データ
全高 | 34m(ロボ) / 17m(ホイール直径) |
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全幅 | 28.5m(ロボ) / 10m(ドレッド幅) |
重量 | 2500t |
走力 | 8.5秒/1km(ロボ) / 1.2秒/1km(ホイール) |
概要
第36話より投入された、U.A.O.H.の開発による4号ロボ。先行して建造されていたオーブロッカーの支援機として位置付けられており、搭載されたAIによってパイロットを必要としない自動操縦を可能とする。
出撃時には、巨大な車輪型の「ホイールモード(※)」の状態で、レッドパンチャー射出砲台によって現場へと打ち出され、人型の「ロボットモード」に変形した後は小柄なボディを活かした軽快なアクションで、巨大マシン獣を翻弄する。
固有の武器や必殺技こそ持たないものの、前述の通りオーブロッカーと連携しより強力な必殺技を繰り出す事が可能である。その必殺技である「ダイナマイトタックル」は、ホイールモードに変形したタックルボーイをオーブロッカーがボウリングの要領で投擲した後、超高速で敵に肉薄しつつロボットモードへ再変形、全身を炎のようなエネルギーで包んで体当たりをかますというものである。最終決戦では単独でこの技を発動し、決定打こそ与えられなかったものの苦戦するオーレンジャーロボたちを逆転に導いた。
これ以外にも、高速回転によって敵の発した原子分解ガスを跳ね返したり、Vシネマでは他のロボたちがホイールモードのタックルボーイをパスし合って敵を翻弄するという戦法も用いている。
(※ DX玩具では「ローラーモード」と呼称)
海外版
『オーレンジャー』の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・ZEO』にも、「ウォリアーホイール」の名称でタックルボーイが登場している。
同作では追加戦士であるゴールドレンジャーの愛機という位置付けであり、初代ゴールドレンジャーことトレイが、メンテナンス中のピラミダスの代替として、2代目ゴールドレンジャーとなったジェイソン・リー・スコットに贈ってきたものである。
操作方法も、前述の通り自立稼働型であった原典に対し、同作ではドラゴンゾード同様に外部からの遠隔操作式となっている。
備考
玩具は前年のニンジャマン(サムライマン)や、直後に登場したガンマジンと同様に、スイッチ操作による瞬間変形を売りとしているが、これら同様のギミックを備えたロボたちとの差異として、ホイール状態のタックルボーイを転がし、倒れ込んだ際に背面のスイッチが作動し自動的に変形するという、作中と同様のアクションを取る事で自然に変形するという趣向が凝らされている。
企画当初は変形プロセスや攻撃方法こそ類似しているものの、巨大ロボではなくオーレンジャーが使用する小型ロボット、即ち手持ち武器の類として考えられていた。ジャイアントローラーもそうであるが、この当時のバンダイにはタイヤというものに何らかのこだわりがあったのだろうか・・・?
2006年放送の『轟轟戦隊ボウケンジャー』のミニコーナー「30戦隊大全集スペシャルファイル」では、「3号ロボ」特集(第42話)の際にタックルボーイが紹介されている。前述の通り本来は4号ロボという扱いではあるが、同特集ではタックルボーイ以外にもテトラボーイ(『鳥人戦隊ジェットマン』)やライナーボーイ(『救急戦隊ゴーゴーファイブ』)といった、タックルボーイと同様の自立稼働型ロボが紹介されており、恐らくはその繋がりでのチョイスであろうと考えられる。
関連タグ
テトラボーイ:『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する巨大ロボの一つ。前述の通り、無人操縦のサポートロボの先輩格に当たり、軽快なアクションや他のロボの武器に変形するなどといった共通項も有する
ゴローダーGT:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する巨大ロボの一つ。タイヤ型の形態から自律稼働のロボット形態へ変形し、さらに他のロボの武器としても活用される、タックルボーイの後輩ともいうべき戦隊ロボである
タックルボーイ→メガウインガー