも聞き入れられず、ビクトリーツイスターを受けて爆散した。
この爆発の際に放出された黄色い煙を浴びることで、若返った人々は元に戻った。そして、芋長主人もまた妻と共に芋羊羹を作ることを決めたのだった。
名前は「ぷりぷり(お肌)」と「プリチー」が由来と思われる。
カーレンジャーには敗北したものの、結果的に彼の作戦は成功している。また、芋長の芋羊羹は最終決戦にて、思わぬ形で地球の危機を救うこととなるのだった…。
概要を見ていかにもな浦沢脚本と思った人も多いだろうが、この回の担当は秘密戦隊ゴレンジャーから関わっている曽田博久である。そして劇中には「20年も芋羊羹作り続けて疲れた」「本当はケーキ屋になりたかった」という意味深な台詞がある。
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
サルモズー、ヨロイローズ:昭和戦隊に登場する若返り繫がりの先輩怪人。特に後者は脚本家が同じという共通点がある。
モルグモルグ:中の人が同じ戦隊怪人で、人間の若さにちなんだ能力を持つ点も共通。
ゾルバス:11年前の戦隊に登場するヒーローに敗れたものの、目的を達成できた先輩怪人。
司祭サイマ獣ハレルヤン:3年後の戦隊に登場するヒーローに敗れたものの、目的を達成できた後輩怪人。
両者とも中の人は同じ。