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データ編集

形式番号GT-9600
全長16.8m
重量8.5t
装甲材質ルナ・チタニウム合金
パイロットロアビィ・ロイ

概要編集

第7次宇宙戦争において、旧地球連邦軍が決戦兵器として投入したニュータイプ専用MSガンダムの1機。形式番号上は第七次宇宙戦争時開発・投入されたガンダムの中で最先発の機体。「G GNERATIONシリーズ」などで「ガンダムX世界初のガンダム」という誤った解説が存在する為勘違いされがちだが「ガンダムX世界初のガンダムは第一次宇宙戦争時に存在している」という旨の記述がメモリアルDVD-BOX添付の設定資料に記されている。


全身にあらゆる火器を内蔵した重火器弾幕型MSとして開発された。大戦中はフラッシュシステムで制御される専用ビットMSとともに、重火器部隊を組んでいた。


重装甲に加え実体弾兵器を多く装備している重MSだが、足の裏にローラー及びキャタピラを装備することで地上での高機動化を実現している。実はこの足裏はローラーキャタピラ有り版と無し版があるのだが両方のデザインが併記された事は無く、また一部書籍では劇中の描写やデティールからの納得出来る証明も無いまま「自力で引き込み可能」と勝手に記述している。その重量故に地上での2足走行は困難とする資料もあるが、劇中では歩行シーンやジャンプも披露した上、そもそも地上ではローラーダッシュで高速移動が可能な為、特に機動面で困る場面は無かった。


フォートセバーン等の雪上場面ではソール部にかんじきなどに相当する接地圧増加スキッドを装着し雪上で足が沈まない様にしている。


劇中のガンダムタイプで唯一飛行能力を持たないが宇宙空間での運用は可能。


またフリーデンでの海戦での運用時はキッドがシーバルチャーとの交易で手に入れたパーツで作った「S-1装備」という小型潜水艇を核にし多連装魚雷発射管とソナーポッドを有する増設推進ユニットとインナーアームガトリングの先端回転砲身ユニットを換装した円形配置のマイクロ魚雷発射管に装備が変更される。


尚、ロアビィが使っている機体はとある女性から貰った物らしくこれが戦時中に使われていた機体かは不明。その女性も死亡してしまっている為、彼女が元NT兵士だったのかも全く分からず仕舞いである。


前作ガンダムヘビーアームズと基本的なコンセプトは同じだが、こちらは足を止めての射撃戦だけでなく、ローラーダッシュによる移動しながらの突撃戦も得意としており、実際の運用法は大分異なる。デザイン面でも、現実で同名の戦車の有るレオパルドの名の通り、より戦車に近付けたようなデザインになっている。


ちなみにツインアイの色は、ガンダムでもかなり珍しいオレンジなのもこの機体の特徴である(GXやエアマスター、ヴァサーゴですらツインアイの色はグリーンである)。ただしデストロイに改修後は他機体同様グリーンで統一されてしまった。


武装編集

インナーアームガトリング

左側バックパックに装備された機体全長にも及ぶサイズの八砲身を束ねた大型ビームガトリング

使用時には左腕全体を覆い、肩の吸排気用と思われるスリットやガトリング側の接続部と肩側のセンサーユニットと接合する形で装着する。左腕の動力を直接使用する事で高出力のビーム弾を高速で撃ち出す事が可能で、この武装のみで一般的なMSの総火力を軽く超える程の火力を誇る。

一部ゲーム作品・書籍でビーム兵器扱いされていないケースが多い。


ヘッドバルカン/ヘッドキャノン

頭部にそれぞれ左右一門ずつ(バルカンは額部、キャノンは側頭)設置されたガトリング砲。

牽制用に使われる事になってるが劇中で使用された事は無い。

大抵必要そうな時は下記のブレストガトリングが使用されていた。


ブレストガトリング

胸部装甲内部に設置された2基のガトリングガン。使用時はハッチを開放して発砲する。コクピットに近い部分にあるため、ハッチの装甲は他の部位の2倍の強度を持つ。 前作のヘビーアームズと似た武装だがこちらは砲もハッチも左右独立しているので「片方だけ撃つ」事が可能(実際劇中でやっている)。


グレネードランチャー

右前腕部に装備された大口径×2、小口径×4の擲弾発射機。発砲する際はショック吸収のため発射機を前面にスライドし駐退複座動作を行う。


ショルダーミサイル

ウェポンコンテナの役割を果たしている右肩アーマーに計11基装備された中型誘導ミサイル。右肩関節が干渉(フレーム状態の機体を見れば一目瞭然)しているもののあまり気にしない方がいい。基本的に一回の発射で全発射する。


ホーネットミサイル

両膝(正確には前脛)アーマーに格納されている赤外線追尾ミサイル。赤外線シーカーを内蔵しているため、レーダーの使えない場所でも自動追尾可能。しかし悪天候下では命中率が低下してしまう。


ビームナイフ

右脛側面の専用ラックにマウントされた近接白兵戦用武装。通常のビームサーベルより刃渡りが短い分エネルギー効率が良く、長時間の使用が可能。劇中では攻撃用途で使用した事は無く、ガンダムアシュタロンのビームサーベルを受け止める際に使ったのみ。

ビームの色はレオパルドのツインアイ同様オレンジとこちらも非常に珍しい色をしている。デストロイ改修後グリーンに変わるところも一緒。


セパレートミサイルポッド

1話限りで使われた左脛(ビームナイフラックの対称位置)に装着されるオプション武装。中型ミサイルを4基(ミサイル自体はショルダーミサイルのミサイルそのものと同じ可能性がある)格納する。


水中戦用ユニット「S-1」

フリーデンの天才メカニックキッド・サルサミルが製作した水中戦用オプション装備。小型潜水艇のパーツを流用し製作した多連装魚雷発射管・音響センサー・涙滴型の曳航ソナーが搭載されている背部推進ユニットと、左腕のインナーアームガトリングと換装する小型多連装魚雷発射装置で構成。

甲板に上がった時など不要時には背部推進ユニットを排除可能。


Gビット(GTビット)

フラッシュシステムを介し本体と同性能のビットMSを最大12機操作するニュータイプ専用武装。ニュータイプ一人で一個中隊規模以上の戦力を持ち、戦略兵器として運用可能。本機用のGTビットは親機同様インナーアームガトリング等の大火力武装を装備し、第7次宇宙戦争時に多大な戦果を挙げたが、戦争によりほぼ全てが失われ、原作でも登場は回想シーンのみとなっている。


立体物編集

1/144、1/100、BB戦士シリーズにラインナップ。


各々劇中で使用した武器が同梱されており、フルオープンアタックも再現可能。

1/144、1/100ではインナーアームガトリングガンは劇中同様に差し替え無しで装備可能だが、BB戦士は構造の関係で一部パーツを外してでの装着となる。


1/100には、クリアパーツ&金メッキパーツの採用と腕部グレネードランチャーの伸縮ギミックが組み込まれている。


最新フォーマットではBFTに登場したガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチがHGBFで発売されたものの、エアマスターと違いHGAW単独では未だに発売されていない。


関連動画編集


余談編集

この機体をはじめとして、「ガンダムX」に登場する戦中製ガンダムはG○(対応する機種の英字)-9○00と型式番号が9000系列で纏められている。9600レオパルド、9800エアマスター、9900ガンダムエックスと続く(Gジェネ世界観のみジェネオリ創作機体である9700ベルフェゴールが加わる)のだが、9500以前の機体は創作・設定されていない。


関連タグ編集

機動新世紀ガンダムX

ロアビィ・ロイ

ガンダムレオパルドデストロイ:改良機


ガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチ(ガンダムビルドファイターズトライに登場する機体…なのだがパーツ等の共通点は薄くレオパルドのカスタム機というよりレオパルドのソックリさん)

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