概要
闇軍団の上忍軍団の一つ、殺駆一族を束ねている。
スイカ割りに定評がある事で有名。
一族の軍団員だけでなく、作戦次第では殺駆頭の代行として下の忍軍を率いて戦う事もある。
武器の扱いに関しては素晴らしいセンスを持っており、目隠しをして心の目で敵を捕らえるスイカ割り殺法を編み出すほど(しかし大抵は失敗して自滅する)。
後に家老へと昇格を果たした。
メンバー
長男 古殺駆(旧ザク)
「我こそは闇軍団にその名も轟く、古殺駆なりぃ!」
三兄弟の長男。
リーダーを務め、勝利の為ならば手段も選ばない卑劣漢。
だが立案する作戦はどこか間抜けなものばかりでいつも失敗し、その度に殺駆頭と闇皇帝に怒られている。
愛用の武器は名刀・古月やバズーカなど。
シンボルマークはタカ。
次男 今殺駆(ザクⅡ)
「力では誰にも負けんぞぉ! 今殺駆だぁ!」
三兄弟の次男。
兄弟で一番の力持ちだが短気で脳筋気味。
戦法は基本的に力押し一辺倒で、武者頑駄無たちには軽くあしらわれがち。
武器は名刀・今月と斧、マシンガン。
シンボルマークはトラ。
三男 新殺駆(ザクⅢ)
「色男、金と力は無かりけり、新殺駆よぉ!」
三兄弟の末っ子。
おしゃれで身なりを気にするナルシスト。
普段はおっとりしているが、実は怒ると手が付けられない程に暴れまわるとんでもない奴。
武器は名刀・新月など。
シンボルマークはクマ。
殺駆三家老
風林火山編に登場。
大戦後に闇軍団が解体され、時穏の国となった後に殺駆三兄弟が出世した姿。
若殺駆頭に仕えている。
髭が生えて歳もとり、鎧は豪華になっているが、間抜けな所も相変わらず。
闇軍団再建後も重鎮として若殺駆頭を諫めようとしているが、凶暴な彼からは軽んじられている。
おまけに他の仲間からも相手にされていないため、若殺駆頭率いる闇軍団での発言力は無きに等しい。
なお、マンガの『SD武者ガンダム風雲録』では若殺駆頭のやりたい放題や復活闇将軍のおぞましさに着いていけなくなり、彼に対して造反を起こすが逆に殺されそうになる。
しかし直前で武者荒烈駆主が若殺駆頭を止めたため、難を逃れた。
初代殺駆三兄弟
天下統一編に登場。
殺駆の配下の武者たち。
この頃の殺駆一族は頑駄無軍団と共に黒魔神率いる暗黒軍団と戦っていたため、彼らも頑駄無軍団の仲間であった。
この3人の誰かが古殺駆達の父親なのかは不明である。
ザビ家の3人がモチーフ。
長男 技連<ギレン>
三兄弟の長男。
殺駆の人柄に惚れて仕えている。
冷酷で残忍な風貌の持ち主だが、決して悪人ではないらしい。
モチーフは黒い三連星専用高機動型ザクⅡとあの悪名高き極悪非道な独裁者。
次男 怒鋭<ドズル>
三兄弟の次男。
見かけは恐ろしいように見えるが、部下想いの立派な武人。
後の3人とは違って殺駆の頼りになる片腕として暗黒軍団と戦う。
モチーフはドズル専用ザクとオードリーを名乗る事となる少女の父親。
三男 駆舞<ガルマ>
三兄弟の末っ子の三男。
お坊ちゃん育ちで二人の兄ほど好戦的ではなくてキザな奴だが、暗黒軍団の暴虐から民間人を守る為に戦う意外と勇敢な男。
その他
千生将軍のサラマンダーをいじめる悪ガキたちは殺駆三兄弟の孫という設定だが、誰の孫なのかは不明。
また、機動武者大戦に是駆三兄弟という、彼らをオマージュしたかのような兄弟が登場した(ただしモチーフはゼク・アインとゼク・ツヴァイ)。
後に武者○伝にも客演し、無印では堕悪武者として登場、落ちてたタコ焼きを踏み潰す、それに怒ったススムに容赦なく銃を向けるなど愛嬌の殆ど無い悪役として描かれており、武者丸によって三人揃って倒された(首領共々タイムパラドックスとか大丈夫なんだろうか…)。更に2にも武者バトルに参戦している事が判明しており、その際は上司である殺駆頭と影忍者射殺駆と共にチームを組んで「殺駆魔神銃達(ざくましんがんず)」を名乗る。
キット
BB戦士 No.42で発売。
古殺駆と今殺駆と新殺駆用パーツとのセットで、新殺駆はNo.14「ザクIII」を素体にパーツを装備して再現する。
なお家老に関してもキット化されているのだが、B-CLUBの改造パーツ(ガレージキット)セットとしてリリースされた。
どう考えても本来の年齢層とはかけ離れているような……と思いがちだが。