概要
旧地球連邦軍が開発した、ガンダム専用の高機動大型支援戦闘機。各ガンダムの高速移動及び戦闘力の強化を主眼としており、MSの長距離移動(戦線の最前線への高速移送及び最前線から後方への高速撤収)を迅速に行う為、胴体下にMSを収容する為のスペースの有る独特な形状をしている。各ガンダムと合体する事で機動性や火力が強化され、爆発的な加速力と機動性、単機では実現できないレベルの攻撃力を獲得し、単機で一個艦隊以上の戦闘力を発揮するなど、戦闘力も大幅に向上する。
装甲材質もガンダムタイプと同じな他、高い機動性と高火力の武装により単独でも非常に優れた戦闘力を発揮する。
アニメ本編の機体は15年前の大戦後、スクラップ同然で宇宙に漂っていた試作機の一つを、反革命軍組織「サテリコン」が回収し、パーラ・シスの乗機とした物。
武装は左右翼端のエンジンポッドジェネレーターに直結し大出力の出る拡散ビーム砲、左右コンテナ前部のハッチを開けて発射する小型赤外線ホーミングミサイル(片側10個×2)、機首Aパーツの翼の回転軸に付いたバルカン砲である。
初登場時は、不慣れな宇宙戦のためにランスロー・ダーウェルのクラウダに撃破寸前に追い込まれたガロードのガンダムダブルエックスを内部の大型マニピュレーターを使って懸下(合体ではない)し、戦線離脱している。
劇中ではガンダムダブルエックスとの合体を披露したほか、キッドの改修が加わったガンダムエアマスターバースト、ガンダムレオパルドデストロイも機能の復活で合体可能となっている。
しかし、劇中ではエアマスターバーストは実際に合体することはなくコンピューター上で合体パターンが示されたのみ、レオパルドデストロイもテスト目的で展開状態での合体にとどまった。実際にはレオパルドデストロイにもGファルコンDXの戦闘機形態に似た重爆撃機形態が存在するのだが設定のみとなっている。
設定上はガンダムエックス・ガンダムエアマスター・ガンダムレオパルドとも合体が可能だが、カードゲーム「ガンダムウォー」などでイラストが存在するのみである(GXディバイダーの状態で合体できるのかは不明)。
外伝作品のUNDER THE MOONLIGHTではバルチャー艦ローザ・ローザが所有するGファルコンが登場。
ローザII世が操縦しガンダムエックスの回収に使用され、ガンダムエックスと連携して戦闘にも参加するが、ブラック・ホーネット隊との交戦により大破した。
先代であるローザ・インテンソが入手したとの事だが、出所は不明。(ジャミルとの親交のあるローザの為、フリーデンより流れたのではと推測されている)
Gファルコン・デルタ
漫画『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』に登場。
Gファルコンの試作機の一機。パイロットはキナ中尉。
Gファルコンと比較するとBパーツミサイルコンテナ部が無かったりAパーツ翼部も無かったりしている。
ライラック作戦阻止戦でジャミルのGXと共にベルティゴとパトゥーリアの攻撃を行ったがランスローのベルティゴにAパーツが破壊されてキナが死亡。
その後、コロニー落としの最中に大破し、地球へ落下していくジャミルのGXを助けるかのように漂流していたBパーツが駆け付け、大気圏突入モードになってジャミルとGXを救った。