「君ならできる、自分の力を信じなさい。君の中にはあの偉大なお父さんが住んでいるんですから」
演:村井克行
概要
アクアクラスに属する蛙を彷彿させるファンガイア。「進化論の間紙に黄金比は埋葬される」という真名を持つ。鳥モチーフはグンカンドリ。
50mのビルでさえも軽々と飛び越えてしまう脚力を持ち、自身の細胞から剣と銃を生み出す。喉袋には食べたライフエナジーを蓄えることができ、長期間人間を襲わなくとも大丈夫。
ノイズや不協和音が大の苦手で、これを聞くと暴走し制御不能になってしまうが人間に危害を加えるもののライフエナジーを吸収しようとはしない。
人間態は、ブラックスターというバイオリンの製作者の大村武男という人物。
200年前にブラックスターを作り出したが、オークションで落札した人間に持つ資格がないと判断するとライフエナジーを吸収して殺し回っていたため、素晴らしき青空の会が囮として落札しておびき出されるも、紅音也のブラックスター演奏に感動し、その音さえあれば暴走せずに済むと言って演奏をカセットテープに録音し、「いつか君は自分にふさわしいバイオリンを作ることになる」といった予言めいた言葉を残すと、ブラックスターを湖に沈め、一人ひっそりと暮らしていた。
その後、バイオリン修復の名人として有名になっており、紅渡の家を訪れた際に渡が音也の子供であることを知ると、音也のブラッディローズを満足げに眺め、渡にバイオリン製作技術を教えて立ち去ったが、路上ライブの騒音を聞いて暴走し、バンドメンバーを襲撃したため名護啓介に捕らえられる。
しかしフロッグファンガイアとしての正体を現すと逃走し、駆けつけた仮面ライダーキバのバッシャーフォームの攻撃で人間態に戻り、渡に正体がばれてしまう。
逃走の末に仮面ライダーイクサに追いつかれ、圧倒されるも渡の助けで逃亡。だが名護に音也の演奏が入ったカセットを壊された事と近くの工場の騒音を聞いたことで再び暴走し、工場職員を襲撃したが、キバの攻撃で正気を取り戻す。
ボロボロの状態でブラックスターを沈めた湖に戻るが、追って来たイクサの「イクサ・ジャッジメント」で致命傷を負い、22年間新たなライフエナジーを摂取しなかったこともあって肉体が限界を迎え、駆けつけた渡にお別れを言うと、湖の中に倒れこみ砕け散った。
余談
スーツはカメレオンファンガイアに改造された。
大村を演じた村井克行氏は仮面ライダー555にて村上峡児ことローズオルフェノクを演じていた。短命で高慢なオルフェノクの次は長命で思慮深いファンガイアを演じるという対照的な役割を見事に演じきった。
尚、彼が演じたローズオルフェノクのスーツはガーゴイルレジェンドルガに改造された。