概要
「機動新世紀ガンダムX」に登場するガンダムレオパルドをベースに、スガ・アキラが作り上げたガンプラ。
スガの戦闘スタイルに合わせた砲撃依りの多目的機として調整されている。
多彩な武装を内蔵していたガンダムレオパルドの武装をあえて外装式にする事で機体の性能を引き出しており、同時にオプション化した武装を状況に合わせて装備する汎用性を獲得。武装は脚部・肩部・バックパックに備えられたハードポイントに自由に装着する事ができ、これによって一対一から一対多、多対多まで多彩な状況に対応する事が可能となった。
主に一対一を想定した軽装形態と対多数戦を想定した重装形態の二種が設定されているが、それ以外にも装備を組み替えた派生形態を持つ。
なお、機体名の「ダ・ヴィンチ」は探究心と独創性の人と名高いレオナルド・ダ・ヴィンチに敬意を表してつけたとしているが、実際は単なるダジャレである。
デザインは石垣純哉による。
オリジナルのレオパルドとよく比較すると分かるように実は色は同じでも各部分は結構違っており、共用しているパーツはかなり少ない。
オリジナルにそのまま使えそうな部分といえばアンテナ除く頭部やリアスカート、脚部くらいである。
武装
ヘッドバルカン/ヘッドキャノン
頭部に装備された機関銃。
連射性に優れたヘッドバルカンと、威力に重点を置いたヘッドキャノンの二種が備えられている。
ビームライフル
アンダーバレルにビームショットガンを備えたガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチのメイン装備。
腕部ハードポイントを介して機体からエネルギー供給を受ける事が出来る。
ハイパービームガトリング
ガンダムレオパルドのインナーアームガトリングをベースにしたガトリング砲。
バックパックにアームを介して接続され、マニピュレータで保持しての使用も可能。その性質上、左右どちらの腕でも使用でき、バックパックに装備している状態ではバックパックその物を回転させる事で装備位置を適宜変更出来る。
ビームキャノン
主に重装状態で左右の肩部にマウントされるビーム砲。
ハードポイントを中心に砲塔が回転する為、広い射角を誇る。
ミサイルポッド
前後対象の形状を持つミサイルポッド。前後双方にミサイルが内蔵されており、片方を撃ち切った後ポッドを回転させてもう片方のミサイルを発射する事が出来る。
重装形態時には両脚部に装備されるが、軽装時には右肩に装備される。
ジャイアントガトリングガン
私立グラナダ学園のギラ・ドーガも使用していた大型ガトリング。
模型雑誌HOBBY・HOBBY掲載時に追加された装備であり、これを装備するにあたって機体カラーもガンダムレオパルドに準じた物から標準的なガンダムを思わせるトリコロールカラーに塗り替えられている。
ガンプラ
1/144スケールでHGBFより発売。
後にこのガンプラのフレーム関連がGM/GMやGBN-ガードフレーム、GBN-ベースガンダムへと流用されている。
ちなみに本家であるガンダムレオパルドは最新HGフォーマットでのキット化はされていないので、改造ガンプラのはずの本機が先行する形になった。腕に自信のあるモデラーは改造してレオパルドを作ってみるのもアリかも(設定上は逆だが…)?