黒崎武「イユの父親はなァ…例の新種のアマゾンになっちまったんだ」
「結構ヤなモンは見てきたが、アレは格別だったなァ…父親がな…娘喰いながら歌ってんだよ」
演/声:山崎潤
登場話:シーズン2「Episode 2 ORPHANS」など(全て回想シーン)
データ
身長 | 186.5cm |
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体重 | 98.8kg |
特色/力 | 嘴や爪を利用した刺突攻撃 |
概要
ハゲタカの姿をしたアマゾン。嘴や爪を利用した刺突攻撃を得意とする。
イユの父親である星埜始が、泉七羽が千翼を連れていなくなった件で鷹山仁と口論になった際、ガラス管から漏れた細胞サンプルが指先の傷に触れてしまったために溶原性アマゾン細胞に感染して変貌した。
上述の一件の後、自身の誕生日パーティーの最中に覚醒してしまい、妻とイユの姉に食らいついて殺害(母親は肋骨、姉は腸を露出した状態で絶命した)。更にまだ生きていたイユの眼球を摘出し、致命傷を負わせて廊下を引き摺り回した。
現場に駆けつけた4Cの黒崎隊長に対しては、満面の笑顔で「機嫌のいい時によく出てくる」歌を口ずさみつつイユの眼球を貪る狂気的な姿を見せた(黒崎はその状況を「今まで見た中でも格別にイヤな光景だった」と評している)。しかし以前から研究を手伝っている身として誕生日パーティーに招待されていた悠が変身したアマゾンオメガによって、貫手で胴を貫かれて死亡した。
余談
元ネタは恐らく漫画版に登場した獣人コンドル。
ちなみにハゲタカはコンドル類の俗称としても知られる。また、娘のイユはカラスをモチーフとしたカラスアマゾンに変身するが、元ネタのカラスもコンドルと同様に死体を好んで捕食する鳥だったりする。やはり血は争えないということだろうか…。
星埜始役の山崎潤は過去に『仮面ライダーアギト』の北條透や『仮面ライダー555』の琢磨逸郎を演じている。
捕食シーンの撮影に使われたイユの眼球(の小道具)はヨーグルト味だったらしい。
公式サイトには撮影の合間に談笑するハゲタカアマゾンとイユの写真が掲載されているが、イユ(白本彩奈氏)も血まみれで笑みを浮かべている為、ある意味本編よりも怖い。
また、本作の主題歌「DIE SET DOWN」のCDジャケット裏面にも、摘出されたイユの眼球の写真が掲載されている。
回想シーンで描写された始の研究室には巣にて卵を温める親鳥の写真や眼球の模型が確認できる。
家族団らんの最中に覚醒したこと等を考えると、かなり悪意ある小ネタと言えよう。
作中にわずかしか登場しないため、洋服の裂け目から見える怪人の部分の面積を大きくしないよう意識しているが、後頭部からハゲタカの首が生えて背中にくっ付いている形にすることで変な風にしている。