「一体これは何なんだ!?……世の中にこんなものがあったとは…!
楽しくなってきたぞ!いやあ、楽しいなあ!」
登場話:第19話「ガリ勉坊や オブラー」
概要
武装頭脳軍ボルトの頭脳獣の一体で、ドクター・オブラーが自らの命を削って作り出した分身頭脳獣。ガリ勉少年のように肥大した頭と細身の体で、ペン型の槍が武器。
背中のかばんから「ボルトバイブル」という本を発射し、その本は手に吸い付いたら最後、勉強しない限り決して取れない。その上ボルトバイブルには「愚かな人間に生きる資格なし、この世は天才だけのもの」というボルトの選民思想が書き連ねてあるため、読んだ者は洗脳されて大教授ビアスを崇拝するようになってしまう。
活躍
ボルトバイブルで街の人々を洗脳し、続いて遊園地に出現。「遊んでいる奴は許さん!」と襲おうとしたところ、ライブマンと戦闘になる。
ところがその最中、レッドファルコンと激突した弾みで吹っ飛んでジェットコースターに乗り込んでしまい、狼狽するもすっかりその楽しさの虜になって、遊ぶことの喜びに目覚めた。
作戦を放棄して遊園地中のアトラクションを満喫、それにとどまらず、ラグビーをしている子供達に「俺も入れてくれよ!」と駆け寄って、驚いた彼らが逃げ去っても、残ったボールで一人泥まみれになって遊び、はしゃぐ始末。
思いもよらぬ醜態を晒したベンキョウヅノーを叱責するオブラーだが、天宮勇介達に「ベンキョウヅノーはお前の分身。子供の頃のお前の『遊びたい』という思いのままに行動しているんじゃないのか?」と指摘され、激しく動揺する。確かにオブラーになる前の尾村豪は少年時代、厳格な母に抑圧され期待されるがまま勉強に明け暮れ、外で思い切り遊ぶ他の子供達をうらやましく思っていたのだった。
それを躍起になって否定しようとしたオブラーは、命を削ってまで分身を作った反動か、獣人化ウイルスの効力が切れ、元の豪の姿に戻ってしまった。
だが「豪が人間に戻った」とライブマン達が喜んだのも束の間、そこに謎の宇宙人が襲来、豪を再び獣人オブラーに戻してしまう。
ベンキョウヅノーも凶暴化し、背中のかばんから放つエネルギー光弾や、ペン型槍からの機関銃弾で攻撃するが、ファルコンブレイクで一刀両断され、バイモーションバスターで爆散した。ガードノイド・ガッシュのギガファントムで巨大化し、ライブロボに対して今度はペン型槍からビームを放って攻撃するも、奪われて串刺しにされ、最後はスーパーライブクラッシュの前に敗れ去った。