ヒヒヅノー
ひひづのー
テレビ画面から出現し、ディスコで遊んでいた若者達を襲って、次々にヒヒ人間に変えてゆく。駆けつけたライブマンのライオンパンチ、ドルフィンアロー、ライブラスターも通用せずピンチに追い込むが、そこに毒島嵐という男が現れた。
暴力組織「ニューマフィア」のボスである嵐は、子分達がヒヒ人間にされたことで怒り心頭であり、ヒヒヅノーを散々に叩きのめす。チェーンを首に巻かれ、バイクに引きずられて彼のアジトに連れ込まれたヒヒヅノーは、さらに殴る蹴る、しまいには腕に噛みつくという暴行を加えられて、遂に嵐に屈服して手下になり、命じられるままヒヒ人間と共に銀行強盗を働いた。
「お前はボルトの恐ろしさを知らん。いつまでも頭脳獣を思いのままできると思ったら大間違いだぞ」という勇介の説得に耳も貸さず、逆に襲い掛かる嵐だったが、現われたオブラーに阻まれ、「一体誰に生命を与えてもらったと思っているのだ?」と放った光線で、ヒヒヅノーとヒヒ人間はオブラー配下に寝返った。
ライブマンとの戦闘になるも、「あいつが勝てたんだ、この俺に勝てないはずがない!」とレッドファルコンの鉄拳を喰らい、ファルコンブレイクからのバイモーションバスターで倒される。ヒヒヅノーが倒されたことで、ヒヒ人間達は元の姿に戻った。
ガードノイド・ガッシュのギガファントムで巨大化し、ライブロボのライブロボビームも効かず、右手からの光線で反撃したが、ダブルカノンからのスーパーライブクラッシュで爆散した。
ヒヒヅノーに噛まれた者が変化した姿(本編中では「猿人」と呼称されていた)。知能が退化し、しゃべることはできない。ヒヒ人間に噛まれた人間もヒヒ人間となってしまうため、連鎖的に同族(犠牲者)を増やすことが可能。
作中ではヒヒヅノーと共に銀行に押し入った際、5人のヒヒ人間が1枚ずつ紙を持って「ね」「か」「を」「だ」「せ」と銀行員に見せるものの、ヒヒヅノーに「馬鹿!違うだろ!」と叱責されて、「か」「ね」「を」「だ」「せ」に並び直すというコミカルなシーンがあった。