「いかがでしたか私の料理は?最高だったでしょう?丸々太ったお二人の魂、今度は私が頂きますよ」
概要
『仮面ライダーキバ』第7話「賛歌・三ツ星闇のフルコース」、第8話「ソウル・ドラゴン城、怒る」に登場したファンガイア。
アクアクラスに属し、海老を彷彿させる姿をしており、「燭台と方位磁石が契る宴」という真名を持つ。
斧を武器としており、怪力と全身から発射する炸裂泡「エクスプローションバブル」で敵を攻撃する。
三ツ星レストラン「ゾン セルクール」のオーナーシェフ・犬飼伯爵の真の姿で、ファンガイア族の中では位の高い家系に身を置く人物。伯爵の位を持っており、一族に伝わる様々な古の術式などの知識を持つ。
表向きの顔である三ツ星レストランのオーナーシェフを務めていることからも分かるように、料理を得意としている。先日寿命で亡くした老執事をはじめ、代々自分に仕えて来た執事たちを甦らそうと目論み、その復活術の為に必要な大量のライフエナジーを得るべく、自らレストランを経営して料理の腕を振るい、三ツ星の評判を聞きつけて来店した客たちを餌食にしていた。
彼の経営するレストランを訪れた客たちが行方不明になることが頻発していた為、怪しんだ「素晴らしき青空の会」は麻生恵と名護啓介に潜入捜査を命じ、伯爵はそうとも知らずに二人を客として迎え入れるが、二人が喧嘩を始めた為に怒って追い出す。
その後、バイトとして雇った紅渡が秘伝のソース(人間の魂を丸々と太らす効果があるらしいヤバイもの)を勝手に持って帰ったことに気づき、彼の家まで押しかけ奪い返すが、この行為からソースに何かあるのではと怪しまれて遂に正体が露見。キバと交戦するも圧倒され追い詰められてしまう。
その場は何とか逃走に成功するが、既に瀕死の重傷を負っていたらしく、最後の力を振り絞ってこれまで集めたライフエナジーと自身の魂を屋敷に安置していた執事たちの亡骸に与えると力尽き、その体はステンドグラス状となって砕け散った。
しかし…。
余談
隠しモチーフは鶴となっており、側頭部分が鶴の頭となっている。ちなみにprawnとはクルマエビなどの意である。
また、公式の仮面ライダー図鑑では誤植で「アクアクラス」ではなく、「インセクトクラス」に分類されている。
スーツの下半身はリペイントされてレディバグファンガイアに流用された。
関連項目
ドルフィンオルフェノク、キュレックスワーム、クック・ロイミュード、グラニュート・ボン→同じくレストラン経営を行っていたライダー怪人関連で
カニアマゾン・・・・こちらもレストランに訪れた人間の客を捕食(厳密には料理)していた怪人繋がり。