「ザク」「ザクⅡ」「高機動型ザク」、「ドズル」「ドズル・ザビ」などで表記ゆれが生じており、タグ用例が散逸気味である。
概要
『MSV』に登場。
ザクⅡF型を専用にカスタムしたバリエーション機。
両肩のスパイクが4本になり、手甲が3本スパイク付きのものに変更されている。
金色のエングレービングを施しているがドズルの趣味ではなく、ある技術士官の発案によるもの。それとドズルが巨漢だったので、コックピットも大きくされた。
本来は式典用機としてカスタムされたのだが、大型ヒート・ホーク1本だけ持って実戦参加したことがある。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』では改修機が登場している。肩アーマーが大型化し、スラスターを内蔵したジャイアント・ウォーハンマーという大型打突兵器を携行した。しかし、プロトGファイターとの戦闘で大破・爆散。ドズル本人は脱出し一命を取り留めた。
パラレル設定の『機動戦士ガンダムサンダーボルト』ではドズルの死後、ア・バオア・クーの決戦において本機と思しきザク(おそらく親衛隊が搭乗)が連邦のジム・ガンタンク部隊と交戦するも、力及ばず大破した。
ちなみにこちらは専用機ではないため複数機が登場している。
ドズル専用ザク後期型
雑誌『模型情報』(掲載当時の誌名はMJ)の企画『F.M.S.(福地モビルスーツステーション)』に登場。『機動戦士ガンダム』およびシリーズの映像作品には未登場。
ジオニック社の傑作にしてジオン公国軍の主力機であるMS-06 ザクⅡを改良したバリエーション機MS-06R-2 高機動型ザク後期型を原型とし、ソロモン工廠で宇宙攻撃軍総司令官ドズル・ザビ中将専用機として開発された機体。
原型となったのはR-2型だが胴体の形状はむしろFZ型のものに近く、統合整備計画の要素が取り込まれている可能性もある。
武装として専用マシンガンや左腕部の固定式2連装火器、ヒートホークと思われる格闘戦用武器の他、腹部に2連メガ粒子砲を有する。ただし、このメガ粒子砲の運用にはザク系列をベースにした専用のエネルギー・バックアップ用随伴機が必要になる。
機体の完成までは行ったようだが、ドズルがソロモン戦ではビグ・ザムを使用したため、この機体は実戦投入されることのないまま失われ、データのみが回収されたという。
その他のドズル専用機
近い時期に開発されたドズル専用機としては、後の『MSV-R』でリック・ドムが設定されているが、後期型との立ち位置の兼ね合いなどは不明。
F.M.S.自体が福地仁氏のオリジナルMSVとしての毛色が強く、公式としての信憑性はかなり薄い。
関連タグ
ザク / MS-06 ザクⅡ / MS-06R 高機動型ザクⅡ