デコトラーデ 「このブンブンキラーロボでやってやるぜ!」 (バクアゲ13)
スペック
身長 | 46.0m |
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全幅 | 21.8m |
胸厚 | 23.0m |
体重 | 3,500t(チューンナップ無し時2,500t) |
スピード | 400km/h |
出力 | 2,100万馬力(チューンナップ無し時1,500万馬力) |
武装 | キラーミサイル、キラードリル、キラーハンド |
スーツアクター | 伊藤茂騎 |
概要
バクアゲ13から初登場。ハシリヤンの改造隊長・キャノンボーグがブンブンジャーロボのデータを解析・建造したサンシーター専用デンジャラスロボ。
コピー元のブンブンジャーロボと同じく3両のブンブンキラーカーがたたき上げ合体して完成する。合体状態では並行して作られたブンブンチェンジャーに酷似したアイテム「ブンブンデンジャー」で召喚される。
チューンナップ時には右腕にブンブンキラーオフロードが変形したスピアドリル「キラードリル」、左腕にブンブンキラーワゴンが変形した大型クローハンド「キラークロー」等々、ブンブンカーの模造品が追加装備される。
本家と違いキラーロボはこちらが強化形態の模様な他、ゲートモード・アタックモードへのシークエンスは省略されており、キラートレーラーがトレーラーモードから直接変形したと同時に両腕に装備が自動的に追加される。
また初登場時は胸部へ大音量スピーカーを増設されていて、そこから上げた気分を下げつつ下がった気分を上げる精神干渉力のある『逆転アゲサゲ音頭』を流しブンブンジャーを精神的に弱体化させる広域音波塔の役割も担った。
操縦席にはブンブンジャーロボ同様、律儀にシートベルトがある。
座席自体は複数あるが操縦系統の混乱を避ける意図からか、運転用のハンドルは1基しかない都合上、ドライバーは基本デコトラーデだが、バクアゲ18ではイターシャが運転した。
戦闘データとシステムを解析して作られたことでオリジナルのブンブンカーとも互換性があるらしく合体も可能であり、バクアゲ30では下記のブンブンジャーロボポリスに相当する形態が登場する。
外見
ダークグレーと差し色にオレンジのツートンカラー。全体的にはボディ表面の錆び付きが進んだ車を思わせるが、同時に土塊より作られた傀儡の巨人であるゴーレムも連想させる。
造形はプレート状のパーツを貼り重ねた様な胸、ジャック・オ・ランタンを鋭角化した様にも見える顔、スパイクが飛び出した各部ホイールを除けばおおむねブンブンジャーロボと同一だが、こちらは先鋭化していたり角張っているパーツの多さでゴツく凶悪な印象を受け、人によっては「ブンブンジャーロボを素体にした苦魔獣」にも見える。
胸部はデコトラーデの顔にも似ており、“違法改造されたトレーラー(デコトラ)”が外見のモデルらしい。
各ブンブンカーの外見(カーモードはプレバンの商品ページで確認できる)も全体的に泥(錆)塗れになったような茶色で構成されており、キラートレーラーのいかつい外見も合わせてみると、某世紀末の走り屋映画等に出てそうな見た目をしている。
戦闘能力
デコトラーデ曰く「違法改造でパワー増し増し」。故に模倣元のブンブンジャーロボとは異なり、両腕の武装はなくとも格闘戦において互角以上の戦闘能力を持つ。
また、スパイクが増設された頭部のホイールは光弾を連射するガトリング砲「キラーミサイル」も内蔵され、これで弾幕を張ったり接近戦で不意打ちに発砲する等の攻撃が可能。
これにメイン操縦を担当するデコトラーデの豪快で乱暴な運転が加わると、対峙した相手をほぼ一方的に圧倒する容赦無しの猛攻を繰り出せる。
得意技はブンブンジャーロボの足技を模倣した中段蹴り「パクルクルマキック」。
バクアゲ14において両腕に追加装備を施し、チューンナップされた超攻撃型バージョンで再登場、更にバクアゲ18にて二刀流で再々登場(詳細はバリエーションを参照)。
模倣元のブンブンジャーロボ=ベースのブンドリオが元々機械生命体であり、ブンブンカーでの武装によって戦闘能力を得ていると考えれば、最初から戦闘用に産み出されたブンブンキラーロボがブンブンジャーロボ本体=ブンドリオよりスペックに優れているのは当然であろう。
バリエーション
超攻撃型バージョン
イターシャ 「とっておきのウェポン、発進♪」
「「「たたき上げ合体!
ブンブンキラーロボ!」」」
バクアゲ14において両腕に追加装備を施し、チューンナップされた超攻撃型バージョンで再登場。
右腕のキラーオフロードが変形した『キラードリル』による突き穿ちに加え、左腕のキラーワゴンが変形した『キラーハンド』による殴り付け等の乱暴なパワーファイトで戦う。
しかし、初陣のブンブンジャーロボモンスターの前に敗れてしまう。
デコトラーデ 「ヤバいよヤバいよ……!」
イターシャ 「これ、無理めなヤツ……!」
ヤルカー 「そんなぁ〜……」
「「「お疲れサンシタ〜!」」」
ブンブンキラーロボ二刀流
「「「たたき上げ合体!
ブンブンキラーロボ! 二刀流~。」」」
バクアゲ18で再々登場。
同話で再び倒されたソードグルマー・リベンジにヤルカーのハイウェイ光線を浴びせ、ソードグルマーの素体である「惑星リフレクターに伝わる伝説の剣」をブンブンキラークラシックへと再形成させ、アタックモード『キラーソード』に変形させてキラードリルと共に装備した形態。
ブンブンジャー側の命名法則に則るならば「ブンブンキラーロボクラシックカスタム」とでもなるのか。
本家ブンブンクラシック同様車両後部にはブースターが付いているが、あちらとの差異としてブンブンデンジャーを操作するとブースターを利用してキラーソードを飛ばしての遠隔攻撃が可能。しかも自動で対象を追尾可能である上、モチーフに則り売りの高機動も本家と同じ為に翻弄しつつの連続攻撃が可能。
機動力が売りのはずのブンブンジャーロボナイトを翻弄しピンチに陥れるも、ビュンビュンマッハーロボと初対峙。
キラーソードを飛ばして追い詰めようとするも、それを上回る高機動力を持つビュンビュンマッハーロボに翻弄された挙げ句キラーソードはビュンビュンマッハーロボを追尾……していたはずが実は密かに軌道を誘導されそのままキラーロボの尻に刺さってしまい、その隙に「ビュンビュンフィニッシュ」を食らって3度目の敗北を喫した。
量産型
バクアゲ27で、I.S.A本部長の常槍鋭一郎とライトニング・テック代表の内藤雷汰の密談で、なんとこのロボを量産する体制が整ったことが明らかとなり、ハシリヤンと内通している可能性が示唆された。
恐らくバクアゲ14から召喚されているのはこの個体がベースとなっていると思われ、バクアゲ38では度々勝手に出撃させられていることに対し内藤がぼやきつつも「いいデモンストレーションになる」と独りごちている。
なお公式サイトでは「キャノンボーグがブンブンデンジャーを開発したことで召喚されるバグを孕んでいる」と書かれており、デンジャーとの連動まで受け継いで開発されてしまったことが示されている。
ブンブンキラーロボポリス
イターシャ「行くわよ!ブンブンカー、セット!」
カージャック!
デコトラーデ「これが、ノーブレーキの暴走魂だ!」
「「「ブンブンキラーロボポリス!」」」
バクアゲ30にて、錠がポリスに合体しようとブンブンパトカーのスターターを取り出した瞬間をつきヤルカーが奪取、受け取ったイターシャがブンブンデンジャーにスターターをセットしてパトカーを召喚・合体した。
やはりゲートモードは省略されている他、ブンブンジャーロボポリスとの差異として目が黒いサングラスを掛けておりサイレンも低く加工されたものになっている。
誰が呼んだか「悪徳警官」。
サンシーターのマッドレックスへの思いを乗せたいつもより本気の操縦テクニックによる銃撃でモンスターの「バクアゲワイルド ブンブンフィニッシュ」をも撃ち落とし、耐久力・パワーも凄まじいビルダーをも圧倒。
しかし最終的にナイトの高機動力には全弾躱され、「バクアゲソード・ブンブンフィニッシュ」を受け敗北。パトカーは合体が解除され、奪われたブンブンパトカー1・2はブンブンジャーの元へ戻された。
ブンブンキラーロボエリート(仮称)
ウェイウェイ・ヤルカー「ウェイウェイウェーイ!良いの持ってるね。協力してあげるよ。ギャーソリンチャージ!!」
デコトラーデ「おぉ~!これがエリートの力…!」
バクアゲ38にて、ウェイウェイ・ヤルカーの「ギャーソリンチャージ」で召喚したキラーソードを装備した姿。外見は以前登場した二刀流と同じだがウェイウェイの操縦も加わり機体出力が上がっており、ビュンビュンマッハーロボを圧倒したがマッハーロボの上空からの攻撃でキラーソードを取り落としてしまい、ウェイウェイが撤退したのと入れ替わるようにヤイヤイが戻ったことで高まったサンシーターの気合により一時はマッハーロボを押しかけたが、スピードルが加勢しマッハーロボに合体したことで完成したビュンビュンマッハーロボゴーオンカスタムの「ビュンビュングランプリフィニッシュ」の前には及ばず敗れてしまった。
先斗「悪ぃな…。気合いだけじゃ実力の差は埋まらねぇんだ」
なおソード自体は破壊されたわけではないのだが、何故か拾い上げられることはなかった。
ブンブンキラーロボゲキトツバスター搭載型(仮称)
バクアゲ40ラストにて、高濃度エネルギー体を使用した新兵器「ゲキトツバスター」を搭載した機体で、内藤曰く「実用化にようやく嗅ぎつけた」との事。
現地点では詳細は不明だが、スピンドーはこれを用いて、地球上から極上の悲鳴で埋め尽くされる事を目論んでいる模様。
余談
- 『機界戦隊ゼンカイジャー』より「主役ロボを模した敵ロボ」の流れが再び定着しつつあるが、今作では前作まで続いた「黒と金のカラーリング」の法則からは外れている。
- 下記の通り唐突にブンブンデンジャーは除いてだが店頭でも販売され始めたが、敵側のDXロボが一般販売されたのは『獣電戦隊キョウリュウジャー』のスピノダイオーぶりになる(正しくはスピノダイオーは初登場時に悪の戦士に強奪されただけで本来は味方戦力である)。
立体物
プレミアムバンダイ限定商品『DXブンブンキラーロボ&ブンブンデンジャー』としてセット販売。尚、残念ながらスピーカーパーツは付属しない模様。
当然ブンブンジャーロボのリデコ品である為、劇中では省略されたゲートモードからのアタックモード変形も可能。更にブンブンジャーのブンブンカーも装備してオリジナル合体もできると思われる。
※ちなみに「DXブンブンキラーロボ」はPB以外でも販売の可能性もあるとの弁。
2024年10月20日には、プレミアムバンダイ限定商品『ミニプラ ブンブンキラーロボ』の受注販売を開始。
そして、2024年11月2日にDX版は突然の店頭発売がスタート(公式サイトやTwitterでは特に上記の匂わせ以外ではっきりとした告知はなかった)。ブンブンデンジャーは付属しておらず、5000円ほど値下がり発売された。
関連タグ
キャノンボーグ:設計・開発者
ブンブンキラートレーラー ブンブンキラーオフロード ブンブンキラーワゴン
ブレーキング、ノリシロン-12:かつての車系戦隊に登場する暴走族の敵組織が作り上げた敵ロボ(こちらは主役ロボを模してはいない)。奇しくも前者はキラーロボ初登場回の2日前に公式配信された回で初登場している。
ゼンカイオーブラックジュラガオーン:3年前の戦隊で科学技術者の幹部が製造した戦隊ロボの模造品。こちらは召喚・自立行動型であり、それ故の行動パターンの隙を突かれて撃破された。