概要
1989年5月から11月にかけてバンダイの模型雑誌「MJ」で連載された、宇宙世紀ガンダムシリーズのメカニックデザイン企画。
タイトルは「FUKUCHI MOBILESUIT STATION」(福地モビルスーツステーション)の略で、福地仁が新たにデザインしたメカニックが登場するイラストノベルと解説から構成される。『MSV』にも近い型式の企画だが、デザインとイラストノベルに比重が置かれており、名称とデザインのみが示され設定がほとんど存在しない機体も登場している。
なお、福地は自身がメカデザインを担当したうしだゆうじの漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』の登場メカを解説する企画『MS90'S』を「MJ」誌上で直前まで連載しており、本作は事実上の後継企画と言える。
舞台となるのは一年戦争後半が主であり、全体的にアニメ『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の登場メカに近いデザインラインで纏められている。
2021年現在も単行本化はされていない。
『F.M.S.』が初出のメカが後発の作品に登場したケースは少ないが、例外的にジム・スパルタンは露出が多く、書籍『マスターアーカイブ』シリーズで取り上げられた後、ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』への登場やHGでのガンプラ化(プレミアムバンダイ限定)が実現している。
登場メカニック(新規設定機のみ)
地球連邦軍
ジオン公国軍
- MAM-07 グラブロ4号機
- MSM-07F ズゴック・クラブ
- マッドアングラー級潜水艦「ズアイ」
- MS-07F グフ・ハンター
- MS-06R-2S ドズル専用ザク後期型
- エネルギー・バックアップ用随伴機
- MSM-03 ゴッグ(F.M.S.版)
- ジュアッグ改
- MS-09F ドワス・デザート
- ズワール型高速巡洋艦「ガールアウス」