「シンケンレッドとゴーオンレッド…相手にとって不足はねェ!!」
概要
腹部に猿(狒々)の顔があり、全体が炎に覆われているような姿が特徴のアヤカシ。『朧車』という燃える車輪のような妖怪の伝承のルーツとされている。
上記の姿をより詳細に説明すると、赤い炎で覆われた頭部と四肢を持ち、胴体は口を開けた灰色の狒々の頭そのもの。身体の各関節部分に炎の輪の意匠が見られるのも特徴。
武器として「焔摩大火輪(えんまだいかりん)」と呼ばれる炎の車輪の形をした刀(?)を2つ装備しており、戦闘では車輪の様に高速回転させる事により、目にも止まらぬスピードで襲い掛かる。
性格も残忍で、荒っぽいヤクザの舎弟の様な言動が目立つ。
劇中では血祭ドウコクから害統領バッチードと協力する様に命じられ出撃した。
ルーツである朧車は牛車の妖怪である為、車の戦隊であるゴーオンジャーとの共演に相応しいと選出されたのだろう。
劇中での活躍
スーパー戦隊VSシリーズ『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』に登場し、ドウコクからバッチードと協力するように命じられて現世に侵攻。
上記の焔摩大火輪による自慢の高速移動でシンケンレッドとゴーオンレッドの両名を苦しめるが、彼等の作戦に引っ掛かってしまい、シンケンジャーとゴーオンジャーの一斉攻撃を受けて倒される。
直後に二の目となって巨大化すると、月面のバッチリウムプラントへ向かうも、折神と炎神から宇宙の果てまで追い掛けられ、チェイスの末に危うくモヂカラキャノンボールを喰らいそうになったバッチードから盾にされやられてしまった。
「バッチード…テメェ……!!」
ちなみにバッチードはコイツのそれまでの働きもあってか「ご苦労である…役に立ったのである」と一応労いの言葉をかけているが、シンケンブルーは仲間を盾にする非道さに「何て汚い…!! 殿、あんな奴は何としても倒さねば!!」と怒りを見せていた。
余談
ホムラコギが登場した当作品では上映された2010年のTV放送に先駆け、『天装戦隊ゴセイジャー』の5人が友情出演している(※だがその存在を知るのはダイゴヨウただ1体だけであった)。
時系列的にはサムライハオーが初登場する第三十五幕と、モウギュウバズーカが初登場する第三十八幕の間辺りで起こった出来事と推察される。
声を演じる吉野氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となった。尚、本編では他のアヤカシとは異なり声はエコーだけで加工されていた。
関連タグ
侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ(シンケンジャー) 朧車
スーパー戦隊VSシリーズ 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー
オボログルマ(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した大先輩。
上級妖怪オボログルマ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する後輩。
妖怪カシャ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する妖怪で、同じく炎と車輪がモチーフとなっている。但し、こちらの元の妖怪はその名の通りの火車。
イクサズレ・ハチョウチン:デザインモチーフに「炎」が含まれるアヤカシ繋がり。
墨村良守:漫画・アニメ『結界師』の主人公であり、中の人繋がり。妖(あやかし)退治を仕事にしている。
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク