プロフィール
概要
第二十七幕「入替人生」に登場したアヤカシの能力で寿司と魂が入れ替わり、危うく猫に食い殺されかける恐怖を味わった事で寿司恐怖症に陥ってスシチェンジャーが扱えなくなってしまったシンケンゴールド/梅盛源太が自分の形見※1(分身)として自分の寿司屋台であるゴールド寿司の提灯に『侍』のモヂカラを注ぎ込んで製作した小型の侍巨人。
会話機能を有しているが、作成者の源太以上に江戸言葉が強く、彼を「親分」と呼んで慕う。
※1:作中ではしっかりと「形見」と言っているが、当然源太は死ぬつもりはなく、意味合いとしては戦えなくなった自分の後釜といった感じ。
提灯や十手、岡っ引きをイメージしており、ゴールド寿司の提灯に「侍」の電子モヂカラを込めて製作された(当然ながら岡っ引きは侍ではなく、作中でも流ノ介に指摘されていた)。
※因みに岡っ引きは十手を持つ事を許されていない為、持てるのは下級武士である同心からである。
故にシンケンVSゴーオンにおいて実際に岡っ引きの一党に加わった際には、すっかりノリノリになって(本人曰く「血が騒いじまって」)千明やことは達を召し捕った事もある。
普段は提灯、及び十手として扱われ、「大」のモヂカラによって巨大化する。
自力での飛行能力も保有しているが、第二十九幕まで知らなかった丈瑠からは感心されていた。
ポッチャリした寸胴体系に似合わず動きが素早く手刀による格闘戦を得意とし、提灯らしく光で相手を惑わせる「ダイゴヨウ大閃光」、回転からのチョップ攻撃「ダイゴヨウ大回転」といった技を繰り出す。
腹部に秘伝ディスクを収納しており、射出して攻撃にも使う事が可能で秘伝ディスク乱れ撃ち(銭形平次の銭投げに似ている)が必殺技。
このディスクは詰まることもあり、詰まると動けなくなってしまうが腰を叩くと直る。
曲がった事を嫌うあまり思った事をストレートに言ってしまう性分なため、源太と共に過ごすうちに源太の寿司作りに口を出すようになっていき、第二十九幕ではとうとう喧嘩を始め、家出してしまう。
「夜にしか役に立たない提灯」と言われた事を相当気にしていたようで、昼でも活躍できる事を証明すべく会社や自動車工場、果ては警察にまで自分を売り込んだが、いずれも失敗。警官に至っては「張り込みしている際に目立つから」というごもっともな理由で不採用になっている。
そして提灯という性からは逃れられず、焼き鳥屋の提灯になってしまった。
45年以上に渡るスーパー戦隊の歴史上で熱心に就職活動する武器兼ロボットは彼ぐらいであろう。
本人的には「提灯とは人の不安を消し去り、正しい道を示すためのもの」と提灯である事にアイデンティティを感じていたようで、源太の謝罪を受けてダイゴヨウも謝罪し、ゴールド寿司に復帰した。
ちなみにこの回に登場した面接官の一人を日下秀昭氏が担当している。
シンケンダイゴヨウ
シンケンイエローがシンケンオーへ侍合体する前にダイゴヨウに「大」のモヂカラを掛けてその直後に「侍合体」と呼称してしまった事で本来獅子折神が入るべき部分にダイゴヨウが入ってしまい偶然誕生した、源太ですら想定外の合体である。
イエロー「なんかようわからんもんなってもうた…」
そして第三十八幕では、ダイゴヨウ本人が源太の分も頑張りたいと懇願し(源太はイクサズレの鉄砲隊により傷を負っていたため)まさかの再登場を果たす。ちなみにその際にグリーンが発した合体コードは「なんかようわからない合体」。
この時は牛折神がいるためレッドが余るなんてことはなく、牛が変化したモウギュウダイオーと2体でイクサズレとイクサズレ率いる大筒隊と交戦し、イクサズレの銃を弾き飛ばすなど適切なアシストをしている。
必殺技は本来ダイゴヨウの両腕となる十手を投げつける十手一直線。
因みに玩具では逆に獅子折神にダイゴヨウの手足を合体させることも可能。
余談
ダイゴヨウのCVを担当した遠近氏は過去には同じ東映作品である『ビーロボカブタック』にも出演していたが、奇遇にもその時に演じたキャラはダンゴロンと名前が似てる上にサムライ口調である等の類似点が見られる。
実は毎年恒例のVSシリーズにおいて、シンケンジャーのメンバーの中でゲスト参戦の新戦隊(「シンケンVSゴーオン」時のゴセイジャーと「ゴセイVSシンケン」時のゴーカイジャー)を目撃しているのは唯一彼だけだったりする。
しかもどちらのケースでも新戦隊の面々から自分達を見たことについて口止めされているため、シンケンジャーが彼らのことを知る機会は後々まで持ち越されることとなった。
DX版玩具は後の仮面ライダービルドでボトル精製機のドアノブに使用されている。
パワーレンジャー・サムライでは……
誕生の経緯は『スイッチビースト(アベコンベに相当する)の能力で魚と魂が入れ替わり、危うく猫に食い殺されかける危機を味わったアントニオ(源太に相当する)が自分の後釜として作った』といった感じにダイゴヨウと似ているが、名前が『ライトゾード』になっている上に、材料も提灯ではなくランタンで、AIらしきものはあるが喋らないといった相違点が見られる。