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血祭ドウコク

ちまつりどうこく

スーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」に登場する敵キャラクター。
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シンケンジャー……!! オレがいなくなっても…いつか、テメェ等も哭く時が来る…!!」
「三途の川の隙間は…開いてるぜ……!!」

CV:西凛太朗

概要

封印が解けて現代に蘇った外道衆の総大将で、6つの目を持つ荒武者のようなアヤカシ
血祭の名が示すように肌も鎧も血のように赤く、また極めて荒々しい性格をしているが、意外なほど寛容な一面も持つ。
一人称は「オレ」、二人称は「テメェ」。
 
先代のシンケンジャーが相討ちになりながらも封印した(その際五体をバラバラにされた)が、封印が不完全だったために長い年月の末復活。
後遺症として「この世に現れた直後から水切れ(エネルギー切れ)を起こす」状態になっているため、三途の川に籠りきりになってしまっているものの、それでも圧倒的な力を以て多くのアヤカシたちを配下としており、彼らからは「御大将(おんたいしょう)」と呼ばれる。
 
その割にどいつもこいつも軽いノリで接しているが、外道衆は仲間意識や忠誠心がほぼ皆無な連中なので主従関係は存在せず、ドウコクも放任主義なのか口出しせず好き勝手に暴れさせている。
ドウコク同様に配下を持つアクマロが明確な主従関係を持ち、直々に指示も出す点のとは対照的である。

放任主義かつこの世に出られないとなればドウコクができることは特に無いため、日頃は三途の川に浮かぶ本拠地の「六門船」の中に缶詰め。
この世に出られない鬱屈や苛立ちを紛らわすため、薄皮太夫の奏でる三味線の音色を肴に酒を飲んでいる。
しかし一旦怒って暴れ出そうものなら手が付けられなくなってしまい、もっと酒を飲ませるか、太夫の三味線の音でしか抑えられない。

水切れが早いという事情と、三途の川にシンケンジャーは実質潜入不可能ということもあって、第一幕から登場し続けているが、シンケンジャーとの戦闘は第四十幕が初めてであり、最後まで大ボスとして君臨し続けた。

存在するだけで三途の川に強い影響力を持っていて、雑兵のナナシ連中は三途の川の積み石の隙間から生まれる。
ドウコクの強い怒りに呼応するため彼がいる限り無限に出現し、更に夏になると力が増大するためそれに伴って三途の川も一時増水する。
その影響で他のアヤカシやナナシ連中も影響を受けて強化され、脂目マンプクや筋殻アクマロが現代に復活、上級戦闘員にあたるノサカマタも発生するなど強い影響力を見せる。
ただし夏の力は本人が持て余す程で、制御の為に暫く六門船を離れたが、後に使い熟せるようになった。

外道ではあれどどこか人間臭く憎めないような一面を持ち、短気な性格ながらシタリから慕われている。
また策を講じず力押しを好み、シンケンジャーと壮絶な死闘を繰り広げ、最後に自身が敗れた際も不敵な捨て台詞を吐くなど最後まで堂々と戦い、その散り際は潔さを感じさせる程であった。

性格

気短で荒々しい。
おそらく由来であろう「慟哭」は声をあげて泣き叫ぶという意味だが、彼の場合は泣き叫ぶどころか生まれ持った底なしの苛立ちを抱えている。なので本気で怒ると手がつけられず、太夫と酒以外ではなだめられないという。

だが冗談や軽口には寛容で、その範疇に留まっている程度なら多少の悪ふざけなども気にしない(さすがに反乱を起こす、自身に手向かうなど度を越した事をした者には制裁したりするが)。

そのため野心家のゴズナグモに脅されて自身の命惜しさに協力させられたと正直に話したシタリを許したり、そのゴズナグモが自身に敵意を持っている事を知りつつも明確な反乱を起こすまでは六門船に出入り禁止にする程度に留めたり、意外に裁量があり懐は広い模様。
 
ちなみに常日頃酒を飲んでいる割に酔っ払った場面はないのだが、十二幕では二日酔いで頭にハチマキをする珍しい光景が。無邪気に鳴くスス木霊に「うるせェ!!頭に響くんだよ!!!」と八つ当たりし、シタリは「怒っても二日酔いは治らないよ……」となだめていた。
 
なおこの場面では「オレが前みてェに人の世に出ていけりゃ、あんな志葉の当主一瞬で片付けてやるってのによ!!!」と、出撃すらままならない(この世に現れた直後から水切れするレベルのため)事にも憤っており、腹立ち紛れに刀を突き立てて六文船を大揺れさせた際には太夫すら「落ち着け……奴はまだ封印の文字を使えない」と止めに入り、シタリも「あんまりやたらと封印の文字を教えると妙な気を起こすやつがいるかもしれないからね……!!」と進言。これらのやり取りは後々の伏線にもなった。

戦闘力

シンプルにとにかく強い

圧倒的なパワーとスピード、丈瑠の斬撃をまともに受けても微塵のダメージも負わない防御力を兼ね備え、シンケンジャーとの初戦闘時にはなんと等身大戦最強火力の武器・モウギュウバズーカの「外道覆滅」をも真正面から斬り伏せるというデタラメな力を持っている。他のアヤカシとは一線も二線も画する実力を誇り、咆哮による衝撃波も驚異の威力を持つ。
先代シンケンレッドを簡単に斬り伏せる程の実力を持ち、水切れにより短時間しか戦えない状態で戦ってもシンケンジャー6人とアクマロに反撃を許さず圧倒する程で、スーパーシンケンブルー、ハイパーシンケングリーンの2人の強化形態がいたにも関わらず余裕を見せた。

一方で、力押しを好むゆえか、剣術に限れば志葉丈瑠腑破十臓ほどの腕前になれば一応は互角程度の戦いは可能。もっとも、その他の能力を含めて互角かどうかは別だが。

純粋な戦闘力以外にも、アヤカシを縛る能力を持ち、圧倒的な力と能力で他のアヤカシを絶対的に支配し、アヤカシ達を束ねる首領として君臨している。ただしはぐれ外道には効果が不十分で、完全に支配することができない。
が、それでもしばらくは動けなくなるなど、かなり強力な力を有している事が伺える。
また、アヤカシに自身の力を注いで暴走状態にさせたこともあった。先述のゴズナグモがそれ。

明確な弱点と言うと志葉家の火のモヂカラ。逆をいうとそれ以外は水切れくらいしかないため、倒すには現代でそのモジカラを唯一使える志葉薫の手助けが必要となる。

最後

太夫を利用した筋殻アクマロに怒りを爆発させ、シタリの制止を振り切って地上に出現。シンケンジャーやアクマロを退けて太夫を助けたものの、深刻な水切れで川の底に沈むこととなってしまった。しかし太夫が三味線の嘆きの力を解放したことで復活を果たす。

そして太夫を取り込んだことで志葉薫の封印の文字や水切れを無効化し、地上に三途の川の水を溢れさせてシタリとともに六門船に乗って侵攻、シンケンジャーとの最終決戦を展開する。
圧倒的な力でシンケンジャーを追い詰めたが、かつて封印の文字によって受けた胸の傷に志葉家のモヂカラを立て続けに受けたことで一の目を潰され、二の目で真の最終決戦に臨む。
 
丈瑠「小出しにするな 残ったモヂカラを全部…一撃に集中する……!!」
「だから絶対外さない至近距離まで突っ込む…!! どんなに攻撃されても…バラバラになっても! たとえ折神一体になっても突っ込む!!!」
 
捨て身覚悟で一撃にすべてを懸ける事を決めた6人はそのままドウコクに接近。
 
「何のマネだ……!!」
「この……ッ!! なんでテメェ等は"諦める"って事を知らねェ…!!!」
ドウコクの攻撃で折神が次々に吹っ飛ばされ、サムライハオー→テンクウシンケンオー→シンケンオーと武装解除されるも、決して怯むことなく突撃するシンケンジャー。そして全てのモヂカラを込めたダイシンケンの一撃はついにドウコクを打ち破り、最後は上記の言葉を残してダイシンケンもろとも爆散した。

ドウコクの死をもって外道衆の地上侵攻は鳴りを潜めることとなったが、後にとある奴が彼の姿を真似て外道衆を率いることとなる。

また、彼は数多くのアヤカシを従えていたがそれでもすべてを配下にしていたわけではなく、実際アクマロの部下たちやマンプク、アゼミドロ、マダコダマなどは彼の配下ではない。
 
そうでなくともアヤカシは三途の川のあちこちから自然発生的に出現するので、ドウコクやアクマロ(及びマンプク)といった有力者の配下ではないために本編には登場しなかった者もいるかもしれない。
ドウコクが倒れ外道衆は壊滅したが、シンケンジャーとアヤカシの戦いそのものはこれからも続いていくのだろう。

太夫との関係

かつて六門船の上で暴れまわっていたが、太夫が外道へ堕ちる前の薄雪の頃から新左を待ちながら奏でていた三味線の悲しげな音色を聞いて大人しくなったようで、外道に落ちた彼女を拾い、傍に置いた。
シタリ曰く「人の世の涙をかき集めたような音色で、ドウコクがその音色に耳を傾けない日はなかった」とのことなので、人間の感覚では憂鬱になるような音色なのだろう。
そのため、シタリから太夫には甘いと言われ、他のアヤカシが特異な存在であるはぐれ外道である彼女と険悪になった際には仲裁する様子も見せる。

ただし、十臓の殺害という命令に同じはぐれ外道として親近感を覚えていた太夫が従わなかったため、彼女が大切にしている三味線を壊したせいで離反されてしまった。
このときは完全に自業自得ながら苛立ちを抑えられていなかった。

その後裏切ったアクマロに激怒し、封印の後遺症で水切れが激しくなるにもかかわらず、シタリの制止を振り切って人間界に乗り込み、水切れの症状が進む中、自らの太腿の皮を剥いで三味線の傷に貼り付け修復。
「テメェは外道に堕ちた… 他に行く場所はねェ」と告げたことにより太夫は再び六文船へと戻る。

その後、力を使い果たしたドウコク復活のために三味線(これははぐれ外道が命をつなぎとめる執着そのものでもある)を手放し、もうドウコクの求める音色は奏でられないと告げた上でドウコクに取り込まれ消滅した。

ドウコクが欲していたのはあくまで悲しげな三味線を奏でる太夫と言ってはいるものの、それを弾けなくなった彼女を打算無し(実質的には強化へとつながったが)に取り込んだことや彼女の打掛を三途の川に流し弔うような姿を見せたことなどから何か思うところがあったのではないかと考えられるが……。
考察するほど野暮になっていく彼らの関係だが、太夫の打掛を川に流した時にシタリは「なんて言うんだろうねェ…外道衆のアタシ等に念仏もないだろうし ドウコク……お前さんも因果だね」との言葉をかけている。この「因果」が的確に表しているかもしれない。

余談




  • ドウコクの声を演じた西凜太朗氏は16年前に俳優として、「五星戦隊ダイレンジャー」の顔出し幹部シャダム中佐を演じていた。また、シンケンジャーの2年後には本家大本とも言える「水戸黄門第43部」第9話のゲスト悪役を演じている(黒幕の使いっぱしりだが…)。
 
  • 海外版の名前は「マスター・ザンドレッド」。
こちらでもアホみたいに強いのだが、なかなか出撃できなかったのは頭痛持ちだからという設定。

関連タグ

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 薄皮太夫 骨のシタリ 腑破十臓 筋殻アクマロ 脂目マンプク
憎めない悪役…上記の性格の大らかな一面や太夫との関係、時折見せる人間臭さからこういう印象を持たれることもある。もっとも、彼自身の性格は普通に外道なのだが。

アナザーディケイド…ドウコクをモチーフの一つに入れていると思われる。

シャダム中佐…スーパー戦隊の中の人・ラスボス繋がり。

スーパーアポロガイスト総統メビウス:同時期のニチアサ作品におけるラスボス。

スーパー戦隊シリーズラスボスリンク
ヨゴシマクリタイン←血祭ドウコク→救星主のブラジラ

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