ブンブンジャーロボ!ブンブン作りタイヤ!
「ブンブーン!」
「未来もカモーン!」
ピンク 「オーライ!」
「「「爆上合体!ブンブンジャーロボ!」」」
SPEC
概要
ブンブンジャーが擁する巨大ロボ(1号ロボ)にして、ブンブンことブンドリオ・ブンデラス本人がそのまま巨大化した姿。有り体には「巨大ブンブン」と言える。
等身大時との差異として、頭部のサンバイザー風のパーツが無くなり、目付きも鋭くなる他、背中にはゲートモード時にブンブンカーを走らせるアイアンレーンが一対のマント(マフラー)のように伸びる。
ブンブンジャー達がその内部に搭乗することで力が引き出され、ボディの各所にアタックモードに変形した様々なブンブンカーが「爆上合体」し、後述の多彩な形態に変化が可能。
この内、右腕にブンブンオフロード、左腕にブンブンワゴンが合体した状態がブンブンジャーロボの基本形態として位置付けられている。
この状態でもブンブンの意思はそのまま残っており、普通にメンバーとの意思疎通も可能な上、その挙動にも彼の個性が強く表れたりと、戦隊ロボの中でもゼンカイオー(『機界戦隊ゼンカイジャー』)やドンオニタイジン(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』)に並ぶ屈指のノリの良さとキャラクター性が特徴と言える。
その戦闘能力はキャノンボーグに分析され、バクアゲ13からハシリヤン用ブンブンジャーロボというべきサンシーターが駆る「ブンブンキラーロボ」が製造された。
合体シークエンス
合体の際にはまず、ブンブンのビークル形態である「ブンブントレーラー」が「ゲートモード」となり、合体するブンブンカーがゲートを通ることで「アタックモード」へと変形。
続けてトレーラーもゲートモードからロボ形態へと再変形を重ね、両腕にアタックモードとなったブンブンカーがバック駐車の要領で合体する(その際、ちゃんとバック時のアラームも鳴っている)。
合体解除や再合体は任意かつ迅速に行える様で、作中でも敵からの攻撃の勢いを逆用して間合いを詰められたタイミングで合体を解除し、ブンブンカーの状態で敵を押し潰して然る後にロボへ再合体して必殺技を決める戦法も見せている。なお形態変化の際にも、合体解除→トレーラーのゲートモード変形→ブンブンカー召喚→再合体のプロセスを都度経る必要があり、上記のボディプレスなどそれらの隙を見せない立ち回りが求められると言える。
特徴・性能
前述の通り、このロボ自体が日常生活を営む生命体としての側面も有するので、その運動能力も人間と同様に非常に柔軟で非常に軽快。基本形態ではスピンやスライディングも多用した格闘戦を得意とし、ローラースケートで滑走するかの様な軽やかな走りも見せる。
また、何気に1号ロボにしては馬力がかなり高い方でもあり、近年出力を抑えめにされがちな1号ロボとしては久々の2,000万馬力越えになる。
武装として、ブンブンオフロードが変形した右腕のプラスドライバー型武器「バクアゲドライバー」と、ブンブンワゴンが変形した左腕の大型アーム「バクアゲハンド」を備えており、前者は巨大化した苦魔獣のネジを外して外装を取っ払ってみせたり、後述の通り近接武器として乃運用が可能。
また、後者は廃材程度なら軽々曲げてしまう程の怪力を発揮し、作中ではこれとバクアゲドライバーを併用する形で、ウェディングケーキ型の檻を組み立て相手を拘束する等、「クルマ×つくる」がテーマの本作を体現した戦い方も見せている。
背面からマント(或いはマフラー)の様に長く伸びるレーン型装備「アイアンレーン」(決してこの技ではない)は、ロボの動きに合わせて柔軟になびくだけで無く、その強度を生かして背後の敵を鞭のように弾き飛ばすほか、ブンブンカーが通行可能なスロープとしても機能する。前番組『王様戦隊キングオージャー』最終回のラストで流れたプレビュー映像では、実際にブンブンジャーロボが屈んだ状態から、レッドが運転するブンブンスーパーカーがこのスロープを伝って飛び上がり、そのままロボへと合体する様も描かれている。
後に登場したビュンビュンマッハーロボと比べると機動力は大きく差をつけられ地上で活動しにくい戦況に陥ると厄介だが、マッハーウイングを付与されることで(マッハーロボが譲る形だが)のブンブンジャーロボ形態一覧にさらに高機動力と飛行能力を得られるようになる(その際は各ブンブンジャーロボの形態の前に「ウイング」とつく)。
必殺技
- バクアゲドライバー・ブンブンフィニッシュ
ブーン!ブンブーン!ブンブンブーン!
「「「バクアゲドライバー!ブンブンフィニッシュ!」」」
ブンブンフィニッシュ!
ブンブンジャーがブンブンハンドルに装着しているブンブンチェンジャーのペダルを3回押して発動。
バクアゲドライバーにエネルギーをチャージし、相手を縦に一刀両断する。発動時には巨大なチェンジャーがロボの背面に合体するイメージが挿まれる。
バクアゲ12ではエンジンオーの「ゴーオングランプリ」と同時に放った「ゴーオンブンブングランプリフィニッシュ」でゲタグルマーを撃破した。
- 9時15分斬り
「古いな」
「「9時、15分斬り!」」
下記のオフロードとクラシックを装備した形態で発動。
ブンブンジャーのクレストを背に、9時15分を指した時計のイメージで斬撃を繰り出す。
トケイグルマーの「10時10分斬り」に対して繰り出し、押し破った。
元ネタは昔の運転免許講習のハンドルの持ち方を表した物と東映公式で記載されており、先述の10時10分からの連想込みで考えられたと思われる。
対してこの技を打ち破った9時15分斬りは、現在のハンドルの持ち方を暗示している。
派生形態
両腕・両肩・両脚にブンブンカーを合体が出来、下記以外にも様々な組み合わせが『ブンブンジャーちゃんねる』で紹介されており、理論上はあのキュウレンオーにも匹敵する多彩なバリエーションが売り。
バンバン撃ちタイヤ!
ブンブンパトカー1が頭部として合体し、ブンブンパトカー2を2丁拳銃として装備した射撃形態。
ゴンゴン砕きタイヤ!!
ブンブンショベルが頭部として合体し、ブンブンドーザーをハンマーとして装備したパワー形態。
- ブンブンジャーロボビルダーワゴンカスタム
ビルダーの左腕にブンブンワゴンを追加装備した派生形態。
バクアゲハンドにより、元々パワー特化であったビルダーがさらなるパワフルな攻撃が行えるようになった。
ザンザン斬りタイヤ!
ブンブンレーシングが頭部として合体し、ブンブンクラシックを剣として装備した斬撃形態。
- ブンブン二刀流(仮称)
ブンブンオフロードとブンブンクラシックを同時装備した、二刀流の剣撃特化型形態。
強力な斬撃を息付く間も無く繰り出す。
ビュンビュンぶっちぎりタイヤ!
右腕にブンブンオフロード(アタックモードではない)、左腕にブンブンオフロードゴーストver.を装備した緊急形態。
- ブンブンジャーロボ パトカー1&レーシングカスタム
右腕にブンブンパトカー1、左腕にブンブンレーシングを装備した形態。
スーパー戦隊おもちゃウェブ公式の投稿では「ニードルカスタム」という名称で紹介されている。
初出は『ブンブンジャーちゃんねる』にて投稿されているバクアゲカーレース第3話だが、後にTV本編でもバクアゲ10にて登場した。
- ブンブンジャーロボ ショベル&パトカー2カスタム
右肩にブンブンショベル、左腕に分割していないブンブンパトカー2を装備した形態。
右肩のショベルで大ぶりかつパワフルな攻撃を、左腕のキャノン砲と化したパトカー2で力強い銃撃を繰り出す。
初出はバクアゲカーレース第2話だが、後にTV本編でもバクアゲ11にて登場した。
- ブンブンジャーロボ・サファリカスタム
ブンブンサファリが変形したブンブンクローを両手に装備した形態。そのシルエットはあの仮面ライダーの装備を彷彿とさせる。
野生の如き荒々しい戦い方を得意とし引っ掻きや引き裂きのみならず、大切断よろしく高く跳躍してからの自重も含めた落下で一気に敵を切り裂く戦法もみせる。
ギャンギャンモンスタイヤ!
ブンブンマリンが頭部として合体し、ブンブンサファリをクローとして装備したワイルド形態。
ビュンビュンマッハーロボからマッハーウイングとバクアゲチャージャーを借用・装備した形態。
高機動での飛行と空中からの射撃戦が可能。
また、バクアゲ21ではブンブンジャーロボモンスターにマッハーウイングが装備された「ウイングブンブンジャーロボモンスター」も登場した。
- ウィングブンブンジャーロボ・マリン&オフロードカスタム
バクアゲ29に登場。頭部にブンブンマリン、右手にブンブンオフロード、左手にバクアゲチャージャー、背中にマッハーウィングを装備した形態。
先斗からは「なげーよ!」とツッコまれていた。
「超爆上合体!」
ガンガン助けタイヤー!
ブンブン消防車が頭部として合体し、ブンブンレオレスキュー/ブンブンレオンがアーマーとして装備したレスキュー形態。
中間合体形態に相当。
「優勝爆上合体!」
伝説を作りタイヤー!
チャンピオンキャリアーが分離したチャンピオンキャリアーヘッドが頭部、ブンブンキャリアー1・2が両肩、ブンブンキャリアー3・4が両脚に変形合体した、ブンブンジャーロボの最強形態。
素体
ブンブンカーを装備していない状態。
すなわち、外見上はバイザーが無く背中のアイアンレーンが伸びた、巨大なブンドリオ・ブンデラスである。
合体シーンで一瞬登場する他、バクアゲ9のラストシーンではこの状態でポーズを取っていた。
派生形態
バクアゲカーレースにのみ登場。いずれも正式名称が不明なため仮称である。
- ブンブンジャーロボ オフロード&クラシックカスタム
右脚にブンブンオフロード、左脚にブンブンクラシックを装備した形態。
バクアゲカーレース第1話にて登場。
- ブンブンジャーロボビルダー ダンプカー&ミキサーカスタム
ブンブンジャーロボビルダーの左肩にブンブンダンプカー、左腕にブンブンミキサーを装備した形態。
バクアゲカーレース第4話にて登場。
- ブンブンジャーロボ ガシャポントラック&レジェンドバスカスタム
左肩にブンブンガシャポントラック、右肩にブンブンレジェンドバス(ブンブンジャーver.)を装備した形態。
バクアゲカーレース第5話にて登場。
- ブンブンジャーロボポリス 救急車&はしご車カスタム
ブンブンジャーロボポリスの右腕にブンブン救急車、左腕にブンブンはしご車を装備した形態。
バクアゲカーレース第5話にて登場。
その他
バクアゲ26に登場?した特殊形態。名称は公式ブログから。
構成は
- 頭部:マリン(アタック)、その上にサファリ(未変形)
- 右腕:肩にショベル(未変形)、腕にオフロード(アタック)、手にドーザー(アタック)
- 左腕:肩にレーシング(未変形) 腕にワゴン(アタック)、手にクラシック(アタック)
- 脚部:右脚にパトカー2(未変形)、左脚にパトカー1(未変形)
という、119以前に登場した各形態を意識したてんこ盛り。
細武調が常槍鋭一郎にブンドリオについて説明する際に取り出したブンブンジャーロボの模型(メタ的にいうならDX版玩具)のパーツ構成。
実際のブンブンジャーロボがこの構成になったわけではなく、あくまで彼女が模型を自由に組み替えただけである。
令和戦隊でおなじみの「劇中に模型としてDX版玩具を登場させること」を踏襲しつつ、DX版の自在なカスタムバリエーションを示した逸品。
また、スーパー戦隊おもちゃウェブ公式Xから「完成!ブンブンジャーロボ 細武さんが持ってたやつカスタム!」として作例画像が公開された(ただしこちらでは分割したパトカー2を両脚に装着する形に変わっている)。
余談
最後が~ロボの名前なのが20年振りなのが注目されるが、派生形態も歴代戦隊で久々に使われた名前も多いのが特徴。
例:
ブンブンジャーロボポリス→トッキュウオーポリス
ブンブンジャーロボビルダー→サイレンビルダー
ブンブンジャーロボナイト→ガオナイト
ブンブンジャーロボパンチャー→レッドパンチャー
ウイングブンブンジャーロボ→ウイングメガボイジャー
関連タグ
ターボロボ、RVロボ、ダイボウケン、エンジンオー、キラメイジン:各車スーパー戦隊に登場する1号ロボ達。更にエンジンオーとは共演している。
バトルフィーバーロボ、サンバルカンロボ、オーレンジャーロボ、デカレンジャーロボ:スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、「戦隊名+ロボ」のネーミングを持つ1号ロボ達。ブンブンジャーロボはこの命名フォーマットを採用した1号ロボとしては実に20年ぶり、かつ令和初のケースでもある。
ルパンカイザー:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。「瞳」がデザインされた戦隊ロボとしての先輩格に当たる
キョウリュウジン、キシリュウオースリーナイツ:いずれも「レッド・ブルー・ピンクの巨大戦力」によって構成される1号ロボ達。各巨大戦力の合体時の担当部位、それにブルーの装備による斬撃が必殺技である点など、ブンブンジャーロボとも複数の共通項が見られる。