「心得た!モズー!いただーきまーす!」
「おのれー!ゴーグルファイブ、降りてこい!このー!卑怯者めー!」
CV:渡部猛
登場話:第18話「大人が消える日」
概要
猿の特殊遺伝子を元に作られた合成怪獣。高田博士が開発した若返り薬を100倍に濃縮し、口から吐く「サルシャワー」として人間の大人に吹きかけて子供に変えてしまう。これによって大人を子供に変えて世界を征服しようとした。
猿のような俊敏な動きを体得しており、同じく猿のような挙動と身軽さを併せ持つマダラマンの部隊「サルモズー軍団」を率いる。また、鎖付き鉄球の「サル分銅」や「サルブーメラン」、左目を光らせて爆発を起こす「サル隠れ」を得意とする。
活躍
研究員に扮するマズルカが奪った若返り薬を摂取し、体内で濃縮させてサルシャワーに変化させ、映像中継で捕えた人々を実験台に総統タブーにその効果を示す。マダラマンと共にゴーグルレッドを襲撃し、自身は華麗な身のこなしやサル分銅で攻撃するが、サルシャワーを回避され、サル隠れにより撤退。その後はバスの運転手や警官といった多くの人々を若返らせるも、ゴーグルファイブが5人揃ったためサル隠れで撤退。高田博士を脅迫する映像にて、その後も街に出て人々を若返らせる姿が映された。
高田博士は「愛犬のゴローの中に若返り薬の製造法を記したマイクロフィルムを有している」と語ったため、マズルカの工作によりやって来たゴローを捕えようとするが、ゴーグルファイブの活躍により阻止される。戦闘ではサルモズー軍団の引っかき攻撃でゴーグルファイブを窮地に追い込み、自身は樹上からサルシャワーを放つも、ゴーグルリボンシャワー返しによってマダラマンを子供にしてしまい、地上に叩き落とされた挙句にゴーグルファイブの攻撃に翻弄され続け、最後はゴーグルビクトリーフラッシュに敗れ去る。
サルコング
リフレッシュパワー光線で甦ったサルモズーが搭乗するコング。巨大な鎖付き鉄球やサルブーメランで敵を粉砕する。
鉄球やブーメランによる攻撃でゴーグルロボを攻撃するも、ゴーグルフラッシュに怯んだところに地球剣・電子銀河斬りを喰らってサルモズー諸共爆散した。
余談
本話以降、モズー敗北を受けてデスマルク大元帥が「何という様だ!」と憤慨し、デスギラー将軍が「○○コング出動ー!」とコング出動の号令をかける、というパターンが散見されるようになった。
本話には、「はぐれ刑事純情派」の安浦ユカ役で知られる小川範子が高田博士の娘、高田エリカ役で出演した。警官役で出演した山浦栄氏は、はぐれ刑事ではドラマの終盤に時々登場する制服警官として準レギュラー出演していた。山浦氏は東映所属の大部屋俳優として東映のドラマや映画において警官や医師を多く演じており、戦隊シリーズでの警官役は2回目となる。
関連タグ
大戦隊ゴーグルファイブ 暗黒科学帝国デスダーク 合成怪獣 猿
ハチモズー:こちらは逆に人間を老化させる合成怪獣。
ヨロイローズ:次年度の戦隊に登場する若返りつながりの後輩怪人。
PPチープリ、幼化サイマ獣ザイレン、バックトゥ忍者オクト入道、臨獣クレーン拳ルーツ、クロックシャドー、エンビィ・チルダ:同じく若返りの能力を持つ平成の後輩達。
サルがモチーフの戦隊怪人
妖怪など架空の猿も含む
- ザ・ゼラギル
- ヒヒヅノー
- ガルヅノー:ヒヒヅノーの没デザインを流用
- カメレザルギン
- サルガミ
- 宇宙忍猿ヒザール
- 宇宙忍猿ブリザール
- 合体宇宙忍猿アシュラザール
- ナナクサルンバ
- 臨獣バブーン拳ヒヒ
- 幻獣ハヌマーン拳シュエン
- 腑破十臓:七福神モチーフが猩々
- ホムラコギ
- 宇宙猿サリー
- エンドルフ:『オズの魔法使い』の翼猿がモチーフ
- 上級妖怪ヌエ
- ザルダン・ホウ